グース350の話

グース350をネットで検索すると、遅いしオススメしないという意見が9割なので今日はグース350の話をします。
まず最初にグースはジレラサトゥルノのパクりだと言う話。
これを言う人間はサトゥルノもグースも何も解ってない、にわかマニアのお馬鹿さんですね。
そもそも両車が似ているのは当たり前です。
フレームワークはサトゥルノをデザインした萩原直起さんなのですから、似ていて当選です。
そして350は250のスケールアップだから剛性が低いと言う人
これもお馬鹿さんですね。
350先行で後発が250です。
それに高回転シングルで剛性高くし過ぎると高周波振動でフレーム折れますよ？
昔知り合いのショップで高回転型にフルチューンしたSR400はフレーム強化したら折れました。
フレームには逃がしが必要です。
グースのフレームは良く出来ていますよ？
350のオーバークオリティをスポイルさせたのが250だと思って頂ければ、分かりやすいですね。
そしてDR350のエンジンだと言う人。
惜しいですね。
ベースはDR350ですが、ヘッドは別物でカムブロフィール等は高回転寄りにリセッティングされてます。
フィンも大型化されて、放熱性に貢献してます。
ドライサンプエンジンながら、オイル容量を増やすオイルパンが設置されます。
車体構成はパイプフレームにアルミのエンジンハンガーにDR350のエンジンをチューンしたエンジンを搭載
倒立フォークに専用5本キャストホイール。
1350キロカロリーのアルミオイルクーラー。
物凄いセパハンにバックステップとやる気満々です。
軽い車体とシングルのトルクと相まって、コーナーは物凄く速いです。
直線性能は速くはないけど、遅くもないです。
むしろシングルとしては速い部類ですね。
レースで成績が出せなかった要因は、当時はチューンニングパーツが少なかった事が大きいでしょう。
フルチューンすれば50ps位までもっていけます。
私のグースは前にもちょくちょく書きましたが、ヨシムラステージ2コンプリートです。
最高速度は190前後で0-100キロ加速は92年RGV250γとタメでした。
テクさえあればコーナーはγより速いです。
そして燃費の良さも最高ですね。
リッター40近く走れます。
テクさえあればコーナーの神になれて、長距離ツーリングもこなせます。
こんな素敵マシン他に有りますか？
シングル好きでグースが気になるなら、一度は乗るべき車両。
それがグース350です。