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イイね!
2021年06月29日

MotoGP HONDA大丈夫か?

MotoGP HONDA大丈夫か? オランダ、アッセンでのGPが終わりGPは夏休みとなりました。


もしもマルクマルケスが復活の狼煙を上げるなら夏休みあけくらいかなぁ?と根拠もなく予想していたところ、前戦のドイツでの優勝はビックリしました。というのも、最近のMotoGPは予選直前のFP4のタイムとその出し方を見ると、だれが優勝争いをするかはだいたい想像がつきます。


ケガをする前、2019年のマルクマルケスといえば、FP4でのタイムが2位より0.5秒以上速く、それを十何周も続けたりして、土曜日の予選前にすでに日曜日の決勝でのマルケスの優勝を確信したものでした。


こんないい方は良くないですが、スタート直後の第一コーナーで誰かがマルケスを撃墜しない限りマルケスが優勝する確率は高い。2019シーズンは、第一コーナーでマルケスの無事を見届けたら、結果は確定でTVを消して床についたものでした。


その2019年と比較すると、ザクセンでのマルクマルケスのFP4のタイムは飛びぬけて速くはなかったので、得意のザクセンリンク、右肩の負担が少ない左回りでも、まだケガの影響があるなぁと思いました。なので決勝での彼の走りと優勝は、流石と思いました。


マルケスがマシンに対してコンプレインを発するのはあまり記憶が無いので、今シーズンの復帰当初、マシンがいまいちのようなコメントを見るたびに、マルケスはまだまだ体調万全ではなくリハビリ途上なんだなぁと思いました。ネットの書き込みでホンダのマシンはマルクマルケススペシャルとかいう発言がありますが、私はそうは思いませんでした。


マルクマルケスは2020年のスペインGPの決勝で転倒しケガを負ったわけですが、あのレースでマルクマルケスは、最終の左コーナーを曲がる際に”ずりっ”と一気にリアタイヤを滑らせて向きを変えていました。スピンターンのような走り方をしているだけでもすごいのに、トップレベルのタイムをたたき出すとは凄いなマルケス、と思うと同時にこんな走り方を20周以上続けられるのかね?と思いました。

そしたらあの転倒、ケガでした。


マルクはより速く走れるようにマシンにリクエストを出し、結果それは例えばペドロサには乗りこなせないようなマシンになってしまったが、それはいつの間にかマルクマルケス本人でさえも乗りこなすのが困難な車両になってしまっていたのではないか?


ホンダのマシンに関してはテストライダーのブラドルの能力を問うコメントを見ますが、私は彼に罪は無いと思います。数年前のナンバー誌に、ホンダのエンジニアだったか「マルケスはリアの車高が1cm変わっても気づかない、同じタイムで走ってしまうというようなコメントがありました。1cmはちょっと盛ってるかもしれないが、これがマルクの強みであり弱点かもしれません。マシンが改悪されても速く走ってしまう。マルケス以外のライダーは白旗を上げるがマルケスが速く走ってしまうので、ホンダはマルケスの言動を信じて間違った方向に進んでも気づかない。


原田哲也さんのYouTubeチャンネルで、かつてのライバル岡田忠之さんとの対談があります。下にリンクを貼りますが長いです。


前編

後編


この対談の中で両氏は”ホンダのマシンは丸太”という表現が出てきます。(笑)
※ 丸太発言は後編の8.20過ぎです。
つまり曲がらない。マルクのリクエストでその方向が極まってしまったのかと。
余談ですが、この丸太発言を聞いた際に、数年前に友人のCBR1000('97)に乗ったときのあの感触が丸太かな、と思いました。あれは私には普通に転がすのも難しい乗り物でした。


マルクが欠場した2020年シーズン、中上はマルケスの走りを参考に(真似して?)速く走れるようになりました的コメントを出していましたが、最終コーナーで無理くり”ずりっ”が参考になるのかね??と私は若干冷ややかな目でみていました。しかし中上は、彼のコメント通り一皮むけた速さを見せました。先日のオランダGPもそうでしたね。





しかし、問題はそのマルクマルケス走りをレースの最初から最後までできるのはマルクマルケスだけであって、予選と違って決勝レースでは他車と競いあいながら、時にはちょっと違うラインを走らなければならないときがあるが、その時にリズムを崩してしまうと立て直せない。先日のドイツGPはそんな風に見えました。


チャンピオンマシンに乗れるという希望を胸にKTMからHONDAに移籍してきたポルエスパルガロですが、プレシーズンテストの映像を観たとき、マルケスでさえ乗りこなせない曲がらないマシンに戸惑っている様が見え、つくづく可哀想な人だなと思いました。


夏休みでマルクマルケスのリハビリは進むでしょう。そうなると今まで乗りづらかったマシンをねじ伏せて速く走れるようになってしまうかも。もしマルクが速く走るとホンダのマシンの問題点がぼけてしまう。マルクマルケスはホンダにとっても強みであり弱点ですね。


これは果たして好循環なのか悪循環なのか???

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Posted at 2021/06/29 22:45:46

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この記事へのコメント

2021年6月30日 7:28
こんにちは。面白い記事をありがとうございます。
私はこのネタで3日3晩くらい飲み続けられますw。

今のホンダは確かに他のマシンより劣っているように見えますが、実際にはそこまで大きな差ではない、というのが私が考えていることですね。ポイントの一つは相変わらずコースレイアウトの適正によりV4向きのコースと直4向きのコースがあること、もう一つは2020, 2021と連続でミシュランがタイヤ構造を変えてきていることです。(2020はリア、2021はフロントが変わりました)これによってセッティングの変更や場合によってはフレームの変更が必要になってきていて、KTMはイタリアから、ホンダはドイツでNewフレームを投入しました。この辺の開発の早さは相変わらずホンダとKTMは早く、マルクも珍しく投入初戦の決勝で使ったくらいですから新しいフロントタイヤに方向性が合ってきているんだと思います。

前半戦は直4向きのコースが多かったですが、夏休み明けの後半戦はレッドブルリンク、シルバーストーン、アラゴンとV4向きのコースが続きます。フィリップアイランドやセパンもV4向きです。クアルタラーロが後半戦は厳しいと言っている理由がこれです。

実際のところ今のMotoGPは非常に僅差なので、今は上位へ行けていなくてもタイム差を見れば少しの改善で上へ行けるチャンスがあることになります。そんなわけで、私はホンダについては世間ほど悪い評価でもなく、むしろ後半戦からはマルクの復活・大逆襲が始まり、レッドブル、シルバーストーン、アラゴンでは中上も激走を見せるのではないかと思っています。ポルと中上は毎戦競り合うくらいにはなるでしょう。

各ライダーの乗り方とかメーカー毎の特性とかまだまだありますけど既に長大コメントなのでやめておきますw
コメントへの返答
2021年6月30日 19:56
私もこのネタで飲めます。(笑)

V4と直4のコースの相性にについてwebで色々ありますね。私はサーキット走行の経験がありませんので、そのホントのところは理解できていないかもしれませんが、一般道でF4と999Rを乗り比べて、こういうことかなぁ、なんて思いを巡らせるのも楽しいです。

後半戦の舞台は確かにV4勢が強い印象がありますね。フィリップアイランドとセパンなんぞ、ストレートだけで勝負あり感が・・・・。

確かに今のMotoGPは僅差ですね。FP3の結果を見ずにG+の放送を見ることが多いのですが、Q1出走メンバーを見て、えっ!?と思うことが多いです。

中上は昨年のレッドブルリンクの出来が特によかったので期待してます。

一緒にMotoGP観戦に出かける
友人がいるのですが、このような意見を交わすほどではないので、今回コメントをいただきうれしいです。

このコメントを頭に置いてみるMotoGPはより一層興味深く映ることでしょう。

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