久しぶりにオーディオネタ　ヘッドホンバランス化

1年ちょっと前にヘッドホンを新調しました。大枚はたきました。

ヘッドホン/イヤホン業界、イマドキの表現だと業界ではなくて界隈かな？には、バランス接続とアンバランス接続というものが存在します。

昔、はアンバランス接続しか存在しませんでしたが、2006年頃にバランス接続が登場したようです。

スピーカーは左右のユニットそれぞれに＋極と－極を接続するのに、なんでヘッドホン/イヤホンは－が共通だったんでしょう、謎です。

でも、－が共通なせいでLRチャンネルの音は若干混じるんですよね。
スピーカーは左右ともに＋/ーがあり完全独立ですが、右のスピーカーから出た音は左の耳にも届きます。となるとヘッドホンでLRチャンネルが若干混じるのは理にかなっているのか。

詳しいことはわかりませんが、ヘッドホン界隈を彷徨う流浪の民はこのバランス/アンバランス接続問題にぶつかるのです。

昨年購入したヘッドホンはお高いだけあって音の粒立ちがよく大満足の音を聴かせるのですが、特にロックを聴くときに感じるのですが、中央のボーカルに楽器の音が被るなぁと思っていました。そしてそれが時にノイジーに感じることもありました。

このヘッドホンを買う前はバランス接続だったので、そのノイジーな感じはバランス問題ではないのかと思っていましたのでさっさとケーブルを買えば良かったんですが、たかがケーブルされどケーブルで、それなりの性能の新品はまあまあいいお値段になるので、某オクで出ないかなーと思っていたところ、某カリで発見し購入しました。




どこが違うんじゃですが、このヘッドホンのメーカーFinal社がOPとして出しているケーブルなので、ケーブルの材質はヘッドホン付属のものと全く同じでアンプ側の接続端子のみが異なります。



付属の3極ピンを4極のプラグに改造すれば良かったのですが、いいお値段のケーブルなので、純正のセットはそのまま残したかったという考えです。

ちなみにヘッドホン側のプラグは特殊形状になっていて、このケーブルはFinal社のヘッドホンにしか接続できません。





早速接続して聞いてみると、先述のボーカルに楽器が被る現象が解消されました。
L/Rの音が混じらないので、音場が広がり、全て思っていた通りの結果。買ってよかった、大満足です。

ではアンバランスがダメかというと、ボーカルに被るようなミキシング（あるいはマスタリングか？）をしていない録音、もしくは楽曲なら、若干タイトな音場はスピード感があってアリ！と思う。

あくまでも好みの問題であって良し悪しではない、というところが楽しいので、夜な夜なケーブルとCDをとっかえひっかえ、、、酒もついつい進んじゃいます。