もかとちびのブログ一覧

神様は私の日ごろの生活態度を快く思っておられなかったのでしょう。私はこの戒めを心にとどめ、これからは世のため人のため、私が出来ることを出来る限りしていく所存でございます。


戒めその１

私はブダペストに自転車を持って車で出かけました。市内の移動は自転車でした。前のブログであげた鎖橋を撮った後、別の夜景を求めて移動をしたそのときです。車道と歩道の段差が大きい場所に出くわしました。とっさにハンドルを引き前輪を段差の上に載せました。が後輪を持ち上げるテクニックを私は持っていません。後輪を段差にヒット！転倒こそ逃れましたが、見るとタイヤがリムから外れてます。

この後私はホテルまで１時間ほど自転車を押しながらブダペストの道を歩きましたとさ。こんなことをブダペストでした日本人は私以外にはいないであろう。日本人初、いい響きだ。（笑）


戒めその２

さて翌日私はザルツブルグに帰るわけですが、そこはへそ曲がりな私、オーストリアとの国境付近にあるフェルトゥー湖（世界遺産）を目指しました。その河畔近くのエステルハージ宮殿を訪れた後それは起こりました。

ちなみにエステルハージ宮殿は、たいしたこと無かったです。



駐車場から出た後、車の左後輪から「バラバラッ」という音。タイヤパターンから小石が飛んでタイヤハウスに当たるあの音。特に気にせず走りますが、そのあとトランク付近から変な振動音。何かの接触か？と車を停めてトランク内の自転車を確認しますが問題なし。再度走り始めるとまた音が・・・再度路肩に寄せると私の後ろを走っていたお兄さんが私の前方をふさぐように停止し、私に対し何かゼスチャーで伝えています。

私は直感的に、「ヤバい！何か文句を言われている！このまま立ち止まっていたら金品強奪されるかもしれない」と思いました。私にゼスチャーで語りかけているお兄さんの風貌は「いい人」に見えましたが、私は彼を振り切って逃げました。彼は道の分岐路で私とは違う方向に進みました。ほっと一安心した私はしばらく走ったのち車を止めました。そしてその時ようやく気付きました。彼は私の車がパンクしていると言いたかったのだ！

このとき、ザルツブルグまで400ｋｍ（笑）



私のゴルフはスペアタイヤでは無くパンク修理キットが車載してありましたが、恥ずかしながら使い方がサッパリです。とりあえずシガーソケット電源で駆動するコンプレッサーでタイヤに空気を入れると・・・・復活。タイヤがすぐにしぼむ気配もありません。

この時私が想像したのは、これはエステルハージ宮殿の駐車場で仕込まれた「ワナ」だ。駐車場で空気を抜く。その後親切にパンクしていることを伝える。で、空気を入れたりスペアタイヤ交換を親切に手伝っているふりをして隙を見て金品強奪。

彼を振り切った私は賢い。

その後、30分ほど走って国境を超えオーストリアに入りアウトバーンのガスステーションでタイヤのエアをチェックすると、減っている。しかもエア漏れの音も聞こえます。本物のパンクブーブーだ。

ああ、神様ごめんなさい。あの兄ちゃんは本当はいい人でした。

ま、それはさておき、（さておくのかよ！）どうしたもんか？パンク修理材の使い方は解りません。ガスステーションの店員にも聞きましたが解らないと・・・・結局私の取った手段は、30分くらいはまともに走れるので、70-80ｋｍ毎に給油ならぬ給気をして帰る。
結果的にはこの作戦で帰ることができました。そして今日タイヤ交換してもらってめでたしめでたし、です。


おまけでひとつ発見がありました。
左リヤのタイヤの状態がチェック出来るよう、サイドミラーを調整したのですが、我がゴルフは左のミラー角度を調整しようとすると左だけでなく右も一緒に動きます。右は普通に右のみ動きます。

面白いけど不便極まりないです。