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私、昨日は仕事でした。本日は天気が良くありませんでしたが、何もしないでだらーっと休みが終わってまた月曜日では、精神的に参ってしまいます。

自宅からはちょっと遠いのですが、気になっていたABARTH595コンペティツィオーネ（180ps）を試乗しに行ってきました。

ABARTH500には5年前に一度試乗したことがあります。
アイドリング付近でクラッチを繋ぐとエンストするほど低速トルクが無く、しかしターボが効くとパワーがあるけどパワフルかな？、と言う程度の記憶しか残っていません。あまり好印象では無かったです。

で、595コンペはというと、5年前のそれと全く違う。1000rpmはトルクフルでは無いですが、少なくともエンストしちゃうことは無い。
今日の試乗は、私と営業さん2人の合計3人でしたが、60km/hくらい、1500rpmのクルージングをこなしてしまいます。
試乗コースには、結構な上り坂がありましたが、そこも2000ｒｐｍも回っていれば、ストレスなく登り、しかもアクセルを踏めば加速していきます。何と言うフレキシブルかつパワフルなエンジン。

もちろん180psのカタログスペックは伊達では無いパワーもあります。しかもスポーツモードでは無くノーマルモードで。　ただただスゴイ。

そのパワーを受け止める車体は、私でもわかるほど剛性が高い。この後１４７に乗ったら、柔いと思いました。
サスは硬めですが、突き上げは醜いと思うほどでは無いです。でも、普通の国産車から乗り換えると耐えられないかも。ホイールベースが短いせいか、ああ、これがピッチングと言うものね、と判る動きをしますが、面白い。

ただし、ハイパフォーマンスがゆえに、常に緊張を強いられるような感じがして、仕事で疲れた後には乗りたくないかも。


そのあとは、595の対極と言うべき新型FIAT500ラウンジに試乗。いいよ、これ。


ABARTHよりも100psも低いのだけれど、普通に走る分には全く不足なし。柔らかめのサス、軽いステアリングのせいか、ABARTHとは全く違った軽やかさ。
私は３ペダルMTフェチですが、FIAT500とデュアロジックはアリ！と思いました。
1-2、2-3にはまだ変速ショックを感じますが、かなり良くなってる。ラウンジのキャラでは無いと思いますが、パドルがあったらなおいいと思いました。
車体のしっかり感がさらに増した感じがしますが、そのせいか、ツインエアがちょっと雑だな、と思うこともありました。

ラウンジはサンルーフ付きでしたが、このゆるい感じにはサンルーフって必要な装備と感じました。ととなると、500Cも良いかも。

ABARTH595 vs FIAT500ラウンジ、これを比べるのはナンセンスと判っていても、いやー、どちらも良い。さらに、並行輸入で無ければ実現不可能ですが、ラウンジの装備で５MTだったら・・・、と思ってしまいました。


ABARTHは文句なしに痛快かつ、車としてもかなりの完成度の高さを感じました。ただし、完成度と言っても、世間一般的な方向性とは異なります。
あくまでも、「じゃじゃ馬、ここに極まれり」、です。
ABARTHは思った通り、万人受けなど眼中にないです。

一方FIAT500は、趣味性の高い車として完成度高し。


試乗を終えて１４７に乗ると・・・・・遅いんだけれど楽しい。
ゆるい車体は緊張感を強いられない。
TSエンジンは、3000rpmを超えたあたりから心地よいサウンドを発し、いい意味で古臭い乗り心地。


ABARTH595か、FIAT500か、ALFAMITOか、そのまま147か。
答えは出ません。