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冬ですから当然ですが、気温が低いとクルマやバイクの暖気の必要性をことさら感じます。

例えば我が147GTA
水温計が動いたら走り出すようにしていますが、暖気不足のエンジンの回り方は非常に重ったるいです。
アルファのMTフィールは、いわゆる”コクッ、コクッ”と言う小気味よいものではありませんが、冷えているときは”グシャ、グシャ”とそれはもうひどいもんです。
まさに寝起きのイタ娘は不機嫌です。

アグスタのほうは
750ccという、バイクとしてはまあ大排気量と言って差し支えない排気量なのに、冬場の走り始めはエンジンオイルの抵抗に負けちゃっているかのようで、重ったるいその印象は、俺のF4は250ccだっけ？と思わせるトルク感とパワー感の無さ。
イタ娘のご機嫌ナナメは、クルマもバイクも同じ。



しかし、それらは15～20分ほど走ると本来の状態となり、心地よいサウンドを発し、そしてその心地よさとは裏腹な猛烈なパワーを発揮します。
一台で美女と野獣を体現する、まさにイタ娘の本領発揮ということです。


さて、同じように最近私がハマっているヘッドホンも暖気が必要です。
暖気が必要なのはヘッドホンよりもアンプの方です。
電源を入れたばかりで聞くそのサウンドは、まあひどいもんです。
ボーカルは遠くて鼻づまり、CDダイレクトでもMP3の最高圧縮率64kbpsより酷いと思わせる音で、ヘッドホンとアンプに何十万円も掛けたことを後悔させるます。
しかし15分ほど鳴らして暖気させると、繊細かつパワフルなサウンドになり、先述のイタ娘同様です。
オーディオでは真空管アンプが暖気が必要なものとして知られていますが、トランジスタシステムでも暖気は必要と認識しました。



地球環境的に暖気はよろしくないですが、どうかお許しを。