もかとちびのブログ一覧

昨日の話になります。


シラクーサからタオルミーナへの移動途中にエトナ山に登ってきました。
ご覧のようにエトナ山は雪景色でしたが、最近は降っていなかったのでしょう。ロープウェイ乗り場まで車で行くことができました。


ゴンドラは往復28.5ユーロ・・・・28か30だろ！って細かさでした。

ここはスキー場でゴンドラ以外にもリフトがありましたが、スキーが出来るほど雪はありませんでした。



ゴンドラを降りて山登りしました。

振り返ると。



2時間ほど歩くと。
「ボルケーノ・危険」


何か、私の人相の方がよっぽど危険（笑）

そんな悪人相の私ですが、この看板に素直に従い、先に進むのを断念。
山頂とは反対のちょっとした頂に向かいました。
（後で気づいたのですが、皆さん構わずデンジャー・ゾーンに向かってました。）


すると・・・

おー、蒸気上げてます。


この火口の淵を歩こうかとふと見上げると・・・・湯気？



そして一か所、誰かが掘ったのか、それとも自然か、窪みがありました。



足湯（笑）　　　これ、かなり熱かったですよ。



自分の右手にはエトナ山山頂。



自分の左手には蒸気を上げる火口がありますが、全く音も無しにひたすら蒸気を上げています。

30分ほど呆けてから山を降りました。

今日はアグリジェントを後にし、シラクーサという町へ移動しました。

ナビの表示は約2時間。余裕です。余裕があるとついつい寄り道をしたくなるもの。どうせ最終的にはナビゲーションしてくれるという安心感から、適当にOFF COURSEすると、終いにはナビにラリーコースですか？というような道を走らされてしまいました。

その道は下の写真のような石垣がありました。この石垣はかなり広範囲の地域にあり、日本で言うと田んぼや畑のあぜ道のように境界線となっているようですが、よくもまあこれだけ石があったもんだと思うとともに、よくもまあ積んだものだ、と思いました。


見た目が遺跡のように見えます。


そんな寄り道、回り道を繰り返してようやくシラクーサに到着。
ホテルのチェックインを済ませると、半島状になっている港方面へ出かけました。


これはドゥオーモの広場です。観光客がまばらですが私は静かな方が好きです。



海沿いに出ると、ちょうど日没間近で、景色のコントラストが美しかったです。



そして日没



その後もマジックタイムの景色を堪能していると事件が・・・数少ない開店しているレストランに行ってみると・・・飲み物だけ、食事は出来ない！

えー！と周りを見渡すとPizzaの文字。Pizzaかあと選り好みをして、あちこち歩き回ってみたがレストランは開いていない。仕方無いと思って引き返すとそのPizza屋も閉店。（笑）

18時閉店早すぎ！

クリスマスも正月も働く日本人はエライ！


ようやくホテルの近くで開店中のカフェを発見し、美味くも無いPizzaとビールを20人ほどの黒人さん達に囲まれて頂きました。面白い光景だったので写真に撮りたかったのですが、もちろん止めておきました。


ホテルはこんなにお洒落なのに、実質お洒落じゃ無い。



明日こそシーフード！

メリー・クリスマス！　そして・・・

マヤ歴新年明けましておめでとうございます。


私はただいまイタリアはシチリア島におります。シチリア島は、ちょうどイタリア半島のつま先で蹴られている島でございます。何でシチリア？それは現実逃避行でございます。

12/23にミュンヘンからカターニアに降り立った私は、レンタカーに乗り、最初の目的地、アグリジェントに到着しました。アグリジェントは古代ローマ時代の遺跡があります。

能書きよりも写真をどうぞ。

神殿の谷を一望



ここから街の方を望むと



反対に海の方を望むと



コンコルディア神殿



ヘラクレス神殿



こんな古代の遺跡を見学するのは非常に感慨深いですが、それより何より、この景色の素晴らしさは何だ？

写真の空が異常に青いと思われるでしょうが、このまんまでした。


ちょっと残念だったのは、いたずら書きですね。




その後、こんなリストランテで「独り」早めのディナーを頂いた後は夜景を楽しみましたとさ。

飛行機の機内の免税品など絶対買わないと思っていたのですが、先日こんなものを買ってしまいました。

スイスアーミーナイフをモチーフにしたUSB電源アダプタです。

大きさは92ｘ20ｘ23ｍｍほどです。

左下の写真のように電源供給元のUSBプラグから

１．Mini USB
２．Micro USB
３．アップル社製品

に電源を供給できます。

一度に全てには接続できず、LIFETRONSのロゴの横にある白いスイッチで供給先を切り替えます。


裏側にはふたつ蓋があり、右下の写真のように一方は安定感が非常に悪いですが、スマートフォンなどのスタンドになっています。もう一方はただの入れ物で、取り扱い説明書ではSIMカード入れとのことでした。

ケーブルが短いこともあり、AC電源からの充電と言うよりは、ノートPCからの充電という用途があっていると思います。

本家のアーミーナイフもアクセサリーですが、これもそうですね。


追記

おっと忘れた38ユーロでした。

※　写真はヘルンブルンのクリスマスマーケットです。本文とは全く関係ありません。



12/15-12/19に日本に出張したのは、今関わっているプロジェクトの製品の成形を行うためでした。

実は先月金型にトラブルが発生し、日本に送り返して修理を行っていました。
本来のスケジュールでは本日オーストリアに金型が届く予定でした。

・・・・・が、しかし・・・・

金型のトラブル発生前に作った成形品は寸法全てがインスペックではありませんでした。
あともうちょっと、というところで金型にトラブルが発生してしまったのです。

あともうちょっとだった部分というのは、製品はプレパラートほどの大きさの板に1mmほどの円形凹が十数個並んでいるのですが、その底面の平面度要求が0.5ミクロンに対して2ミクロンありました。
しかし、既に私の頭の中ではパラメータの構想が出来上がっていましたので問題はありませんでした。


・・・・ところが、先週月曜日にカスタマーから・・・・

「年内に良品を確認出来ないと、幸せなクリスマスが迎えられない」　（爆）

金型の到着を待っているとクリスマスに間に合わないということで私が日本に出張したのでした。


先に挙げましたように、インスペックの製品を成形することには全く不安はありませんでした。
が、しかし、ひとつ重大な問題が・・・・

オーストリアの工場には共焦点顕微鏡がありますが、日本の工場には無い！
さぁて、どうやって0.5ミクロンを測定するのか？？
短い準備期間の中では機材の手配など間に合いません。

私が出した答えは・・・「目で見る」

板に蛍光灯などの明かりを映り込ませ、それを見ると歪みが見えます。
オーストリア同僚からは「正気か！？」という意見もありましたが、私は大まじめですよー。 V(^_^)


結論から申し上げますと、0.5ミクロン未満の平面度の製品が出来ました。

人間の目は素晴らしい。2ミクロンと0.5ミクロンが見分けられる。
まあ実のところ、映り込みの歪み具合は2ミクロンと0.5ミクロンでは激しく違ったんですけどね。