
前回「フォグランプを自分でLEDに交換できるのか?」ということで取付状況を車の下側から覗いて確認したのですが、後にWebで調べたときの情報と合わせて「もしかしたらハーネスやバルブ外すより、フォグランプユニット自体を外す方が簡単なのでは?」と思い至り再度の調査をしてみることに。前回は運転席側でしたので今回は助手席側を調べることにします。
そこで先ず手持ちの文明の利器であるファイーバースコープをホイールハウスカバーとバンパーの隙間から入れて、前回見えなかったフォグランプユニット反対側の取付状況を確認しました。ちなみにファイバースコープは自宅壁内調査用途で以前購入していたものです。

「おお!やはり上下ともネジが無い。反対側の上部のネジ1つ外せばいいぞ」ということでフォグランプユニットを外してみる事にします。今回は助手席側なのでスロープを使うのは危ないと思い(車輪が運転席から見えませんからね)、ジャッキアップしてバンパー下に潜り込みます。
きょうさんの情報を参考に4か所のネジ類を外します。写真ではもう外れちゃってますが、赤丸2か所がT20トルクスねじ(タッピング)、水色1か所がM10ボルト、緑色1か所がファスナー(クリップとかリベットとかとも言われる)です。これらを外すとカバーの動きに融通が利くので、きょうさんの例ほどがばっとめくらなくても点検穴に片腕を入れてやれば、他の穴や隙間から目的のネジの部分を覗き込む事が出来て作業可能です。

目的のネジが外れました。これもT20トルクスねじですので、カバーを外す時のT20ねじのと同じツールで外せます。あとでネジの写真をお見せしますがマイナスドライバーでも外せる構造のネジです。

このネジを外すのにはこのツールを使いました。ネジの頭頂付近は板金が近くにありスペースがあまり無いので、もし同じことをされるのなら同様なツールをご準備下さい。

見事?に外れました。ユニットが外れるとこのレンズ部分の穴からも手を入れられるので作業がしやすくなります。そして下からでは見えなかったハーネスを外すためのロックも見えます。このロック構造を知らないで下から手探りでは上手く外れなくて当たり前ですね。C3のユーザーマニュアルでは下から手を入れてまずこれを外せと書いてあるけど無理言ってるよな(笑)

ちなみにユニットのネジが止まってなかった部分はこんなコの字型の部分で押さえられていただけだったのです。

ハーネスを外したらユニットを下の穴から引きずり出します。ネジはこの写真の位置にしか無かった訳です。この状態ですとPSX24Wバルブを外すのも簡単です。バルブを止めている爪が欠けたとかの情報をよくWeb上で見かけましたが、手探りで力任せにやれば無理もない気がします。もし下から手探りでバルブ外そうとしてトラブルにあったら、先にユニットを取り外す事をお勧めします。

そしてユニットの寸法を測定します。LEDバルブに変更する際に気になるのがヒートシンクとユニットの光軸調整機構との干渉具合。およそΦ35mmあたりまでのヒートシンクならギリで付きそうと分かりました。Φ40だと当たっちゃいますね。但し例外はあって、
モデル信玄または同形状のLEDバルブではΦ50ですがヒートシンクの切り欠きがちょうど光軸調整機構をよける形になるらしく付くそうですね(多少加工は必要かもしれませんが)。

ユニットの光軸調整機構の後方への出っ張りは30mm弱。運転席側でもこれよりさらに15mm程度は後方に隙間がありそうなので、取付面から40mm程度までの長さのヒートシンクであれば付きそうです。

取付面からレンズ内側までの寸法を計ると約55mm。中でLEDバルブがぶつかったとの書き込みはWeb上では見かけませんでしたが、一応念のため。

反射鏡底面からレンズ内側までは約45mmでしょうか。これも念のため。

ユニットごと交換されている方もいらっしゃるのでユニット取付部からレンズ部までの寸法も参考として載せておきます。ちなみに取付ネジ間隔は上下が50mmで左右が100mmです。取付ネジ間隔は違う車両メーカー間でも結構共通化されている様ですね。
今回はこのまま元の状態に戻しましたが、これでフォグランプLED化の予行練習が出来ました(笑)引き続きWebを眺めながらどれが付きそうでどれが良さそうかゆっくり楽しむことにします。今のバルブが切れてしまっている訳では無いですからね。
Posted at 2021/02/14 20:23:52 | |
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