久々に群馬県太田市に立ち寄る機会がありまして、和洋菓子のお店である新虎(しんとら)さんのスバルサブレを買ってきました。個装袋には「SUBARUサブレー」と書いてあるのでスバルサブレーとも言われてたりします(どっち?)。
スバルサブレで最近懸念しているのは、スバル正門近くの伊勢屋さんが平成になってから販売している六連星サブレをスバルサブレと勘違いしている人が増えている事です。下の写真は食べログからの拾い物です(今回伊勢屋には行かなかったので)。
この事を新虎で対応してくれた女将さんに言ったところ「あ、そうなんですか?」と他人事の様で(笑)「ウチは富士重工さん(当時)から依頼されて作り始めたんですよね」と女将さんがおっしゃる様に、新虎が昭和の昔、どれくらいかはよく分かりませんが、女将さんによればスバル360があった頃から作っているらしいです。
因みに伊勢屋はスバル最中を昔から作ってます。今はインプレッサの形になってますが、私はレオーネの頃を知ってます。一方のスバルサブレはどの車か分からない(笑)。これが逆に長い間同じ形でも違和感が無い利点になってます。スバルサブレも個装袋の図柄をレオーネにしてた頃がありましたが、レガシィが出た頃から止めて今の様なデザインに変えました。賢明な判断だったと思います。こっちがスバルサブレです。
伊勢屋の店舗は昔は古い日本家屋的な感じでしたが、いつの間にか立て替えて綺麗になってます。一方の新虎は昔のままなので、なんか応援したくなってしまいます。スバルサブレは六連星サブレよりおいしいので、太田もしくは北関東へ行かれた際は是非新虎へお立ち寄り下さい。駐車場はお店向かい側の共同駐車スペースにいくつかあります。「新虎」と看板が出ているスペースに停めましょう。
実はこの太田近辺にはもう一つ、お勧めのサブレがあった(過去形)のです。それは栃木県足利市の虎谷さん(羊羹の虎屋ではありません)で販売されていた
ミートサブレです。
書家で詩人の相田みつおが無名時代に足利の菓子店の包装紙デザインの仕事をしていましたが、虎谷はその一つでミートサブレの命名(ミートは英語のMeet、めぐり逢いの意)も相田みつおによるものです。虎谷のお菓子には「虎谷店主」の名で相田みつおの書によるカードが入っているのも粋でした。ミートサブレ自体はちょっと固めではあるのですが、六連星サブレよりおいしかったです。
スバルサブレと並んで好きだったミートサブレなのですが、残念ながら2016年4月に虎谷が全店閉店したのを機会に無くなってしまいました。その後、商品の「巨石せんべい」だけでも残してほしいとの地元の要望を受け、藤本本店だけ再オープンして現在に至っています。個人的にはミートサブレを残してほしかったのですが、もうあれから5年も経ったのですね。あぁ、ミートサブレが食べたい・・・。
Posted at 2021/11/20 18:05:54 | |
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