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ふと我に返ると千葉県銚子市に来ていました。
途中の道のりがとても快調で窓から入ってくる風も心地良くてこんな距離を走っていたのを忘れていました。


銚子市は千葉県のマスコットキャラクター『チーバくん』の耳の先の辺り、海に囲まれている形状で遠くには強い海風を利用した巨大な風力発電器がたくさん設置してあるのが見えます。

低めの建物が並ぶ通りに漂う潮の香り、埼玉県には無い街中の雰囲気が新鮮です
(^-^)

そんな銚子漁港近くの商店街を走っていたら路肩に停めてあったトラックに目を奪われました。


トヨエース！？
なんだあの塗装は！？
もしかして現役なのか！？


いてもたってもいられずこのトラックに近づきました。
ちょうど店内から出てきた年輩の男性に声をかけました。

『このトラックすごいですね！！』

「え？こんなのただのボロだよ〜」

『いやいや！この年式が残っているのが素晴らしいのですよ！』

「そうみたいだねぇ、みんなそう言うんだよ〜最近若い人が見せてくれって来るんだよ〜」

…やはりこのトラックに喰いつくのは私だけでは無いようです。

銚子市で船舶に使う道具や塗料等を扱うお店を営むこちらのご主人、突然現れた変な奴にも快く話を聞かせてくれました。

なんでもつい先日天井が錆びて穴が開き雨漏れするようになったのをシールパッキン的な物で処置したそう、昭和５０年に購入してから今日まで４０数年間漁港で働き続けた為各部は錆びだらけ、ボディに直接船舶用の錆止め塗料を塗って豪快に補修してあるのも素敵です。エンジンは年式の割には快調で隙間から覗くと社外品と思われる青いプラグコードが見えました、下廻りは度々塗り重ねられたであろう黒い塗料が層になっていてこのトヨエースが走ってきた歴史を感じます。

今日も変わらず納品に使うそうです、鉄骨など重い物も載せるそうで木製の荷台も傷んでしまいそれを何度も補修して使い続ける…

このご主人はきっと旧車に乗っているなんて感覚は持っていないでしょう、ずっと同じ物を使い続けているだけ。

ですがご主人の長年のこの行為がとある商店主ととある変態マニアを引き合わせるきっかけになったのだと思うとなんだか不思議。

結局３０分近くお仕事の邪魔をしてしまいました、別れ際に冷蔵庫からお茶をいただきました。今日は本当に銚子市に来て良かったです、同い年のトヨエースがこんなにがんばっているのですから私も錆びだらけになっても働こう
( ^ω^ )

近いうちに某旧車専門誌がこちらのご主人とトヨエースを取材しに来るに違いない
(￣▽￣)


潮風を４０年以上浴びても走り続けられる頑丈さを持ったトヨタトヨエース、このトラックの現行型の運転手である事を私は誇りに思います。

エイプのＬＥＤテールランプの光量増大作戦を進めています、ホームセンターの店内を隅々まで見て回ったのですがなかなか都合の良い材料が見つかりません。

そうなると現時点で頼りになるのはアルミテープのみ、ランプハウジングの他にテールレンズ上部の裏側に貼り付け下方向への反射を強めてみました。

下方向なので後方への光量は変わりませんがナンバープレートを照らす光が明るくなりました。

ちょっとした事でそれなりの効果が出て楽しいです、もっと思案して全体的な光量増大を果たしたいです。