2016年9月17日(土)、18日(日)
ClariS 1st HALL CONCERT
in パシフィコ横浜国立大ホール
~星に願いを...月に祈りを...~
2日目「月に祈りを...」ver.へ遊びに行って来ました♪
私が「ClariS」に行くって、別に驚かれないでしょう。ここ数年のアニソン業界は彼女達が居なければ、もしかしたら大きく変わっていたかも知れないのですから。。
極論「君の名は。」がここまで支持されていなかったかも知れないのですから。。
また変なコト言ってるでしょ?あくまでも「極論」ですよw
ClariSがkz(livetune)プロデュースによる『irony』でメジャーデビューしたのが2010年10月、そして2ndシングル『コネクト』は作品と共にアニメ業界、そしてアニソン業界に大きな衝撃を与えてくれました。
当時メンバーのアリスとクララは北海道の中学生。小1の時に音楽スクールで出会ってから後、ネット上で活躍しているところに目を付けられ、アニメ音楽情報誌「リスアニ!」創刊の目玉としてvol.1、vol.2それぞれにkz(livetune)プロデュースによるCDが付属され、「アリス☆クララ」としてプレ・デビューしました。
当時のイラストはEGOISTでお馴染みのredjuiceさんでした。
この「アリス☆クララ」の成功が無ければ「リスアニ!」そして「M-ON!」は今のようにアニメ音楽をひとつの文化として取り上げ正面から向き合い、世の中に広めていくような方向性を修正していたでしょう。
そして、同様な道を歩む藍井エイル、綾野ましろというアーティストは出てこなかったかも知れません。
そうなると、アニメ業界、アニソン業界は今のような発展をせず、「RADWIMPS」とアニメが結びつく事も無かったかも知れません。。
何度も言いますが、あくまでも「極論」です。
その後も様々な作品に関わるClariSですが、学業優先の為一切顔出し無し、メディアに登場することもありませんでした。その徹底ぶりはクラスメイトどころか家族にさえも知らせていなかったほど。
私達が目にするClariSは、各作品の原作者やイラストレーター、作画監督などがそれぞれ描いた彼女達であり、それがまた魅力となり、神秘的な存在としてきたのです。歌ももちろん良く、分かりやすくカラオケで歌いやすいのも支持される要因かも知れません。
高校に進学し、順調に来ていましたが2014年6月、アリスが卒業しました。
10枚目を記念するシングル『STEP』をもって、アリスは次のステップに進んだのです。
悩んだ末、自分の道を選択したのですから仕方ありません。これはあくまでも「解散」ではなく「卒業」です。その後ひとりになったクララの練習相手をしていた同音楽スクールのカレンが加入、2014年11月、リスアニ!vol.19 付録音楽CD「Clear Sky」で再び始動したのです。最初のデビューと同じ道で・・・
11thシングル『border』からはクララ、カレンによる新生「ClariS」となり、イラストは高野音彦氏が手掛けるようになりました。私はかなり好きな画風です。
そして遂に、モーキャプの3DCGで動くようになってしまいましたが、さて・・・
新生ClariSとなって、ライブ活動をするようになりました。最初はスクリーンを張って影だったりしましたが、ワンマンライブでは遂に顔の上側を覆った衣装でステージに登場。これまで「ClariS」は本当に存在するのか?実は大人じゃないのか?等と都市伝説のような意見も出ていましたが、イメージ通り元気な女の子、しかも美人であると・・・
私が初めてClariSのライブを見たのは2015年1月の「
リスアニ!LIVE5」でした。当時のブログにしっかりと「ライブが気になる」と書いていましたね。つまりチャンスがあれば行きたいという事。
今や2.5Dでも3.5Dでも、素性が知れなくたって良い物はしっかりと前向きに受け入れるワタシです。今回運よくチケットが入手できたので行くこととなりました。
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~星に願いを...月に祈りを...~
1日目が「星に願いを...」ver. 2日目が「月に祈りを...」ver.という事で若干ですが内容を変えてきております。1日目は仕事で参戦出来ませんでした。
星、月と言えばカレン、クララそれぞれのイメージです。(ちなみにアリスは太陽)

実は「とある事情」で当日まで全く曲を聴いておらず、というか聴ける状況になく、これも行きの電車内でようやくまともに聴いた程度。。
まぁ、それでも今までアルバム含め何度も聴いてきましたので何とかなるだろうと。。
2日目ですし、ホールなのでゆっくり出て物販へ・・・
って完売!? もっと早く来れば・・・
と言うのもダメだったらしい。実はまさかの初日に完売、追加はされなかったとの事。。
いやいや、どう考えても2日間とも来る人ばかりじゃないし。。。しかも
事後通販を予定しているなら売れ残ってもイイじゃん?
ClariSの場合、ペンライトは基本ピンクとパステルグリーンの2本持ち。物販のペンライトも2種類(2色)用意されています。コレ、全体が光るのではなく中に入っているアクリル板に文字が刻印されており、板自体が光るもの。ファンならば絶対に両方買うでしょ。。
まぁ、ClariSちゃん達に責任は無いので・・・・・

会場内フロアでは「ClariS HAPPY PARK」という事で直筆メッセージが書かれたボードやこれまでのアーティストイラストボード、オリジナルグッズが獲得できるクレーンゲーム、過去のライブ衣装等が展示されておりました。
入口で手荷物検査をし、「カメラは持っていませんか?」なんて聞いておきながら「どんどん写真撮ってください」状態。遠慮してほとんど撮影しませんでしたが、いつも不思議に思う。

座席は2階でしたがパシフィコは見やすいですね。何故この会場が選ばれたのか、ステージを見て理解しました。
天井からステージ全面に張られた大きなシルクスクリーンに海の映像が流れていました。夜の海、波打ち際ですね。(もちろんアニメーション)
裏にうっすらとセットが見えたので、まさかこの状態で?
開演。MCではなく、ウサギの顔をしたストーリーテラー役が登場。これから絵本を開きファンタジーな世界が語られるようです。前説的に盛り上げ、退場と共に巨大なシルクスクリーンが外れました。
後面と側面に巨大なLEDディスプレイ、海の中が描かれています。
ClariS城に伝えられる人魚姫伝説が語られ始め、ClariSの2人がせり上がります。そこから歌が続き、途中でまた物語りが進行するというもの。
ClariSの2人は仮面を付けています。
ステージ上段のみならず、最前まで出てきたり、左右に開いたり、普通のライブと何ら変わらないパフォーマンスは想像以上でした。
特に2人のダンスというか振り付けはなかなかキレがあり激しく大きな動きであり3DCGで描かれた『clever』と全く同じ、全ての曲があんなふうに動きながら歌っているのです。
衣装も幅広く、ドレスのようなものから浴衣まで、驚いたのはこれだけ激しい動きなのにドレスの時はちゃんとハイヒールなのです。
終盤、人魚姫を助ける為に魔王と戦う場面なんてのもあったのですが、各色のライトセイバーで戦ったり、その時の光の演出、天井から吊るされた光の玉が動いて立体感を出したり、エンターテインメント性に富んだ演出は見応えありました。
これはパシフィコ級会場でないと出来ませんね。
客席の反応も普通のライブ同様ですが、年齢層が若いので音楽に乗り切れていないのが残念。かと言ってマナーが悪い訳でもなく、純粋に応援している感じは好感が持てました。
MCは挨拶程度でほとんどありませんでしたが、必要ないかも知れません。その為の演出、ストーリーテラーです。
<セットリスト>
01_コネクト
02_CLICK
03_STEP
04_Clear Sky
05_Reflect
06_irony
07_nexus
08_SECRET
09_コイノミ
10_Pastel
11_blossom
12_HANABI
13_Don’t cry
14_Pieces
15_ルミナス
16_Tik Tak
17_Gravity
18_アネモネ
19_ドライフラワー
20_カラフル
EN01_ナイショの話
EN02_clever
EN03_reunion
物語りの展開に合わせ、良く出来たセトリだと思います。1日目と若干違うようですが、それ以外の演出的違いは分かりません。
いきなり『コネクト』で心をワシづかみにされましたね。。
『ナイショの話』は1日目無かったようで、アンコール開けいきなり「1、2、1234!」と来たもんだから一気にテンションMAX!!
やっぱryoさんの曲はイイわ♪
『clever』はさすがにやるだろうと思っていましたが、2人だけでしっかり歌い切りました。ちなみにあの衣装でした。『コネクト』と同じ渡辺翔さんらしい曲ですね。どうも「見た目と真実は違うんだよ」的な展開がお好きなようでw
1日目はここまででしたが、本当のラストはこれまた1日目に封印していた曲。なるほど『reunion』はそれほど大切な曲なのですね。歌詞からしても納得。最後に相応しい。
2月10日、金曜日ですが武道館公演の発表がありました。
いやぁ、コレは楽しくて応援したくなっちゃいますよ。是非一度は行ってみてください。