タイヤとフェンダーの干渉をなくしたい
Gemballa Le-mans (ゲンバラ ル・マン)ホイールを装着後、タイヤのフェンダー干渉はほぼないと判断していたため、ラグーナ蒲郡で開催された「FROG JAM 2nd」への参加など、久し振りに履いた高級タイヤMICHELIN PilotSport4と合わせ快適な乗り心地を楽しんでおりました。
しかし、路面の段差やうねりでサスペンションがフルバンプしたときに発生した左側リアタイヤのフェンダー干渉痕が判別できるようになってきたため、ハセテックさんに対策について相談しました。
タイヤショルダー部 フェンダー干渉痕(左リアのみ)
以前のブログで「フェンダーのツメ折りをすれば....」と書きましたが
ハセテックさんによると993のリアフェンダーは「ツメ折り」できるような
構造ではないそうです。
そもそも干渉する部位の一部はリアバンパーのためボディ側の加工は断念しました。
フェンダー側のブラックマーク(バンパーまで達しているのがわかります)
したがって
ボディ側で対策できない代替としてホイールの加工=オフセット調整ということになり
フランジ面を5mmを目標に削ってもらうことにしました。

専門業者さんによる加工の結果、スライスは3mmが限界だったとのことで
オフセットはオリジナルの52mmから55mmに変化しました。
わずか3mmの調整でしたが
オフセット調整後の初遠出であった「クラシックポルシェ・パーティ」の
道中においてタイヤとフェンダーの干渉は一度も確認されませんでした。
タイヤが3mm内側に引っこみましたが、相変わらずツライチです。
これで解決です。ハセテックさん、有難うございました。
このホイールを衝動買いしなければこんな苦労はなかったのですが
いろいろと勉強させてもらいました。
◇
重いよ!ゲンバラ! タイヤ交換作業の秘密兵器
ゲンバラ・ホイールはハンパなく重いホイールです。
ハセテックさんによると、フライホイールの原理と同じで
重量を確保することによって
慣性による高い直進安定性を追及しているのだそうです。
RUF(ルーフ)のホイールが重いのも同じなんですね。
思えば、ゲンバラ・ホイールで高速道路をドライブしていると
快適だし何か安心感のようなものを感じていました。
しかし、ホイールが重いおかげでタイヤ交換時に
タイヤ&ホイールを持ち上げるのが地獄の苦しみなのです。
おまけにセンター部分にボリウムがあるデザインのため
ハブボルトの見通しが悪く5本のハブボルトにホイール側の
穴を合わせるのが至難の業で1回でセットできたためしはなく
何度もやり直しをしている間に精魂尽きてしまう状況でした。
それならば、タイヤ&ホイールを持ち上げてホールドしてくれるような
道具があればいいのにと考え、ネットで探していましたら
「タイヤリフター クルピタ丸」という製品が見つかったので購入し
早速交換作業に使ってみました。
「クルピタ丸」 右側のハンドルを回して高さ調整します 。タイヤが乗るバーの部分は回転します。
交換するホイールを「クルピタ丸」に載せて高さを調整し、そのまま押し込むだけです。
これでハブボルトの位置にホイールの穴に合わせるキツイ操作から解放されます。
使ってみて、平坦で地面の凹凸がない場所でないと使えないこと
位置調整にそこそこの手間がかかることがわかりましたが
重いタイヤを持ち上げる苦痛から解放されますし
位置決めがうまくいかずホイール側のハブ・フランジ部に
毎回傷を付けてしまうよりも百倍いいです。
SUVの巨大なタイヤの交換などには威力を発揮するツールだと思います。

すでにタイムアタックシーズンに突入してしまったので
しばらくはゲンバラ・ホイールを履きませんが、ツーリングシーズンになったら
「クルピタ丸」で993にゲンバラをセットし快適なドライブを楽しみたいと思います。
Posted at 2018/12/02 18:40:26 | |
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