
免許を取る前・・・というか最中だったかの盆休み、親子で「足並み揃えて」にっしゃん宅におじゃました時に「絶対一生に一度でいいから丸目トゥデイを買う」とのたまってしばらく、宣言通りに丸目トゥデイを購入しちゃったんですが(免許交付前に)、おそらくアラフォー世代以上のトゥデイを所有したことがない・・・古いホンダ車を最近まで所有したことがない(乗っていたのは新車当時かまだ第一線で活躍できた時代)・・・そもそもホンダ論外な方には分からないと思うのですがここまで泥沼に陥らせるメーカーもないかと。
買う前から「茨の生えた泥沼」と言われながら購入したのですが、部品がことごとくない。
GTロマンでは「部品を探すのが楽しいと思えるようになってきたら泥沼だね!!」と楽しく言ってましたがそんなものじゃない。
外装が国内欠品でもアコードやシビック軍団なら海外輸出されてる分最終手段は個人輸入となる。
エンジンOHも名機と誉れ高いB16・B18シリーズなら国内にいくらでもやってるショップはある。
っていうか、軽自動車の場合360ccの方が全国的に面倒を見てくれるショップがあるので維持するならそっちのほうが下手すりゃ環境がいい状況である。
トゥデイの場合国内でしか販売されてないので国内での製廃は事実上「全世界欠品」宣言をされるに等しいのである。
ホンダの広報が創業以来の信念うんたらかんたらの広告を出してますと言ってましたが、創業者の「うちで作った商品なら、それがこの世の最後の1台になるまでオーナーのために部品を作り続ける。」という信念は創業者本田宗一郎が没したと同時に忘れたようです。
おかげで正直部品を集めても集めても不安になるくらいには部品がない。
いっそのこと部品取りを買おうかと思うくらいにない←
自分で何でもかんでも手入れができるくらいに知識つけないと追いつかない。
Dラーに行って「部品を確認したいんですけど」といえば受付のおねぃさんに「トゥデイの部品ですね」と顔を覚えられ、それで調べてもらったら「・・・ご相談部品ですね」と言われて笑い飛ばすくらいの心意気を持たないとやっていけません。
クラシックカーなら常識となっているが、もはやこの年代でオーナー間のネットワークが重要となってくる世界なのである。しかし、初代がデビューしたのが1985年でいい加減30年が経ち「旧車」世界に片足突っ込んでます。
が、国内の旧車における認識はおそらく国内最大?国内唯一?クラシックカー協会であるJCCA(日本クラシックカー協会)がいつまでたっても「1975年規定」を更新しないので「ハチマル車」という新ジャンルが出来るレベルです。
脱線しますたw
話を戻し、トゥデイの部品状況であるが内外装部品に限れば「そのへんにまだ走ってるじゃんw」「新しいのから流用すれば?」という話であるが、機関系ならまだしも基本的にモデル別で専用設計のオンパレード状態なので不可能。
では先ほど旧車に片足突っ込んだと紹介した、ここ数年人気急上昇で
オークションではトゥデイなのに30万近くの値段で取引されるようになった高級車、極初期のJW1モデルを主軸にどう違うか解説しましょう。
あ、最初に言っときますが私自身調べたりしてますが、それでもいろんな人に教えてもらったりなんだりでも全容は把握していませんし、かと言って分かってること全部書くつもりもないので一部しか書きません。自分で調べて。
左:前期G 右:後期mポシェット
↑これを基準に考えます。
「新しいのから流用」で考えましょう。
前期G
88年実質フルモデルチェンジに近いビッグマイナーチェンジを施したJA1・JW2モデルを見てみます。
えぇ・・・この車、見た目こそ当時のホンダの流れを汲んで角目になっているくらいに見えますがエンジンならまだしもフロアの設計から違います。バブルですね。
乗用モデル追加によりフロアが変わり、ガソリンタンクの設計変更、並びに排管取り回し変更など多岐にわたります。外装なんか流用可能なのはFウィンドウ、ドア、ドアミラー、ハッチゲートレベルです。
内装に至ってはインパネは違うしフルトリムになってるわなんやかんやでシートとその他保安部品、それにオプション部品くらいしか流用できないレベル。
同じ550cc規格ですがエライ違いなのです。最近では丸目の顔をこの角目に移植するのが密かなブームみたいになっており、動かない丸目から移植するならまだしも、まだナンバー取得可能なモデルから部品を剥いでそれをやろうとするので本当にやめてほしい。
実際最近のマニアがこの角目を狙う理由はたいてい丸目コンバートという雰囲気です。某師匠と話してましたが不憫な子です。
「昭和のホンダミーティング」で参加してたら取り扱われないわ、紹介されたらされたで「660」と勘違いされる本当に不憫な子です。
まぁ、丸目コンバートなんですが、このトゥデイが新車の時にDラーで面白そうだったのと客の要望もあり実際に軽い気持ちでコンバートしようとしたらあまりにも小変更が多くて「面倒くさくてやってられない」と匙を投げたくなるレベルだそうです。
そして90年の660規格移行です。
前期ポシェットLimited
さすがに最廉価グレードの写真は載せませんよwww
JA2・JW3と言われるこのへんになるともうFウィンドウやドアと内装部品、その他オプションパーツくらい流用効きません。ハッチゲートなんか・・・おっとwこれ以上は自分で調べてww
同じ角目の550ならまだいくらか流用は効きますが、外装は規格が違います(謎
ちなみにこのモデルから四駆モデルが追加されてます。これもまたフロアが別設計でサスペンションは4独になっています。
最後。「そのへんにいっぱい走ってるじゃんw」
後期ハミング
恐らくハミング・PROシリーズのことである。初代トゥデイの形をした何かと私は呼んでいますが、それくらい違う。
そして唯一(まだ)手を出してない。
JA4(2代目)トゥデイが乗用専用設計になり、バンモデルだけ初代のそれを継続販売した(PRO)ために生まれたモデルで、今でこそボディ剛性が高いからと中古市場ではもてはやされる前期型であるが、当時は大ゴケしたためにおまけのはずのバンモデルの装備拡充版でハミングが追加されているのである。そのせいか販売面では継続販売のハミング・PROシリーズの方が売れたという笑えない状況になっていた。
外観こそ最終型の660(JA2・JW3)と見た目は同じだがドアは別物、エンジンマウントが後期になると違う。
ほらね?全然違うんだよ←
一応最後のハミング系が98年の規格変更まで生産されていたので若干部品は出てきますが、メーカー内流用や、他社部品流用を視野に入れておかないと維持できません。
部品取りの部品取りがいるという笑えない状態に容易に陥ります。
同じモデルの中でも年式が違うだけで部品が合わないなんてこともホンダらしくあるのでそれ相応の覚悟がいるんですよ。軽四のモータースポーツ誌ですら「玄人の車。素人はうかつに手を出さないほうがいい」とか言われだしちゃう車です。
うちのアパートが一部でトゥデイ博物館と言われ出すのはその辺が原因です/(^q^)\
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トゥデイ | 日記
Posted at
2013/06/17 18:17:15