前回の続き。
トラブル直後にお詫びクーポン3,000円が確認できたので(対応早いなー)翌日朝の予約を取りました。
銀座から歩いて遠かったので、今回は新橋から。
駅前のリクルートビルから小さな階段ですぐに潜れるので、この駐車場ホントに銀座駅から新橋駅までの地下全部なのね。
そして新橋といえば、
コレ見たかったんだー静岡新聞ビル。
円筒が見るからに丹下健三、山梨の山日文化会館ビルがこの1年前くらいに出来ていて、50年前に親父に連れられて見学に行った思い出があります。山日ビルの円筒には螺旋階段やトイレやエレベーターが収まっていて、デザインに興味を持ったキッカケかもしれない。ココも中に入りてー。
駐車場着、やっぱり新橋からが近かった、朝7時だけあって全車揃ってます。6台もあんのか。
今日はバッテリー大丈夫かなと恐る恐るクルマに近づくと…
船積みかよっ!
なんとか壁側の助手席からすり抜けて乗れたけれど、これがマツコや石ちゃんなら2日連続でスゴスゴ帰るところでしたよ。
キーを持っていればリモートで前に出す事も出来るらしいんだけれど、Anycaなのでキーは車の中。
幸いバッテリーは満タン、500km近く走れます。
前日乗れなかったクルマはVoyageという上から3番目のグレードだったけれど、この日はLoungeという上から2番目のグレード。
本革シートになってヒーター付きは嬉しいんだけれど、なんでVoyage合皮シートはヒーター選べないかね?健康な人基準なのがどうにも頂けません。
シートヒータースイッチを画面の階層から探し出して(面倒くさ)オン、ステアリングヒーターもあるらしいんだけれど見つからず。
ナビは地図タッチで行き先を指定、首都高京橋から乗って大黒PA目指します。
電気なのでトランスミッションの出っ張りがなく、左足が物凄く広くて楽。
外国車という気持ちで乗っているので右ウインカーが不自然(笑)、ウインカー先端が丸いので滑りやすく、シフトスイッチがすぐ下にあるので間違えそう(ていうか間違えました)
電気特有のキーンとかにゅ~んとかいう音がしません、静か、これはイイ。
取説読んだら、歩行者用に車外でエンジン音を出しているらしいね。
地図の拡大縮小が画面タッチ(画面一番左)なのが遠いし揺れるし危ない、ホントはどこかに物理スイッチがあるのかな?
信号で止まるたびに、地図が進行方向からノースアップに回転しちゃう、鬱陶しい。
ヘッドアップディスプレイが、私のシート位置(下げ目)だとウインドウに映りません、なぜこんな基本が出来てない?角度調整できるのかな。
京橋ランプから首都高へ、NORMALモードだとアクセルにリニアに反応してスムーズな加速、スピードを上げても電気音は増えずロードノイズも静かで、これに慣れてしまったらいつか自分もエンジン車に大きな違和感を覚えるようになるのかなという、
「何も起きない穏やか感」
SPORTモードにすると速くなります。とは言ってもリニアに速くなるだけで感性に訴えるところは一つもありません。あの血の気が引くようなテスラ感のカケラもなし。
もしかして加速の高揚感を意図的に抑えているのかってくらい。道具としてのクルマだったら事足りるので、ありそうだな。
このクルマ、高速では車線逸脱介入が結構な力でハンドルを修正します。
ご存知のとおり首都高はくねくね曲がっているので頻繁に介入するんだけれど、コーナー手前の直線で
「ドリフトでも始めんのかっ」
てくらいにいきなり介入、ビビったー。
逸脱介入のOFFが判らなかったので(スイッチ長押しでいいんだって)うざいけれどそのままでコーナリングの反応を体験。
ロールで外側荷重になる感覚がまるでなく、ステアした分だけ曲がっていくんだけれど常にハンドルに力を入れていないと曲がりません。
後輪駆動のはずなんだけどFFみたいな、BMWじゃなくアウディみたいな、切っただけ曲がる感。
私、このハンドルを切っただけ曲がっていくという感覚が実は好きじゃなくて、切っても曲がらない(曲がりすぎる)からどうやって曲げるかを考える余地とか、上手くいった時の気持ちよさがあるのにねえ。
このクルマをオーバーステアに持っていくのは相当難しいと想像します。
思い返すと、ホンダeもそんな感じだったけれどコレよりまだマシ。電気自動車の特性なのかクルマづくりの問題(新基準)か。
逸脱介入のもひとつ上に車線トレースがあるので使ってみると、自動で曲がってはいくんだけれどライン踏み放題、雑。これは危なくて使えないわ。
ワンタッチウインカーは3回、いい加減3回を国際法で禁止して5回にしてくれないかな短すぎ。
トンネルに入るとメーターとナビが少し暗くなるんだけれど、これがメリハリなく全体が薄暗くなるだけなのでよく見えないよ。
大黒PA着。
遠くから見ると地味なクルマだな。
ここからは車内探検。
インパネ右のスピーカーに見えるメッシュ、磁石でチケット等を挟んでおくコーナーらしく。
帰ってから気づいたけど真ん中のEVて書いてある黒いの、エンジンじゃなくてフランクの蓋でした。
インテリアはホンダeっぽい。eの方が良いけど。そしてドラレコがビルトインされているはずなのに、後付ドラレコ発見。
リアシートの前後スライドは電動、助手席脇のスイッチでも操作できる。手動リクライニングはすごい角度。
室内側のドア引き手はオレンジ色のバー全体なので、乗った後に探しちゃったよ。
サンシェードも有り。
リクライニング、オットマン付いてるけどココまでしか上がらないよ。
センターコンソールがスライドして楽々ウォークスルー、そんなに必要ないけど。
観音開きの巨大パノラマルーフ、昔の会議室のテレビを思い出す。
なんかそぐわないラジオ。
リアハッチを内側から開けるスリット、細い鍵の様な物で開けろって書いてあるけど、偶然持ってはいないよねー。トノカバー開ければいいから元々不要だけど。
荷室。トノカバーの取付位置は前後二段あって、リクライニング角度が大きいので必要なのかな。
クルマのバッテリーから電気を供給するV2Lアダプタ。これができるクルマは補助金も増えるみたい。
そうそう外観。
細かいところは凝っているんだけれど、このブラックだとよく判らないな。
堪能したので戻ります。
そういえばオービス警告してくれてるけれど、レーダー探知機標準装備なの?
時間があるので湾岸からC2を経由していたらラジオから不穏なニュースが…
「6号向島線がクルマ3台の事故で渋滞」
C2から6号経由で銀座に戻るんじゃなかったっけオレ?
地図を見ると、10:30返却予定で予想着10:07。大丈夫と思っていたらこのナビ渋滞情報が到着時刻に反映されていない。こんなのON-OFFする機能じゃないよね?
良くも悪くも渋滞追従ACCを使うことになり…
さすがは電気、発信も停止もエンジンと比べ物にならないくらいスムーズに前の車に着いていくわ。
ACCにすると車線トレースも自動で入るみたい。あまりスムーズなんでハンドルから手を離したら、警告出ました。
渋滞で完全停止、今がチャンスと貸出時間延長操作をしてみたけれど、
「後の予約があるので延長できません」
電話してみると、
「延長できない場合は超過料金2倍掛かります」
ちょっとガッカリ。
次の人の予約まで30分はあるので、それまでに着くことに専念。
無事、次の人が来る前に返却完了。
今思えば5号池袋線から遠回りすれば間に合ったのかも。
後で精算金額を見ると、ペナルティの超過料金以上になにか掛かってるな?
距離料金(87km)…
このクルマ、プレミアムクラスだから掛かるんだって。
でもグーグルマップだと100kmいってるのにね。そして今回のルートは300円クルーズコースですよ。
家に帰ってからGTに乗ると、気持ちのいいエンジンの鼓動と色々聞こえるガサツな騒音とでちょっと混乱。
あと、加速感ていうのは実際の加速とその時の音を聴き比べた時の差異から発生するんだなと改めて実感、そんなに回ってないのにグングン車速が伸びる時とか。
ほとんど音がしなかったIONIQ5だから余計に加速感を感じなかったのかも。
て事は、回転数と車速に比例しないエンジンサウンドを車内で合成できれば、錯覚で加速感がいくらでも変えられるんじゃないかな?
何にしても最近のバッテリーEVは大きすぎ、サイズ、ハンドリング含めフィアットの500eに期待してるんだけれど、入ってこないかなあ。