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p_okaのブログ一覧

2014年08月16日 イイね!

ありえない大どんでん返し!

ありえない大どんでん返し!最終ドライバーは、
ほんの3時間前にサーキット入りしたばかりの
こまがねん選手。
名前からもわかると思うが、
Flying Finnのように
闘志を内面にこっそり滾らせ
どんな走りでもさらりとこなす男だ。

その男に、
いけしリーダーの緻密な計算による
ラストバトル用燃料、
p_oka選手のユルい走りで得た
追加余剰燃料を
たんまり持たせる事ができた。

私のテキトーな計算によると、
10周以上の全開バトルが可能なはずだ。

そしてこれらすべてをドライバーに一任した
ゆず新監督による放任采配が今、ここで試される!



コースインしたこまがねん選手に最初に襲いかかるのは石井塾63号車、
10秒以上のラップ差で周回遅れにされていく。


この時点で、
こまがねん選手に闘志はまだ生まれていない(爆
だが闘志はなくとも現状のベストで走り続ける。

そして30分経過、
69号車、赤いアイツが迫って来るのが見えた。



63号車ほどの速度差はなかった為、
「燃料もあるしこれなら絶対ついていくよ」
ピットとしてはドライバーに任せる事にした。

当のこまがねん選手は、
この時の事を後にこう語っている。
「たぶん、うちのチームの方々は、
 掲示板で順位も知ってたでしょうし、
 どんな状況かわかっていたとは思います。
 でも、乗ってる自分の目標は
《完走する!》
 であったわけで、
 順位はあとで付いてくるって感じかなっ
 て思って走ってました。」

《順位はあとで付いてくる》

これはよく聞く言葉だが、
順位があとで付いてくるようなドライバーは、
間違いなく実力を持っている。
《完走する!》のレベルが、
他のドライバーとは初めから違うのだ。

しかもコメントに《!》を付けてきた。
これは間違いのない闘志のあらわれだ!

こまがねん選手の静かな闘志は、
無用なヒートアップを抑えるかのように
それとなく69号車に絡みつく。

しかし、
残り30分の時点で左前タイヤのアンダーが
さらに激しくなってきた様だ。
実際、チェッカー後のタイヤは
ベルトがむき出しになっている様に見えた。

それとほぼ同時刻、
2位以下を2周以上引き離して独走していた
63号車のペースが50秒代に落ち始めた。



「これはもしかして…届くのか!?」


気持ちいいんだか悪いんだか
さっぱりわからない感覚で、
《総合優勝》の4文字が背筋をなぞる。

ピットは完全に浮き足立って、
上向きの矢印を作り始めた。
「勝ったら矢印のおかげ、
 ガス欠なら
 こまがねん選手のマネジメント不足」
みんなの顔にそう書いてある(爆



そしてこの大変な状況の中、
ゆず新監督は放任主義を貫いて
ひとりコース上で
事の成り行きを見守っていた!



トップ63号車が110周を終えて72号車が109周で2位、
同一周回で続く69号車。
しかし63号車はペースダウンしたとは言え、
いまだ1周以上前を走っている。




110周、チェッカー4分前、
72号車が前!
しかもペースダウンしたトップ63号車をかわして、
ついに同一周回に持ち込んだ!




111周、チェッカー2分前、
72号車、前をキープ!!




112周、チェッカー時刻、
抜け出して来たのは69号車だ!
最終の立ち上がりを狙っていた69号車に
まんまとやられてしまった!!




いや、
まだチェッカーは振られていない。
トップ63号車がチェッカー時刻前に
コントロールラインを通過した為、
競技はまだ終わっていなかった。

もう1周ある!

そして、
その63号車が帰ってこない?
なんと63号車はシケインでガス欠ストップ、
ということは…
1位69号車、2位72号車での最終ラップ一騎打ち!!




バトルを制してホームストレートに
トップで帰ってきたクルマはーー!?



























72号車
チケットウインドウズレーシングAZ-1零号、

総合優勝ーーー!!!





69号車CoolHeadersカプチーノは、
最終ラップでガス欠ペースダウンしたものの、
総合2位チェッカー!!



オレたちおめでとー!!!



Posted at 2014/08/16 12:27:18 | コメント(11) | トラックバック(0) | 富士山3級 | クルマ
2014年08月15日 イイね!

勝てるクルマ

勝てるクルマこの日、
空は富士特有の大砲のような雷を鳴らし
レース関係者を一日中不安がらせていたが、
結局小雨程度のパラつきで収まり、
ありえないほど涼しい空気を
ドライバーとタービンに提供し続ける事となった。

そんな極小雨の中、
EXCELの改ざんにより
走行枠を30分減らすことに成功した
p_oka選手がスタートした。
改ざんにより変更された目標は、
若くないのでグローブに書き留めた。


雨はすぐに上がり、
路面は間違いのないドライコンディション。
ひんやりとした空気を得て、
零号はかつてないほどの絶好調を迎えていた。

去年はいくら我慢しても設定量に抑えられなかった燃料消費だが、
今年は減らさずに前に進んでいける。
回転数を500回転上げてみたが、まだ大丈夫だ。
その速度に乗ったままコカコーラの進入、
100Rを抜けヘアピンの入りまでで
どんなクルマでも抜けてしまう程、
タイヤグリップもついて来ている。

以下は上機嫌のp_oka選手が知る由もない情報だが、
総合トップで給油所に入ったいけし選手とはいえ、
さすがに給油のタイムロスは大きく、
p_oka選手のシートベルト調整にも手間取った為
一足先に給油を終えた63号車とともに総合順位を下げている。

一方同じ頃に給油を終えた69号車は、
その後アベレージを上げて零号の背後まで迫って来ていた。


燃料消費を設定量に持っていく為には
逆にペースアップが必要な状況のp_oka選手は、
3速を使ってとにかく前に出る事にした。
1周で10台を抜くくらいのペースで走り、
調子に乗り過ぎたら燃料残を確認、
ペースを調整する。

この繰り返しで順調にラップを重ねているその時、
真っ赤なカプチーノ、69号車がついに追いついて来た。

p_oka選手自身、
これがトップを争う3台のうちの1台だという情報は持っていなかったが、
どう見てもライバルだった。
置いて行かれるわけにはいかないと直感した。
だって、楽しそうに抜いていくんだから。


56周の時点で、
最後にトップ争いをする3台がおおよその位置を確保していたのだ。

同じペースのライバルがいると俄然楽しくなる。
しばらく69号車と遊んでいただいた。
1時間半まだかなーと思って走っていた時間が、
あっという間に過ぎていく。


その走りの中で、63号車にもライバルと知らずに出会っていた。
ものすごいブレーキングで1コーナーを差していく四角いカプチーノ、
おそらくこの時点からペースアップを仕掛けていて、
これが最大3ラップ近くのアドバンテージを
築かれるきっかけだったに違いない。
その時の感想は…
「アイツはきっと別のクラスだ!関わらない事にしよう」

定刻10分前、
63号車と69号車が給油に入り、
また零号が総合トップに立ってしまった。
ただし、給油済の63号車が45秒後に迫っているので
実際には向こうがかなり前にいる事になる。


そういえば定刻前にピットウォールでうちのクルーが盆踊り踊ってたけど、
コレの事か~。


そして定刻どおりのピットサイン。

計画よりも1.6リットル多く残した燃料を
最終こまがねん選手への手土産に
ピットイン。

さあ全部使い切れ!




Posted at 2014/08/15 23:09:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | 富士山3級 | クルマ
2014年08月15日 イイね!

想定外の快進撃

想定外の快進撃スタートドライバーはいけし選手、
作戦はいけし選手自身が立てているので
交代時間の少し前までは放っておく事にした(笑

しばらくすると、
遅れて来るはずのこまがねん選手が到着。
これで2時間走らずに済んだよオレー。


一方コース上に放りっぱなしのいけし選手、
モニターの周辺が騒がしい。
総合6位までが常時表示されるモニターに
どうやらウチが常時表示されているらしいぞ。

25周時点で、6位だ。



28周、5位に上げている。


そして後に最大のライバルとなるCoolHeaders69号車は
※新情報追記※
この時点で最初のドライバー交代を終え、28位に着けているのが見て取れる。


29周、4位。
69号車も同様にひとつあげて27位だ。



39周、3位。
69号車は一気に14位まで上げてきた。



40周、
この後終盤最強のトップを走り続ける事になる
石井塾63号車のペースダウン(ピットイン前調整?)をかわして、
2位。



そして42周、ついにやっちまった、
1位って書いてあるよー。



ここで、
こまがねん選手とp_oka選手が予想外の猛反発!

こ「あとのドライバーにどんだけプレッシャーかけてんだゴルァ」
P「オレが交代したアカツキには確実に1位の座から転げ落ちてやるっ」

全員が優勝の2文字にビビッているぞ!!


とにかく自分の責任を減らさないといけない。
姑息なp_oka選手がEXCELの数字を操作して
2時間走る予定だったところを
「こんなもんじゃないのか~?」と
1時間半に改ざんしたのを知る人は少なく、
当然、作戦を立てたいけし選手は走行中で知る由もない。


そうこうしているうちに、
いけし選手が総合トップのまま給油所に向かい、ドライバー交代に戻ってきた。

Posted at 2014/08/15 18:17:29 | コメント(6) | トラックバック(0) | 富士山3級 | クルマ
2014年08月15日 イイね!

スタート5分前

スタート5分前8月13日、
K4-GP富士500km当日。


われらがTWRは地の果て45番ピット、
マーボーの形をしたレーシングカーのチームと同居する。
あの扇風機付シャパラルと同じにおいがする、
初期のK4-GPを思い起こさせる超カッコいい車両だ。


一方TWRの今回の2台、
1台はいつものチャージカラー「零号」、
もう1台はSilkCutカラーに塗られた「波姫」、
耐久レースでチャージカラーとともに完走を目指したいという
オーナーの願いから提供された1台だと聞いている。


私の担当は零号、
現役競技ドライバーのいけし選手、こまがねん選手との3名体制。
規定の2回給油のための最小限のメンバーで、
え?
これってもしかして勝ちに行くのかい?ゆず総監督。
既に零号リーダーいけし選手が綿密なビクトリー計画を立てて来ていた。

出走順、
スタートは何かと大変なのでいけし選手、お願い~。
こまがねん選手の到着が遅れる事が判っていたので、当然アンカー。
私は比較的プレッシャーを受けにくい2番手に逃げ込んだ!
500kmという名前だが実際は5時間でチェッカーが振られる為、
最終給油リミットの4時間まで最大引っ張って
いけし2時間+p_oka2時間、
残りはこまがねん発散タイムで決定。

練習走行で走り出すと、去年より相当燃費がいい!
絶好の曇天と25度+程度の涼しさのせいなのか、
去年お願いしておいたスカイアクティブを組込む事に成功したのか(爆
しかし天気のせいならライバルも好燃費を出してきているハズだ。

一方ここで心配情報。
数日前にミッションケースの割れが発覚した零号、処置はしたが心配な事、
おかげで試走ができていない事が、
ドライバー兼メカニックのなお選手から伝えられている。

チームの真剣なドラミ中に、大会実行委員様の「◯げ」ちゃんが話しかけてきた。
の「Pちゃん、ユニコーンが後ろ向いてる」
P「えー!もしかしてこれ、ペナルティ??」


カネで解決してやったぜ(嘘
これは、杉山さんがドライバーを見守っててくれる様になんだよー。


燃料の総使用量は55L、
平均10km/L近い燃費で走る必要がある。
原則満タンスタート(AZの純正タンクは30Lでカウント)なので、
とにかく最初はどんな手を使ってでもタンクの縁までギリギリ入れておけ。
タンクの空気を追い出すために、今年は新しい方法でチャレンジ(秘
これが最後の最後に効いてくると信じて、
いつになくひたむきにチャレンジ。



13:00のスタートを前に、グリッドにクルマを並べ、
なお選手が車両外観を最終チェック。
でもドライバー以外は、ちょっとしたピクニック気分なんだよねー。


K4-GPはコース上でドライバーブリーフィングが行われる為、
第一ドライバーはピットに戻れずそのままスタートとなってしまう。
その緊張と灼熱(この日は涼しかったけど)の消耗は大きく、
ドライバーの要望に応えるため、冷たいドリンクと常温のドリンク、両方を差し入れる。


スタート5分前、
クルーがコース上から退去し、ここからはいよいよドライバーの時間だ。
Posted at 2014/08/15 16:19:35 | コメント(4) | トラックバック(0) | 富士山3級 | クルマ
2014年08月15日 イイね!

年に一度、AZ-1をドライブできる幸せ。

年に一度、AZ-1をドライブできる幸せ。チケットウインドウズレーシング(以下TWR)は
2000年8月に行われた最初のK4-GPから14年間、
AZ-1を走らせてきた広島のチームだ。

一方私はというと、
この初回から数年間はTWR以外の5つくらいのチームに厄介になり、
カプチーノをメインにキャラ(笑)、AZ-1をK4-GPでドライブさせていただいた。

はじめて24hが開催された2007年、
TWRのポルコ監督に私からお願いして走らせていただき、
それ以降はTWRのみで走っている。
ちなみに監督の口癖は「今年が最後」だ。そしてリベンジと称し、現在に至る(笑)

7月後半のある日、そのポルコ監督から連絡がきた。
ポ「今年のドライバー募集メール届いてますか?トラブルで届いてない事が今判って…」
P「来てないですよ。今年もやっぱりリベンジですか」

(今かよ・・・もちろん空けてあるけど)

そしてレース1週間前、監督不参加の連絡!?
なにかが起こる予感。

レース前日。
先行するメンバーが前泊宴会に集まってきた。
レースでいちばん重要なのは前泊宴会と祝勝会だ!



当日着も合わせ、福岡・大阪・岐阜・石川・和歌山・埼玉と広範囲から集まってくる。
ただし、広島のチームだが広島からの参加者はゼロ(爆)
レース車両、AZ-1零号と掛けてきたなーポルコ監督。

これをまとめるのが
セパンでのブルマ仮装を憶えているだろうか、
ゆず(でこ娘)新総監督だ。

たしかに、
ポルコ監督より頼りになるかもしれない(爆)
実際、ただぶらりとやってきた私と違って、
相当入念な準備をしてきている様だ。

選手に楽をさせる監督は、良い監督に違いない!


それにしてもこの霧、
スピードウェイの天気が心配だ。

Posted at 2014/08/15 11:09:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | 富士山3級 | クルマ

プロフィール

「@たま☆M@ster さん
先週と今週の入港は知っていたので見に行きたかったなあ。
30年に5回くらい会うクルマの知人が、多分そこから降りてきたハズ。」
何シテル?   05/05 20:50
ブログタイトルのわりに、 ここのところサーキット走ってません。 ていうか、アプリだとタイトル見えないですね。 2016/12からF34GranTurism...
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