
昨日の高野山での話。
金剛峯寺に行ったらたまたま全国伝統職人サミットなるイベントが開催されてました。
彫刻、建具、木工工芸、彩色などいろんな職人さんが来られてました。
かんな削り体験なんかもありました。
会場に入ると、彩色コーナーを見つけるなり一直線。
そのブースは顔料を使って寺院の天井画を手掛ける工房。
こんなの。
イメージとしてはこんなの。
10センチ四方の木の板があり、デザインはあらかじめされててそこに塗り絵。
「よかったら塗りませんか〜」
とおねえさん。
“あ〜あ 言っちゃったよ。猫にマタタビ状態になるじゃん。どうなっても知らないよ”
早々に塗り始めます。
同じデザインのお手本が何種類かあります。
普通の子はお手本通りに塗るみたいです。
ちなみに隣にいた小学一年生。
細かくていねいに塗ってます。
工房のおねえさんも暖かく見守ってます。
一方、我が子。
見本は完全無視。
自分の中に世界があるみたいです。
工房のおねえさんが塗り始めるなや否や、
「筆のタッチが上手。」
「色の組み合わせがいい。(レインボーカラーにしたみたいです)」
だの褒めます。
「そう?たしかにはみ出たりはしてないけど、
見本を無視してやりたい放題してるだけじゃん。」
おだてたらすぐに木に登るタイプ。
ひたすら塗ります。
20〜30分は微動だにせず集中。
僕に、
「すごい集中力ですね。すごいですよ。完成したら写真撮らせてくださいね。」
知らん知らん。タバコ吸いたいし、トイレも行きたかったのに軟禁されてます。
完成。
枠外にも雲、空、イチョウ、カエデも書き足し。
自分の作品に酔いしれる自己顕示性の高さ。
寝るまで手放さず。
一言も喋らず一心不乱に塗りつける姿に少し恐怖を覚えました。
おとなになったらこの勢いで爆弾とか作らないかな。一日20時間くらいネトゲにはまらないかな
ちなみに中部ミーティングでの塗り絵。

上がおととし。
下が今年。
さらにちなみに真ん中がこまっちゃん。
う~ん
なんなんでしょ。この感性。
やっぱり将来は爆弾作り?
Posted at 2016/10/31 19:56:09 | |
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