GP1・FIT2 ： ラジエーターファンの消費電流測定。

これはフィットハイブリッドではなくて、
ホンダ・エディックス（CBA-BE1）のラジエーターファン。

BE1のラジエーターファンは、ON/OFF制御しかありません。
（強弱制御が無い。K20AエンジンのBE3は強弱切り替えあったかも？）

冷房時の車輌左側ファンの消費電流。

7.5Aくらい。

開放型のクランプメーターなので、測定値の誤差は若干あります。

同じく冷房時の車輌右側ファンの消費電流。

8.4Aくらい。

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7.4+8.4=15.8

エンジン冷却水温度が上がったり、
エアコンで冷房中にファンが回り出すと常に
合計約16Aの電流が2つある冷却ファンで
消費されることになります。

（純ガソリン車の場合、電気はエンジンが駆動している
　オルタネーターで発電されているので、もちろん
　その為だけに多少のガソリンを消費します。『発電ロス』とも言われますね。）

以上を踏まえて、次は

GP1・フィットハイブリッドの測定。

先日測定した、強/弱に制御されている時の
ファン騒音測定結果はこちら。

>https://minkara.carview.co.jp/userid/526128/car/2865240/6942199/note.aspx

冷房時の車輌左側ファンの消費電流。

ファン回転：弱で、3.3Aくらい。

ファン回転：強で、7.4Aくらい。

同じく冷房時の車輌右側ファンの消費電流。

ファン回転：弱で、3.1Aくらい。

ファン回転：強で、8.5Aくらい。

ファン回転：強では
2つのファンがそれぞれ12V電源で駆動される（並列接続）ので、
　7.4+8.5=15.9

合計約16Aの電流が2つある冷却ファンで
消費されます。

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一方、ファン回転：弱では
2つのファンが直列接続されて12V電源にで駆動されているようなので、

　3.3+3.1=6.4
とはならずに、

3.1～3.3A（左右ファンの消費電流が違うのは、おそらく測定誤差です）
しか消費されていません。

「強」の時が約16Aでしたから、
「弱」で3.1～3.3Aくらいということは
5分の1しか電気を消費していない。

つまり、ファンの回転騒音も小さくて、
しかも節電・省エネでもあります。
（もちろん強よりも風量は少ないので、
　冷却能力は控えめになります。この時、
　電流が5分の1に減っても、冷却能力や風量は
　5分の1までは低下していないはずです。）

そして、電流が少ないのでファンモーターや
制御しているリレーへの負担も少なくなります。
（寿命が伸びるはず。）