青ＣＬのブログ一覧

珍しい青ヘッドのDOHC VTEC搭載車です。　今では懐かしいSiRというグレード名、実用性はしっかりキープしつつ、高回転ゾーンはまるでスポーツカーのような快感があります。　　ATしかないけど、ユーロＲみたいなキャラクター(笑)
ワゴンとしてのトータルの完成度はやはりレガシィの方が上でしょうが、ターボじゃない、高性能NAの独自のキャラクターがあるワゴンです。

走り好きが乗るクルマじゃありません。　スポーツグレードのRSはわかりませんが、少なくとも普通のグレードは走りがどうこういうレベルじゃありません。

脚はグニャグニャでハンドル切ったらボディがグラグラしながら曲がるし、CVTは反応鈍すぎて、アクセル踏んで数秒後に加速する感じ。　もちろん繊細なアクセルワークなんぞ全く受け付けません。

まぁただそういう事を重視する人はそもそも選ばないので仕方無いのかなぁ…。　私の場合は実家が乗り換えるので盗んできたという事情があります(笑)
ただの買い物の足といった、道具としての実用性は問題ありません。

ただのコンパクトカー…なのに、なんでこんなに元気に走って楽しいんでしょう。　　ハンドリングやアクセルのレスポンスがよくて、本当にイキイキしたクルマです。　この後DJデミオにも乗りましたが、走りの軽快感、楽しさはこのDEの方が上です。　　あ、DJはコンパクトカーとは思えない重厚感があってあれはあれで気に入ってましたが。　もちろん本気で攻めようとかしたらパワーも無い、ブレーキもショボいので無理がありますが( ･_･;)

楽しいか楽しくないか、と言われれば楽しいです。
大きく重くなっても、絶対的には軽い部類なので身のこなしの軽快感はさすがロードスター！という出来映え。

それ故にこのパワーはかえっていらないと感じました。
ズボラな運転も許容する余裕あるエンジンより、小排気量から回してパワーを絞り出すエンジンの方がライトウェイトスポーツには相応しいのではないか？と。

ひねくれ者の私は、２シーターFRオープンとして王道のロードスターより、遥かに軽いカプチーノや同じ２リッターなら世界最高のエンジンのS2000に魅力を感じてしまいました。

良くできた白米みたいなクルマです。　素材として良く出来ており、自分色に染めやすい、そういう楽しみ方があります。　　そのままだと、まぁまぁスポーティですが、ちょっともの足りないかも？？
でもクルマとしての基本が凄く良くできています。