
いい車といい時計というのはどこか相似形を描く部分があります。
時計も決して関心がない訳ではありませんが、私は自身の性癖は自分が一番理解しているつもりですので、もしこの世界にハマったら恐ろしいものを感じるので、過度に高級なものには手を出さずに敢えて遠くから眺める程度に留めております!?
時計のメカ的な事もさっぱり分からないのでいつもデザインを優先して選ぶようにはしているのですが、あまりゴツくて目立つものはNGで、重いものも手首が疲れるので買いません。
いくつか持っている時計の中でも一番気に入って20年近く相棒となっているものが写真のカルティエのタンクであります。この時計のデザインは文字通りタンク(戦車)の形状のモチーフだそうで、登場から80年近く同じデザインを守っています。
この時計、入学祝いとして親にリクエストして日本橋三越で購入したものですが、何故この時計かと言うと1978年放送のドラマ「白い巨塔」の中で故・田宮二郎さんが劇中で愛用していて、当時このドラマの再放送を観ていた私はこの控えめな品の良さに惹かれ、是非同じものをと探したのがこの時計でした。後にこの時計は田宮さんの私物であったことをテレビで知りましたが、今考えてみるとこれに惹かれる10代はかなり風変わりな若者だったのではと自分で思います!?
あまりブランドで物を選ぶ事は好まないのですが、デザインが気に入って買ったものがたまたまカルティエだったという感じで、10年ほど前に自分へのプレゼントとして購入したのもカルティエのタンクフランセーズでした。こちらは目下銀座のカルティエに中の機械交換で長期入院中ですが、ここの修理はいつも期間が長いので気長に待って忘れた頃に完成するというパターンがお約束のようです。
そろそろ革ベルトの交換時期なのですが、次回は少し色を変えてみようかと考えています。色を変える事でイメージチェンジ出来る所は革ベルト時計の楽しみのひとつです。
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2010/01/27 14:38:38