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イイね!
2011年05月05日

至高のV12

至高のV12 車にとってエンジンの存在って何だろう?と考えてみました。

極論すればフェラーリのようにエンジンが主役の車もあれば、レクサスLSのようにエンジンは黒子に徹する車も存在する訳で、その車のキャラクターを決める極めて重要な要素がエンジンという事は当たり前の事なのでしょう。

そんな中で個人的にベストなエンジンを考えた時に真っ先に浮かぶものは、BMWのストレート6とフェラーリのV8、そしてこのジャガーのV12ではないかと思うのです。このV12、私が20年くらい前「大きなエンジン=速い」と短絡的発想しか持たない頃に乗った時には正直理解不能でありました。時はバブルの頃で、どちらかと言えばフィーリングよりも絶対的な速さが優先される時代ではありましたが、どことなく儚げな印象が頼りなく感じた事は事実であります。
しかし2011年の今、改めて乗って見ると未だ嘗てこのV12以上に気持ちの良いエンジンは他に存在しないのではと思われるほどのフィーリングを持っています。

この繊細でありながら湧き出てくるようなパワー感を知ってしまうと、車にとって絶対的な速さを追求する事がいかに意味を持たないかを痛感してしまう程の乗り味で、それでいてところどころでエンジンが自らの存在を主張するエゴイスティックな一面も見え隠れする奥の深さが楽しめます。

外観的にも実に複雑な造作に感じますが、これはまさに発動機というよりもパイプオルガンのような存在で、このV12を奏でるドライバーはフルオーケストラを自由自在に指揮する快感を味わう事が可能です。そんな訳で私的に「良いエンジン」とは、時速40km/hでの走行に於いてもそのキャラクターを感じる事が出来るもので、追い越し車線を卒業した今は現行車種で魅力的に感じる車が少ないのも事実であります。

以前聞いた話ですが、某大メーカーの国内専用のサルーンは信号ダッシュの速さが一番大切だそうです。新型になって発進加速が少しでも遅いと「前に出ないじゃないか!」と中高年ユーザーからのクレームの嵐が寄せられるようです。その結果、メーカーとしては不本意ながらも信号ダッシュに重点を置いた車を作るようですが、何だか本末転倒な印象が拭えない感があります…
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Posted at 2011/05/05 17:45:04

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この記事へのコメント

2011年5月5日 18:29
そうなんですよね。
気持ちのイイエンジンも、スポーツ系とセダン系の気持ちよさは違うと思いますが、
スポーツ系に関しては、人の数だけ気持ちよさがあるので「コレ!」って言いづらいですが、
セダン系に関しては、同じ意見の人も多いのではないかと思います。

Sr.Ⅲの12気筒、最初に乗った時は感動しました。
コメントへの返答
2011年5月5日 20:10
スポーツ系のものに関しては非常に難しい部分がありますね。フェラーリのあの感じも良いですし、ポルシェの水平対抗もイイですし、良し悪しでは無くどれが好きかは信仰告白みたいなものがあると思います。

ただサルーンに関しては、コレに乗ってしまうと中途半端にスポーティーに振ったものがガキに見えてしまう程に洗練されていますね。
2011年5月5日 19:59
うーん。さすが同じ団塊ジュニア世代ということで、また共感しました。私も大排気量の車にのるのですが、実は最近はそんなに飛ばすことは少なく、昔風に言う「流す」っていうのでしょうか、クルージングっていうのでしょうか、そんな乗り方になりました。音楽とかも、昔は、新しいバンドとか出てくると、率先して新しいのを聞いていたのですが、最近は、同じモノばかり、、、良い意味で落ち着いたのか、新しいモノや事象を拒否しているのか、自分でも分からなくなる時もあります(^^)でも、最近、想うのは、Co2排出量の多いクルマって、エコではないのですが、「キモチイイ」のですよねー。このV12は、体験したことはないのですが、これから先は当分、出てこないのでしょうね。時代の流れで。。。まあ、あれでしょうか、あのバンド風に言うと、「俺たちの時代を~忘れないで~♪」って、感じでしょうか。。。まだ若いつもりいるのですが。。。
コメントへの返答
2011年5月5日 20:23
ありがとうございます。

例えばロールスロイスやベントレーでもそうですが、20年前に比べれば生産コストや手間が簡略化されているのは仕方ない部分だと思うのですが、やはりスペック以上に人間の感性の領域で感じるところにおいてディムラーダブルシックスを超える車には未だにお目にかかっていません。

新しい車でも「これは!」と思える車に出会ったのはフェラーリ458イタリアやアストンマーチン・ラピードあたりですが、他は10台乗って3台が当たりという気がしないでもありません。

先日乗った「テスラ・ロードスター」という車、電気自動車でありながら恐ろしく速い車でありましたが、やはり楽しさという点では内燃機関に軍配が上がると思います。その辺が今後の課題とは思うのですが…

特に若い人の車離れを見ていると、本物の車は「俺たちの時代を忘れないで~」というノスタルジックな存在になるのも無理はないようにも思います…
2011年5月5日 20:46
ご自身の環境が許すのなら所有する事を強くお勧めします。
色々な車を経験なされた大熊猫さんだからこそコイツの本質をすぐに見抜く事ができるのだとは思いますが、2週間程普段使いしてやっと知る事が出来るコイツの短所を乗り越えられるかが問題の様な気がします。
所謂「アガリ」の車なので経験として所有となるのか、「アガリ」となるのか難しい選択だと思います。
実用は他車種でまかなってDD6は夏以外に数日乗るだけで自動車スゴロクの「アガリ」を満喫できるのではないでしょうか(笑)
私もバンキッシュ以来興味をそそられる車が御座いませんw
コメントへの返答
2011年5月6日 8:04
とりあえず今のところ「コレ1台」という選択ではないので、先日のワインレッドの個体の予約待ちという感じでしょうか!?

普通に考えればロールスロイスあたりがアガリとなるのでしょうが、あれは車を超越してしまったモノという印象が強く、私的にはアガリとはならないような気がするのであります。

確かに傍から見ているのと実際に所有するのでは相当な違いがあるのは常ですが、ここはひとつ病弱な恋人を持った気分を味わうのも悪くないような気がします!?
2011年5月5日 21:01
先日ハーレーでツーリングしたあと、DD6で買い物に出かけました。
米国製の伝統Vツインに対し英国製伝統のV12。
どちらもまったく性格が違うものですが、安らぎを与えてくれるんですよ!
人の心に伝わる乗り物って素敵です(*^_^*)
ジャガーV12がパイプオルガンと言う意味すごくわかります。
わずかに聞こえるタペット音だと思うんですが、これが繊細できめ細やかなんですよね(^^♪
ハーレーもタペットやらなにからガチャガチャ音がするんですが、これも心地いいんですね~
DD6は信号ダッシュはできませんね(^^♪思いっきり踏まないと加速しませんもん(*^_^*)
それが心の余裕を生んでいると思います!
コメントへの返答
2011年5月6日 8:10
ハーレーとDD6、一見まるで異質な組み合わせに見えますが、やはりどちらも心のあるメカという所に共通項があるような気がします。

そしてこの車の室内に入った時、旧い教会の中に居るような敬虔な気持ちになります。こんな車は古今東西どこにも存在しません。
エンジンの見た目もさることながら、その温かな走りもまたパイプオルガンの音質に近いものがあるのではないでしょうか。

信号ダッシュなんて出来なくても全然気にならない車がコレですね♪
2011年5月5日 21:10
私はこのV12以外のV12は知りません。
だから偉そうな事は言えませんがサイコーに心地良いエンジンです。
乗るたびに眠くなってますから(笑)

車高が低いのに乗り心地は悪くないし。
一年乗ってより一層気に入ってます。

速くはないですが遅くもない。
アクセルでどうにでもコントロール出来る類の車ですね。
コメントへの返答
2011年5月6日 8:17
最新のV12、正直8気筒でも微振動を感じなくなった今では存在意義が薄れているようにも思います。しかしこのV12に関しては、V12でなくては実現不能なものを感じるのであります。

どっしりとしながらも舞うように軽快に走り、コーナーでは俊敏な操縦性、これを持ち合わせたDD6は今までのサルーンの最高傑作と言っても過言ではないと思います。

確かにどの部分も突出していませんが、サルーンとはこれで良いのでしょうね。
2011年5月6日 0:16
世の中、ロールばかりでサブスタンスが
ありません。

ロールがあるのなら、必ず、サブスタンス
がなければ司馬遼太郎の竜馬の小説
みたいに 読んでいて辟易してきます。

しかし、世の経営者の司馬ファンの多さと
言ったらありません、びっくりするくらい
竜馬がいくを読んで賞賛しています。

違うんだ、と。12気筒というのは、
これのことなんだ、と気付く人は希少です。

・・・字余り。
コメントへの返答
2011年5月6日 8:26
確かに中高年の経営者層は司馬ファンが多いですね。こういう方々は同じなりわいの方が多いようで、趣味や見た目も同じに見える方がほとんどのように思います。

今までの日本では少しでもサブスタンスを標榜しようものなら異端扱いが待っていましたが、これからの時代は多少変化が訪れるような気がします。

そうした時に慌てふためくのは本流を自認しているオジサン達ではないでしょうか…

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「今日が9連休の最終日でございます。

休みというものは2日でも9日でも短く感じるもので、このまま年末まであっと言う間に過ぎるのでしょう。この連休中は殆ど外出はしませんでしたが、休みなのに仕事の日と変わらない疲れを感じるのは不思議なものです。」
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