
先日、自動車保険の用事でレクサス店を訪れた時、再度新型GSに乗ってみました。
その時改めて気が付いたのは、ウィンカーレバーが従来のものとは異なる最近のBMWと同様のスイッチ的なものになっていた事です。使い勝手はBMW式とは若干異なりますが、従来のレバー式に慣れた方は「あれっ!?」という印象を受けるかと思います。
一方BMWは先代の7シリーズあたりからこの方式を導入していると思いますが、最初これに慣れるまでは戸惑う事もしばしばで、左に出したウィンカーを戻そうとして右を点滅させてしまう事もしばしばでありました。
いずれにしても慣れの範疇で解決出来るレベルのものとは思いますが、今回気になったのは「音」であります。
このウィンカーレバーの音に関して、ジャガーは昔から独自の音だったと思います。その中でも個人的にはSタイプと現在のXFが同じ音なのですが、これが大きな古時計が時を刻む音を思わせるようなクラシックで良い音がします。そして身近なところでは、日産のウィンカーが独特で、コツコツとどこかコミカルな音になってから結構経つと思います。これはマーチからGT-Rまで共通の音ですが、日産は何故かハザード状態でバックをするとこの音が消えてしまいます。これはそのままにしたほうが良いと思うのですが…
そんな訳で以前はさほど変化のなかったレバーも、徐々にメーカー毎の個性を感じる部分になって来た感があります。これから先も色々なものが出てきそうな気がしますが、最近の車で印象的なのはフェラーリのステアリングのボタン式のものです。ただこれはステアリングが回転している状態では非常に使い難いと思われます。
個人的に好きなのは、昔のメルセデスのピアノ線が入った「カチッ」としたタッチのもので、もはやこんなコストのかかるものは出てこないだろうと思います。
この電気式になったレクサスGSでひとつだけ惜しいのは、輸入車と同様に軽くレバーに触れると3回点滅して元に戻る仕掛けが導入されていない事です。この仕組みはレーンチェンジの際には非常に便利なのですが…
それはともかく改めて乗った新型レクサスGSですが、以前申しましたように欧州の強豪ライバルとトップ争いが出来るくらいの戦闘力を身に着けた事は確かなようです。それは5年以上前にLS460に乗った時以上に出来の良さを感じます。普段自分では絶対に運転しようとしないウチの奥さんが「これならワタシでも運転出来るかも」と申しておりましたが、完成度の高さは運転のし易さに繋がっているようです。
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2012/04/06 09:01:59