2014年11月22日
東京スカイツリーの駐車場に物申す
意外に思われるかも知れませんが、私は節約家を自認しております。
どんな所にお金を掛けるかのモノサシがあり、それに合わない部分は節約を心掛けているつもりです。
とにかくモノを無駄にする事が嫌いなので、例えば飲食店に入っても「ご飯少な目で」とお願いする事で、貴重な食べ物を残して捨てる事を避けられたりするものです。よく「別にご飯を少なくしても代金同じなんだから残せばいいじゃん」と言われますが、それは少し違うような気がします。
さて、今日の本題に入りますが、私は墨田区の業平、つまり現在東京スカイツリーのある場所で生まれて子供時代を過ごしました。私の子供時代にはスカイツリーのある場所にセメント工場があり、歩道も無い狭い通りを大きなミキサー車が轟音を立てて通り過ぎる場所でありました。その30年後に今のような街に変貌を遂げる事を想像した人は当時誰一人居なかった場所ですが、私などはその激変ぶりには何となく複雑な思いもどこかにあります。
先日の土曜日にこのスカイツリー近くに仕事で赴いたついでに、その変貌ぶりを見るべくスカイツリーの駐車場を目指しました。押上寄りに出入り口のある地下駐車場の入り口には「空」の表示があったのでそのまま進み、ゲートのある発券機でチケットを取ってそのまま更に進みました。
すると少し先に機械式の駐車場に入る順番待ちの行列が出来ており、係員が最後尾で「こちらでお待ちください」と案内しています。「ここから何分くらい待ちますか?」と訊ねると、『20分くらいでしょうか』という返答に違和感を覚えました。
私は駐車場のウェイティングの列は発券機の手前で停めるものと認識しています。そうでないと発券した時の時刻が印字されて、待ち時間までが駐車料金に計上されてしまうからです。ところがこの駐車場は発券した段階から料金が発生する為に、入庫までの20分間はタダ取りされるシステムになっているのでした。
観光地の駐車料金は高めの料金設定が常で、この駐車場も例外ではなく生意気にも都心より高い料金が掛かります。それはどう考えても無駄以外の何物でもないので行列に並ばずそのまま出て、押上の路地にあるコインパーキングを利用しましたが、このシステムに多くの人が「人気スポットだから仕方無い」という弱みに付け込んでいるように思えて腹が立ちました。
他にもこうしたシステムの駐車場はあるかも知れませんが、こんな馬鹿げた商売にビタ一文払いたく無いと思うのは私だけでしょうか?
その後の用件はすぐに済んで、昔の姿が影もカタチも消えた故郷を後にしましたが、地元にしてみれば人気スポットの出現は固定資産税などが理不尽に上がるなどの弊害をもたらすのでしょう。些細な事ではありますが、何とも後味の悪い訪問となり「故郷は遠くにありて想うもの」を文字通り実感した訪問となりました。
よく節約というと「ケチ」と同義に取られる事があります。故・立川談志師匠が「ケチってのは人に悟られないようにするもので、人に分かってしまうのは野暮の骨頂」という名言を残されていますが、これは全く同感で、自分もその域に近付きたいと悪戦苦闘の日々であります。
前回の内容につきまして、多くの方にイイね!やメッセージを頂戴しました。そして共感を頂いた内容である事に御礼申し上げます。近日中に共感下さった方々にご納得頂ける内容でミーティングを行う事をお約束しますので、もう少しお待ち頂けたら幸いです。
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Posted at
2014/11/22 21:08:06
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