我が家に同居する姪が「にー(私の呼称)は男子の割にあんまり外でラーメン食べないよね」と言い出しました。
すると奥さんも「確かにこの人はラーメンよりもパスタのほうが好きだよね。わたしはラーメン好きなんだけど…」。
確かに私自身、決してラーメンが嫌いな訳ではありませんが、麺類という括りで考えると、
パスタ>うどん・蕎麦>ラーメン
という順位でしょうか。
外食でのラーメンの登場回数は大体月に2回程度であります。そもそも食事に関してはゆっくり摂りたい派なので、詰め込む的な食べ方を強いられる店や料理ジャンルは避けてしまうのです。そうなると多くの人気店の場合ありがちな「食べたらさっさと出てけ」という無言のプレッシャーを感じる飲食店はどんなに美味でも二度と行きたくないと思います。
が、家族の「たまにはラーメン食わせろ~」というプレッシャーに負けた訳ではありませんが、昨日の夕飯は久々にラーメンを食そうという事になり、会社の最寄駅でピックアップです。

夏は嫌いですが、この時期の夕暮れは好きだったりします。
どこに行くかは事前に決めてあったらしく、専大通りを神保町から水道橋方向に向かう指示がありました。程なく到着した先は水道橋の「中華そば勝本」というお店でありました。先に食券を購入するタイプのお店で、カウンターの面積も広々していて清潔感がありました。

結局一番ベーシックな中華そばになりました。
「勝本の中華そば「清湯(チンタン)」は、厳選した煮干しと、老舗だし屋より仕入れたさば節やかつお節数を潤沢に使用した、深みのある味わいが自慢です。魚介の旨味が凝縮したクリアなスープには、勝本特製、浅草開化楼の中細麺がよく合います。
チャーシューは肩ロースとバラ肉の二枚がトッピングされていますので、それぞれの味をお楽しみください。」
との説明通り、油でギトギトしていない澄んだスープに細麺というクラシックなラーメンが登場です。最近この浅草開化楼の麺を使用するお店を見掛けますが、これは車で言うところの「ブレーキはブレンボ製です」的な印象があります。実際とてもバランスが良くて飽きの来ないお味でした。煮干しの臭み無くて煮干しが苦手な方でも大丈夫だと思います。

こちらは濃厚味玉つけそばで、豚骨魚介スープです。
私はこちらを食しました。強いスープに負けない太麺など味そのものの完成度は極めて高いのですが、運ばれて来た段階で既にスープがぬるく感じてしまいました。つけ麺の場合、どうしても中盤以降はスープがぬるくなるものですが、最初から低温では中盤から後半はかなり冷めた状態で食す事を余儀なくされます。店によってはスープが冷めないように焼石を入れたりと工夫しているところもあるくらいで、ここは大切な要素だと思われます。ただ最初からやや低めの温度が意図されたものであるなら話は別ですが、これは残念に思うのです。従って最後のスープ割りもかなりぬるく感じました。
もともとラーメン店入店率の低い私ですが、再訪はアリだと思います。それはベーシックな中華そばの完成度が高く、店の清潔さが大きなポイントです。個人的につけそばはもう少し頑張って欲しいと思いますが…

夏の強い陽射しの下で。
太陽光や夜間の水銀灯などが映り込んだ時、写真では分かりにくいのですが放射状の傷が一切無く光が映っている状態を維持出来ています。ガラスコーティング時に磨いたのは去年の暮でしたが、我ながらこの状態を保っている自分を褒めてやりたくなります。
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2016/07/29 15:08:52