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イイね!
2016年11月10日

私のベスト・オブ・クラウン

どんな事でもスーバーボール並のエンターティンメントに仕立ててしまうアメリカらしく、それこそ大騒ぎの末にトランプ氏が次期大統領に収まりました。私のような外野にいる日本人から見ても、トランプ氏の破天荒な言動には賛成しかねる部分も多々ありましたが、冷静にその足跡や言動を見ている限りその根底に一貫しているのは「強かったアメリカの復活」だったと思います。私的にはトランプ氏の華があって強かった時代のアメリカ人そのもののビジュアルは結構好きだったりします。

そんな目で見ると、色々疲れていたアメリカの人たちが今までとは異なる何かに期待してトランプ氏に票を投じたのも何となく理解出来るような気がするのです。果たしてトランプ氏がどうような舵取りを行うかは未知数ではありますが、そのとてつもなく大きな期待に是非応えて頂きたいものです。

さて、弱くなってしまったのはアメリカのみならず日本も同様であり、大人の成熟を迎えたと言えば聞こえは悪くないものの、ここ何年も横這いの世の中に辟易している人も多いような気がします。

で、そんな事を考えながら昼休みの京橋を歩いていたら、一台の車とすれ違いました。

その車は平成初期の頃のクラウンでした。「品川33」のナンバーなので、恐らくワンオーナーで新車から乗られている個体かと思われます。

揺り篭から墓場まで、日本に生まれていればクラウンに触れない生活をしている人は居ないと思います。そんな長い長い歴史の中でも私的にベストクラウンはマジェスタでもアスリートでもなくこのV8クラウンであります。

このV8クラウンが登場した背景には日産セドリック/グロリアシーマの存在が無かったとは考えにくいのですが、何せセルシオのエンジンを先行して搭載してしまう程クラウンは重要な車種だった事がよく分かります。車そのものの出来はセルシオとは比べものになりませんが、当時納車まで一年待ちだったセルシオのつなぎにこの車を買って、一年後にセルシオが納車される際は有利な条件で下取りした話は有名です。今になって思えば内装もこれだけ豪華なファブリックは現代の車でセンチュリーくらいしか存在せず、国産車のCMコピーの出来No1だと思う「いつかはクラウン」がものすごく説得力を感じます。

その存在感は流石で、シーマが仏像からインスパイアされたデザインだとすればこちらは日光東照宮の美学という華やかな趣を感じます。もっとわかりやすく言えば大晦日の紅白歌合戦でトリを取る演歌の大御所的なキャラを持っています。

流石に今クラウンを買う世代が親しんだであろう音楽も演歌ではなくオフコースやチューリップに変わって来ているのと同じで、今のクラウンが時代に合わせた姿に変化しているのも理解出来ます。

しかしこのクラウンが新車で売れていた頃の時代は「日本が強かった時代」で、そうした時代へのノスタルジーも含めて通り過ぎたV8クラウンがものすごく懐かしくも誇らしく見えました。


ウチに居るクラウンエステートもV8クラウン同様ツートンカラーですが、このツートンはどちらかと言えば昭和の価値観だと思います。でもそんな日本が強かった頃の残り香を感じる車が手元にあると、たまにものすごく愛おしく感じたりするのです。

さて、トランプ氏ですが、今後は日本に対しても米軍の駐留費用等の問題で色々と波風が立つことがあるかも知れません。しかしポジティブに考えれば、戦後ずっと続いていたアメリカの庇護を離れて本気で独り立ちを考えなくてはならない良い機会の訪れかも知れません。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2016/11/10 21:34:28

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この記事へのコメント

2016年11月10日 21:58
こんばんは。

ボクもこの130系のクラウン大好きです(^^
新車では買えませんでしたので(汗
何度も買いそうになった事を思い出します・・・・
2.5Lと4Lでサンルーフ付きの良い出物が有ったのですよね。

今でもこの路線じゃダメなのかなぁ?と思うんですよねぇ・・・・(^^;;;;
コメントへの返答
2016年11月10日 23:08
こんばんは。

私もクラウンはこの路線でいいじゃんと思うのです。スポーティーなの欲しければレクサス買えばいいんですから。でも意外とこの路線の継続を望むのは地方ではなく都心のショーファー需要だったりするんですよね。

やっぱり良いものは色褪せませんね。
2016年11月10日 22:09
こんばんは!
当時、私の知り合いで3人の方がこちらのオーナーでした。
異様に長いフロントバンパーなど印象に残っています。
当時は自動車電話の走りで、このクラウンのトランク部分に電話アンテナ立てたクルマを沢山見た記憶があります。
コメントへの返答
2016年11月10日 23:11
こんばんは。

ウチはこの時期は日産でしたので縁がありませんでしたが、やはり景気が良かったこともあって知り合いで何人かは必ずこの頃のクラウン乗ってた人がいたものです。

あの当時の自動車電話を取り付けに行った事がありますが、作業は大手町のビルの駐車場内にあって予約が取れない程に混んでいました。
2016年11月11日 0:25
どのエンジンか覚えていませんが、この型のクラウンに父が乗っていました.どのモデルを買うか、カタログ見ながら父親と話していた記憶があります.

ほんのちょっとだけワイドボディでグリルが目立っていた上級モデルを、子供ながら羨ましく思っていたのを、なんとなく覚えていますね(笑)
コメントへの返答
2016年11月11日 7:40
そういうカタログを眺めていた記憶って、結構良い思い出になりますね。この時代は3ナンバーの税金が異様に高くて、マイナーチェンジした頃に税制が変わったので2000ccのワイドボディと2500ccが売れたんですね。

ほんのちょっとだけのワイドボディ…本当にほんのちょっとでした(笑)
2016年11月11日 5:37
おはようございます。
この8代目クラウンは、史上最も売れた世代で、クラウンの歴史のひとつのヤマ場だったと思います。
「いつかはクラウン」という言葉が説得力をもって語られていた時代の車ですね。
もっとも当時の自分は、クラウンの持つ権威主義的な感じがイヤで、若々しい車に変貌したY31セド/グロ派でした。
ただ、歳を重ねるとともに、トヨタの原点はクラウンとカローラだなあと思い、いつか所有したいと思うようになったのも事実です。
コメントへの返答
2016年11月11日 7:43
おはようございます。

もう全く同じ思いですね(笑)
当時は何となくクラウンが権威主義の権化みたいに感じられてセドリック&シーマに乗っておりましたが、このクラウンはそうした重厚長大路線の頂点に立ったモデルでした。

トヨタの原点はクラウンとカローラ…私もそう思います。それに加えるならプレミオあたりでしょうか。
2016年11月11日 8:50
ちょうど同級生がトヨタのデザイナーで入った頃で、次期クラウンは5ナンバーと3ナンバーとではボディーが違うと聞いて、ビックリしたのを覚えています。
実際には目の錯覚程度でしたが笑
それくらいコスト掛けられる余裕があったんでしょうね。

クラウンはヘンにヨーロッパ化せず、ドメスティック路線でいいと思うんですけどねぇ;;
コメントへの返答
2016年11月11日 10:07
この時の5Noと3Noの差って些細なものでしたね。でもその些細な違いで3Noのほうが贅沢に見えたものです。

恐らくコスト的な面からすると、ここが頂点で後は下降していくだけだと思います。それでも日産のコストダウンよりはマシでしたが…

今はフツーのユーザーも何でもかんでもスポーティーなのを欲する世の中ですからね。でも私もクラウンはドメスティック路線がいいと思います。
2016年11月20日 22:31
こんばんは。

130系、良かったですねぇ♪
実家で乗っていた150系も勿論新しいだけに良いのですが、印象としては130系に軍配ですね。

V8をセルシオに先んじて搭載したあたりはトヨタのクラウンに対する位置づけを意味しているのでしょうね。
当時、このV8を家で乗っている友人がいましたね。

でも、僕は当時設定のあったS/Cの方に興味がありましたので、実のところV8クラウンにはあまり関心がありませんでした。
コメントへの返答
2016年11月21日 7:48
おはようございます。

15系はどことなく内装にコストダウンが感じられ、モノコックボディになって「普通のクルマ」感が強い印象ですね。

そういえばV8登場時にワイドボディの2000ccスーパーチャージャーも出ましたが、2500ccのほうが売れてしまった事がありました。V8は中古になって変な乗り方でガタガタの個体が多いようですが、それ以外の大人しいグレードは未だに乗れそうな個体もあるようですね。

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「今日が9連休の最終日でございます。

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