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イイね!
2017年01月11日

マセラティ・レバンテ雑感

先日来の風邪タイムも、お陰様で終息に向かいつつあるようです。

が、大事を取って早く帰宅すると、奥さんから「新しいLS見た?」と聞かれました。

私『見たよ。まだ現物を見てないから何ともだけど、真横はあんまり好きじゃないな~』

妻「え~結構イイと思ったけど」

私「どの辺りが?」

妻「リアがぼてっとしてなくて」


確かにリアの厚みは無くなってるとは思うのですが…

自分でもよく分からなくて考えてみたら、私的なデザインの好き嫌いはCピラーに鍵がありました。
つまりセダンのCピラーとは後席乗員の顔を隠すものという解釈がありまして、それが6ライトのデザインになると顔が隠れないと思うのです。


それと似たような例がクアトロポルテで、これもキャビンが小さく4ライトだった先代のほうが個人的には良かったように思うのです。

話は変わりまして、今度私の家でもSUVを入れるという話が結構出回っているようで、現在マセラティの販社勤務の知人からレバンテの資料が届いておりました。

そういえばマセラティでもSUVを発売して、もう日本での販売も始まっていたようです。

ノーマルが1080万円、Sが200万円増し、ディーゼルが1000万円切りとそこそこ高価で、この段階でウチの候補からは外れます(笑)


ただ折角なので詳細を見ると、サイズが全長5003mm、全幅1968mm、全高1679mmとかなりデカい車という感じを受けました。

お礼を兼ねて電話すると、どうやらポルシェ・カイエンあたりを強烈にライバル視しているようです。おまけに何でもオプション扱いなところまでポルシェを意識しているようで、欲しいオプションを計算すると200万円前後は普通というところです。そうするとノーマルモデルでも乗り出し価格で1300万円前後となかなかのお値段のようです。


その他の内容はギブリと準ずるものと思われますが、自身の好みを別にして単純にSUVとして冷静に見ると、そのライバル視するカイエンのほうが完成度はかなり上だと思われます。その理由はこういう車にとって趣味性も大切ですが、パッケージングを重視しなくてはならない比率がどうしても高くなるような気がします。これは分かり易いところで言えばスカイライン・クロスオーバーのようにシューティングブレーク的なニッチを狙ったのならアリだと思いますが、既存のSUVの概念で見ると中途半端な印象を拭えません。

内装もほぼギブリと同様のラインで纏められて、お洒落な印象です。ただ先代のクアトロポルテにあった妖艶なまでの雰囲気は微塵も感じません。

よく私もマセラティを勧められましたが、先代クアトロポルテは結構気になる車でありました。しかし今のクアトロポルテが出た時に一日乗った事がありましたが、何故か全体的にラテンの匂いよりもゲルマンの雰囲気が強く、ブリティッシュ信仰の自分が改宗する事はありませんでした。

もともと革の質感以外はプラスチック感が強い内装でしたが、先代はそれを妖艶な雰囲気で隠せるだけの強いキャラクターがあったものです。今のクアトロポルテやギブリは質感こそ上がったものの、どことなく無国籍な雰囲気は残念に思うのでした。

結局量販路線に舵を取る事の見本のように感じましたが、少し前にコーンズがマセラティの販売から撤退した時、その理由を聞いてもあまりハッキリとは口にしませんでした。が、今は何となくその理由が分かったような気がします。

そんな訳で折角情報を頂いたにも関わらず、レクサスRXの2倍の金額を出すには至りませんでしたが(そもそもそんなお金はありませんが)、これを見ていると、どこのメーカーも普通になったんだと思いました。それは良い意味でも悪い意味でもありますが、やはり個人的には「フツーじゃない何か」に期待する訳で、その何かを求めた選択肢が次々と消えて行くのは寂しいものです。


そんな中でも、これは間違いなく「本物」です…

仮にSUVを出しても、安易な量販路線は取らないで欲しいと切に願います。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2017/01/11 11:46:04

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この記事へのコメント

2017年1月11日 11:56
先代クアトロポルテの中古車をディーラーで見たことがあるのですが、ワインレッド外装にベージュ+ウッド内装で仕上げられていて少しばかり言葉が出ませんでした。アウディやメルセデス、ポルシェにはない色気がありました。
営業マン曰く「古き良きマセラティをご存じのオーナー」さんが仕上げたとのこと。

その後、グランツーリズモを見ると、黒外装に黒内装。これならアウディやメルセデスを選ぶだろうなと感じました。

マセラティもアストンと同じく、スポーティ+色気がある車だという認識ですが、ドイツ車的な高性能高品質に傾きがちなので、(オプション次第かもしれませんが)情感を大事にした車を作って欲しいです。
コメントへの返答
2017年1月11日 12:13
先代のワインレッドは「ポンテベッキオ」と煉瓦の橋の名称でしたが、その名前からして違いますね。

そもそもスタイルもパッケージングから始めるドイツ車とマセラティやジャガーとは相容れない部分があるはずですが、最近はメーカーも販社も対ドイツ車ばかり考えて黒×黒とか雰囲気ぶち壊しなものばかり入れるようですね。

目隠しテストで今のクアトロポルテの後席に座ったら、私なら迷わず「アウディ!」と答えてしまいそうです。ならば本家を選ぶのが正解ですよね。

優秀な工業製品ではなく、趣味の良い工芸品を期待してしまいますが、それではメーカーが存続出来ないので難しい部分ですね。
2017年1月11日 12:30
クルマって一体どこに向かってるんでしょう。

医者や弁護士等しか乗れなかった時代から、今の「クルマ?別に要らないけど…」って言われる時代になり、趣味か道具かの2択になるんでしょうか。

新型インプレッサがBMW並みになったとイワンさんに聞きました。
しかも価格は半分位…

拘りの1台を求めようとすると、アストン位しか浮かんで来ませんね…汗
コメントへの返答
2017年1月11日 13:51
ここ最近色々な新車に触れる度に、明らかに白物家電化してる事を実感します。

一言で白物家電と言っても色々ありますが、こういう高い車でも高級な炊飯器的な感じでしかないんですね。

あまり接点は無いのですが、そんな中でもスバルだけは独自のスタンスを守っているようで救われる感じがするのです。

ハッキリ言ってロールスロイスやベントレーも量販路線を感じます。アストンはそれでも毒されていないので、最後の砦でしょうか。
2017年1月11日 13:09
インプレッサ、さすがに飛ばしてもBMWと同じ、ではないでしょうが、街乗り程度ならVWやBMW下位モデルの存在意義がなくなるくらいの車になっていました.工作精度が上がれば普及品で十分という時がくる、というかもうそうなってしまったと思います.

クリス・ハリスというモータージャーナリストが、「車はいずれオーディオと同じ(高級品か、どうでもいいものか)になる」と言っていたのですが、その通りなんでしょうね.予想外だったのはマセやBMWまでが、数を追う「その他大勢」になりつつあることでしょうか...

顧客の大半は無視して、作りたいものを極めてもらうのでないと、”フツーじゃない”ものはできないでしょうね.
コメントへの返答
2017年1月11日 14:02
インプレッサ、かなり良かったようですね。

昔はBMWも下位モデルなどは作っておらず、ボトムは318iからでした。マセラティもジャガーも同じで、やたら車種を増やした段階で自ら「特別なモノ」でなくなったのでしょう。

オーディオの場合は高級品でも廉価品でも「聴く」という行為は嗜好に関わるのでまだマシですが、今の車は高級品だったものが一気に白物家電になってしまった感があります。

「それじゃメーカーは生き残れない」という事実も分からなくはありませんが、どうせ同じ白物家電を買うならその分野の老舗であるレクサスのほうが良いと思い、その中でもコスパの良いRXに決めたのも正直な気持ちです。
2017年1月11日 22:26
こんばんは。
先代クアトロポルテとグラントゥーリズモ、確かに何とも言えない妖艶な魅力があるクルマだと感じます。それとアストンマーティンに共通していると個人的に思うのが、革の匂いです。今のマセラティにその匂いが全くしないのですよね…。
他に覚えているのが革シートのパンッと張った座り心地なのに触ると柔らかいところとか、五感で訴えるクルマだったと記憶しています。そんな"クルマ"もだんだん減り、マセラティまで"車"になっていっているのでしょうね。何とも侘しい限りです…。
コメントへの返答
2017年1月12日 7:35
おはようございます。

先代QPとGT、良い意味でヤラシイ車だったと思います。確かに新型はあの匂いが無くなっていましたが、敢えて消しているのでしょうか…

ギブリが出てレバンテが出て、マセラティは少しクラスチェンジしてしまった事とコーンズが撤退した事は無関係ではないように思います。

以前ギブリを見た時、インナードアハンドルが金属では無いのを見て、これはマセラティも普通になったんだとガッカリしました。
2017年1月13日 6:35
XJは乗車している人の顔が分かりにくいようにベルトラインを上げてそもそも低いルーフラインから縦に短い窓にしているとのこと
個人的には後部座席にもたれた状態でX300にはあったCピラーの小窓から景色をちらっとみえる、あの感覚は好きでした
コメントへの返答
2017年1月13日 7:33
新型LSは同じ6ライトでもリアドア部分に三角窓があります。これはウィンドゥが下まで降りるようにしたかったと思いますが、外観的にゴチャゴチャして8ライトにも思えるんです。

私はウィンドゥ周りはスッキリしているほうが好きなので、X300よりはそれ以前のDD6やXJ6が好みですね。

2019年7月1日 22:37
あまりにも心の琴線に触れる内容だった為、二年以上も前の記事に思わず「いいね」と共にコメントを残すことをお許しください。

今X350を所有し愛でていながらも何かの折りに手放すことになった時、手に入れられるタイミングならば次はいわゆる先代の5代目クアトロポルテと思い描いております。そしてその先、いつか夢が叶うならアストンマーチンのDB9か当時のDBSと、これまた勝手に妄想に耽っています。
自身の感性が時代に取り残されている様な感覚になるのですが、こちらの様な記事を拝見すると何やら嬉しくて仕方なく、一人激しく頷いております(笑)
コメントへの返答
2019年7月2日 5:14
いつもありがとうございます。
それにしてもこれを書いてからもうそんなに時間が経ったのですね…

先代QP、結構本気で検討した事がありました。初期モデルと最終モデルで内容が雲泥の差で、それなりに手が掛かる事と妻が「音」を嫌った為に見送りになりました。設計年度の新しい350のほうがサルーンとしての完成度は高いのですが、この独特の世界観に価値を見出すならば良い買い物ではないでしょうか。

アストンも先代DB9までの自然吸気モデルはオススメです。今のターボエンジンは「何かが違う」感を感じるのです。

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