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イイね!
2017年01月16日

新型インプレッサG4に驚いた

10代~30代まで、短期間も含めると結構色々な街に住んだものだと思います。

押上、清澄白河、中野、豊洲、麻布十番、葛西、佃、駒沢、広尾、人形町…
お蔭で東京の地理に関してはものすごく詳しくなったと思いますが、その地域の個性みたいなものはやはりそれぞれに異なり面白いものです。

毎年「東京住みたい街ランキング」みたいなもので一位になった恵比寿ですが、元々下町志向の強い私的に住みたいとは思いませんが、美味しいお店やお洒落なお店が多く、私も週に何度かは足を運ぶ場所です。

そんな恵比寿に西新宿からスバル本社が引っ越して来たのは割と最近のお話ですが、会社にとって何処を本拠地にするかは結構大切な事で、恵比寿のように様々な感度の高い街をオフィスにした事は英断だったと思うのです。

話は変わりますが、昨日私のいとこが車を買いました。モノは登場して間もないスバル・インプレッサG4の1.6AWDでありました。彼は結構長くフーガに乗っておりましたが、夏ごろの車検を期に買い替えを決めたようです。

彼は私の言動を良く見ていて、昨日注文書に捺印したのは大安の日だったからだそうです。そうした一見どうでもいい習慣も、続けると誰かに伝わるものだと思うと悪い気はしません。


元々この新型インプレッサ、相当良い内容という話はここでも聞いており興味がありました。なので昨日の空いた時間にいとこに同行してディーラーにお邪魔しました。同行しただけなのに営業さんから「宜しければ是非乗ってみて下さい」と勧められ、20年ぶりくらいにスバル車のステアリングを握って驚く事となりました。

車のサイズは全長4625mm、全幅1775mm、全高1455mmと車の前に立って見ると、以前のインプレッサに比べてかなり大きくなったのが一目瞭然です。正直なところ、運転席のドアを開けた段階でこの車の素性の良さは伝わって来ました。

シートもガチガチに硬い印象はありませんでしたが、今の車としてホールド性は十二分で、インパネの操作性も何が何処にあるか迷う事はありません。特筆は電子式パーキングブレーキで、遂にこのクラスにも採用された事でしょうか。これはかなり高ポイントであります。

1.6の四気筒ボクサーは今様のターボではなく、115psを無段変速のCVTで制御するパワーユニットを採用しています。ターボが過半数の中で数値だけ見ると控え目な印象がありますが、その印象を一歩公道に出ただけで忘れ去る程にリニアな加速感を持っていたのでした。

昔のボクサーはアクセルが重い記憶を乗っておりましたが、これは重すぎず軽すぎず、踏力に対してのパワーの出方が上級車種と遜色ないほどに素直です。それに合わされる足回りも前ストラットで後ダブルウィッシュボーンというコストの掛けようで、とにかくタウンライドのゴー&ストップや交差点を曲がるというごく普通の動きの中でも一切無駄を感じません。つまり次の動作に移るまでのレスポンスが速く、欧州車レベルの「速い足回り」を持っている事に驚かされました。

多少の凹凸路面を走るとボディの強さが丸わかりなのですが、これまたスポーツカーと同等レベルの剛性を持っていると思われます。加えてこの内容で車両重量1300kg台で抑えているのは見事です。

これだけの内容を持ってベースとなるお値段は約200万円だそうですが、恐らくこれの倍の価格の欧州車でもここまでの走りではない事を考えると、かなりのバーゲンプライスと思われます。

最近の車は乗った後に「良い。おわり。」という感想しか感じなかったのですが、この新型インプレッサは「良い。おわり。」では済まない久々のヒットでありました。ある意味これは国産車で言えばプリウスとは正反対の車で、良い意味で古典的な発想と技術を煮詰めに煮詰めた結果のように感じました。

「普通の人が普通に乗った時にこそ良さが分かるように作りました」とは営業さんのお言葉ですが、贅沢し過ぎて普通の人とは言えないかも知れない私が乗って30m走っただけで「恐れ入りました」となった車を世に出した富士重工には拍手でありました。ただ欲を言えば、輸出仕様には黒以外のインテリアカラーがあるのに国内仕様は黒のみは残念です。

考えてみると「スバル」というこれほどロマンティックなネーミングを持つメーカーは他に無いように思います。このプレアデスのエンブレムが今のつまらなくなった世界中の車が目指す星になってくれたら…と思うのは些か大袈裟かも知れませんが、きっと今後このブランドは更に伸びる予感を感じました。

流石に今売れているようで、手元に届くまでは結構時間が掛かるようです。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2017/01/16 10:30:29

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この記事へのコメント

2017年1月16日 12:37
こんにちは~

豊島、品川にしか住んだことありませんが、私は「千駄木」に自宅。「代官山」にセカンドを理想としています。(千葉のくせに♪)

スバルは、志の高いメーカーと認識しています。最近あの発動機特有のドコドコ音がほぼ聞こえなくなってしまったのは残念ですが、若人が乗っていると「わかってるね君」的に、たいして知りもしないくせに上から見ている自分がいます(笑)
コメントへの返答
2017年1月16日 13:36
こんにちは。

千駄木と代官山、どちらも人気タウンに変わりありませんが、本宅に千駄木を選ばれた所は玄人ですね。

もともと速いタイプは別にして、ベーシックモデルをここまで仕上げるのは志が高い証拠ですね。音に関してはどこのメーカーも個性が無くなっていますが、それでも尚スバルの個性は健在のようです。
2017年1月16日 13:43
おぉ、乗れらましたか!

まさに書かれた通りで、まるで2000年代の輸入車のような実感のある操作感とリニアリティを伴う、稀有なクルマが国産で今登場するとは...と驚いています.

これで200万ですから、スバルの良心を感じます.輸入プレミアム系エントリーモデルは一体何を... ?と思わずに入られません.

トルコンATでない、US仕様のようなベージュ内装がないのが残念ですが、それを抜いても、次期家族用に十分検討する価値あり、と思っています.
コメントへの返答
2017年1月16日 14:15
はい。ひょんな事から乗れました(笑)
そして///Ivanさまの感じられた通りの内容に驚きました。

欧州プレミアム系エントリーでも価格はインプレッサの倍近いものも沢山あります。しかし内容が伴わないものが多く、さぞかし儲かるだろうと穿った目で見てしまいます。

とにかく乗ってみて、路上に出た途端にその良さが分かる車って久々だったように思います。内装など気になる部分もありますが、走りの良さでネガが帳消しになる程に良い車でありました。
2017年1月16日 14:10
うーむ、イワンさんに続き大熊猫さんまでも絶賛ですか。

スバルって伝統的に視界を良くする為にフロントガラスが立ってるんですけど、今までよりスバルのモデルよりも寝てるような気がします。
右折時にAピラーは邪魔にならなかったですか?

息子が免許取った時、しばらくはマニュアルに乗らせないとと思って本人に「何がいい?」って聞いた所丸目のインプとの事だったので、ノンターボのおじさん仕様を買いSTIルックに仕立てたんですが、STIのアブソーバーや大径ホイールに換えたのにも関わらず、ボデーがきっちりしてたのは印象的でした。

今乗ってるフォレスターの買い替え時期を2020年にと思ってるので、きっと同じシャシーになると思われます。
それまでにもっと熟成されて、かなり期待出来そうですね♪

とりあえずこのインプ試乗してこようかな・・・
コメントへの返答
2017年1月16日 15:01
はい。その意味がよ~く理解出来ました。

確かにAピラーは若干寝ているように感じましたが、視界に関してはフライングスパーのほうが気になりますね。インプレッサはミラーの形状でカバーしているようです。

今の車はボディ剛性も上がりましたけど、その代償で重さもかなり増えた感があります。その中で1300kg台というのはかなり頑張ったのではないでしょうか。

富士重工、きっと根っから好きな人が作っているんだと思います。そういうメーカーは手持ちの技術を熟成させるのも上手なので、これから先のモデルはどれも期待出来るように思います。

まだ少し先ですが、今度は私も会社の営業車にスバルを入れてみたいですね。
2017年1月17日 0:55
最近のインプレッサは乗っていませんが。。。
私は90年代当時、大ヒットしたレガシーワゴンに乗っていた元スバリストです。
仕事の機材満載で高速をガンガン走ったものです。
WRX系のインプレッサにも良く乗りました。

そのWRXが走り専門の高額車の世界に行ってしまったので、
元祖インプレッサが、ほどよい価格で頑張っているようですね。

代を重ねる毎に車作りが上手になっていくような感じのスバル。

今でも新しいスバル車見ると、
乗ってみたいなあ、と思います。

60代になってしまった私にとって、
レヴォーグなんかは若々しいデザイン過ぎるのが、
唯一の欠点?です。

このインプレッサは、妙な化粧っ気もなく、
ノーマルな感じがいいですね。
コメントへの返答
2017年1月17日 7:49
90年代のレガシィ、大いに売れた車ですね。

あのレガシィが登場した時のCMがカッコよくて、当時高校生だった私はスバルディーラーでCDを頂いたのですが、それがカラヤン指揮のオーケストラだったのでした。その当時はカラヤンと富士重工って縁があったみたいですね。

何台か前のインプレッサに比べて大きくなりましたが、今回その内容はとても良心的に感じました。

今の日本車の中で「これは他と違う」のはスバルくらいかも知れません。そういう意味ではもしスバルが高級スポーツカーを作ったら、さぞかし面白いものが出来ると思うのですが…
2017年1月19日 19:30
いつも含蓄のあるブログ楽しませてもらっています。

大熊猫さんが、富士重工の試乗に驚きです!
3台続けてレガシィワゴンを乗り継ぎ、最終型レガシィワゴンを常用車としている私には、生活車としての富士重の扱い易さはなかなか手放せない所以です。

富士重工の開発スパンは、毎回インプレッサをベースに変貌と遂げてきていることは今回も同様のようですね。
プリウスとは対局の車作りが具現化できるメーカーの体力が着いてきた富士重を応援したくなる気持ちもありますが、良い物を大事にメンテナンスしながら乗り続けることに価値を見いだしているこの頃、まだまだ私のレガシィは現役です。

社名をスバルに変更したことは知っていますが、個人的には「富士重工の車」
の方が、良くも悪くも技術者集団の魂を感じてしっくりくるんですよね・・。
コメントへの返答
2017年1月19日 21:06
ありがとうございます。

元々興味のあるメーカーではありましたが、ちょうど身内で買ったもので便乗して試乗が出来ました。

レガシィもインプレッサも、古くはスバル360もですが富士重工の車ってオンリーワンでライバルが存在しない場合が多いように思います。その独自性は最新のモデルでも健在のようで、今回のインプレッサは会心の出来となっていました。

「良いものを長く使う」これこそ究極のモノとの付き合い方だと思います。実際にはレガシィも少し大きくなってしまった感が強く、少し前のモデルくらいのサイズがベストだと思いますね。

技術屋集団が作っているのに単なる工業製品で終わらないところは、やはり好きモノが多い会社なのでしょうね。

やはり海外では「スバル」なので、それに合わせる気持ちも理解出来ますが、漢字のほうがしっくり来ます。

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「今日が9連休の最終日でございます。

休みというものは2日でも9日でも短く感じるもので、このまま年末まであっと言う間に過ぎるのでしょう。この連休中は殆ど外出はしませんでしたが、休みなのに仕事の日と変わらない疲れを感じるのは不思議なものです。」
何シテル?   08/17 19:01
東京は日本橋を中心に活動しております。 趣味としての車は輸入車贔屓で、中でも英国車を好みます。また実用品としての車はトヨタ&レクサスを愛用し、好き嫌いを抜...
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