いつも車で移動する会社周辺の千代田、中央、港の三区では、クラウンロイヤルとレクサスLSのほとんどがこの地区で動いているのではと思う程に多くの黒塗りセダンを目にします。
私的に国産の大型セダンには公用車的な要素を求める上で今度のLSはNGという事は度々書いておりますが、そんな新しいLSもビルの駐車場を見ると数台見掛けるようになりました。恐らくはリース期間満了で好むと好まざるとに関わらず代替されたものだと思いますが、これだけの台数を見掛けるようになった今も最初に感じた違和感を払拭出来ませんでした。
この辺りは比較的オーナー自身が運転する地方と都心の温度差みたいなものはあると思いますが、その違和感の最大の理由は6ライトでCピラーが細く、嘗ての4ドアハードトップ的なフラットなサイドガラスにあるような気がするのです。

例えばフライングスパーの後席に乗る時に見える角度で撮ってみましたが、こうした用途に使う車にとってCピラーの太さってデザイン上重要な部分に思うのです。ロールス・ロイスという例外もありますが、Cピラーはリアシートに乗る人の顔を隠してくれるもので、今ではプライバシーガラスがあるとは言え6ライトでは顔が丸見えになってしまいます。
この角度で自身の車の前に立った時、一番安心感を感じるのはやはりフライングスパーであります。ここはメルセデスベンツSクラスも同じだと思いますが、やはりその役割を分かっているなと感心します。
もしLSが最初から大きなスポーツセダンを目指したのであれば我々フォーマル要素を求める需要がソッポ向いたのは、或る意味大成功だと言えると思います。しかし走ってみると外観程のスポーティーな走りを感じず、リアシートの広さも乗り心地も今一つの感があり、結局中途半端感だけが出てしまった事が本当に残念です。これがキープコンセプトで進化していたのなら本当に一台購入を考えていたのですが…
一方で新型センチュリーの価格がベースで1900万円に決まったとご連絡を頂きましたが、少なくとも次の総理大臣専用車は再びLSからセンチュリーに戻るような気がします。
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2018/04/10 20:00:11