2022年01月15日
どうして最近の車は内装色が黒しかないの?
我が家の近所に人気のラーメン店があります。
どんなラーメンか興味があるものの、聞くところによれば相当に脂の多いラーメンだそうで、五十路の身には辛い代物という事で見合わせております。
前を通りかかると昼時にはざっと2~30人くらいの行列もしばしばで、その行列を見ていて思った事がありました。
行列は20~30歳代くらいの男性客が80%くらいですが、この時期になるとまるで申し合わせたかの如く全員が黒い防寒具を身に付けており、何だかその威圧感に圧倒されます。私自身は自らの服に関して黒という色はあまり好きではなく、冠婚葬祭の礼服と冬のベロアのスーツ以外に黒は積極的に買った記憶がありません。最近買ったフォーマルなコートも濃紺を選んだくらいです。
以前、ダウンコートを購入する際に黒と真っ白があった時にも迷わず白を選んだのですが、その際には妻が「よくもまあこんな汚れの目立つ色を選ぶね」と呆れておりました。
妻の言うように多くの人が「汚れが目立たない」という理由で黒を選択するケースもあるとは思いますが、実際のところは「とりあえず黒」という理由で他の色と迷ったりしないで当たり前のように黒を選ぶ人のほうが多いのではと感じています。
私の従兄弟が今週発売された新型のノアを発注したそうですが、その際にも内装色が黒一択だったと聞きました。まあミニバンの場合は子供が汚す事もあるので分からなくはないですが、内装色が一色しかないというのはあまりにも選択の余地が無さすぎるのではないかと思うのです。
特にトヨタにその傾向が見られますが、営業車で検討したアクアに関しても同様で黒以外の選択がなかったように思います。ライバルのフィットには明るい色の内装が用意されていますが、実際には黒内装を選ぶ人が多いのでしょう。
しかし選択肢として2色用意されているところは立派な事で、これもまたトヨタ的な「どうせ2色用意しても黒のが売れるよね」というコストダウンを感じざるを得ません。もし私が自身で購入を検討している車種が「内装は黒しかありません」と言われたら、もうそれだけで購入を断念します。
まあ好みの問題ではありますが、何故私が黒内装を嫌うかと言えば、その閉塞感と夏の暑さ、やたらと埃が目立つ事が最大の理由です。(その逆で冬は寒々しいという意見もあるとは思いますが、私は夏の暑さよりも冬の寒さのほうが我慢できる人間なので)しかも最近はほとんどプライバシーガラスが標準なので、外から見ても窓の景色が抜けません。車は窓が抜けて見えるからカッコいいのであって、これでは景色を遮るただの壁と変わりません。
恐らく私と同様の嗜好を持つ人は世の中ではかなりの少数派かとは思います。が、もし内装色に選択の余地を持たせた場合、果たして幾らが価格に転嫁されるかは知りませんが、その程度の価格アップはアリなのでは?と強く思います。
そもそも「汚れが目立たない」という言葉は大嫌いな言葉で、汚れたらクリーニングすれば良いだけの話であります。目立たないという事は汚れを放置する事が前提な訳で、そのほうがよほど清潔感が無いように感じるのですが如何でしょうか?
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Posted at
2022/01/15 19:20:37
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