
これは以前にも少し触れましたBOSEのCDステレオで、20年ほど前に購入して現在も我が家で愛用しています。
私はオーディオには全く詳しくないのですが、その当時はメタルとウォールナットの質感が気に入って購入しました。最近CDの挿入トレーの開閉が出来なくなりましたが、その部分をオーディオ専門の修理が可能な方に依頼して直す事が出来ました。
古いものなのでメーカーでの修理は不可能ではありますが、オーディオの世界はこうした機器の愛用者も多いようで同じ機種の修理事例はネットを見ると結構あったのが幸いしたようです。
オーディオを趣味にする方は、恐らく私よりも年代が上の方が大半で、ソースのダウンロードが当たり前になった若い世代の方はあまり感心の無い世界かと思います。
しかし色々調べてみると、同一機種の故障したジャンク状態のものが結構な値段で取引されているようで、やはり消耗品とは違う趣味のマーケットのものは潰しが効くのでありましょう。
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先日、ある方とお話している時に、「クラウンエステートはどうして20年以上乗っているのでしょう?多分買い替えるタイミングは幾らでもあったと思うのですが」と聞かれました。
その方は私が複数台所有という事は御存じない方なのですが、その問いに対して咄嗟に「特に不満も無く、車はこれで充分だから」というあまり面白味のない返答しか出来ませんでした。しかしながら後でよく考えてみると他にも色々な理由があるように思いました。
それはまず視界や取り回しの良さ、乗り心地、外観の大人しさ等々が、私の考える「クラウンとは何か」という理想像に忠実である事に他なりません。加えてこの年代の車は質感が今では信じられない程に高く、複雑な機構を採用していない為に故障に強いというメリットもあります。
ま、それに加えて頻繁に自分の持ち物を取り替えるのを極端に嫌う人間が乗っているというのもありますが、そこは理解されないと思うので敢えて触れませんが。
私の場合は自分の意志により新車購入した車に関しては、少なくとも10年は乗る事を前提に考えます。唯一例外はレクサスLS460の6年というのもありますが、こちらに関しては自分との相性が今一つ合わなかった事があります。更にこの手の車の宿命として、6年目を過ぎると中古車価格が下がるので妙なガラの悪いドレスアップ車が増えてくる事もあります。そこを我慢して15年を超えれば件のドレスアップ車は淘汰されて、オリジナル車の良さが出てくる場合もありますが、この車の場合は電子制御が多いので持ちこたえられるか否かが疑問でありました。
分かり易く言えば、初代のセルシオが30年を超えても健康体の個体を見掛けますが、そろそろ初期型のLS460を見掛けなくなっています。これはこの年代以降は「車は消耗品で短期間に買い替えるもの」という考え方の元に作られている訳で、そもそも長期の所有を前提に考えられていないと感じております。
それはレクサスだけの問題では無く、現代最高の工業製品であるロールスロイスにも消耗品の匂いを感じますし、実際に二世代前のベントレーコンチネンタルシリーズも街で見掛けるのが急激に少なくなったと思うのです。
長く乗る事が前提の場合、どんな車種でも複雑な機構を採用したものは避けたほうが安心と言えます。現行車種ではポルシェのドアが2枚のものは比較的大丈夫かなと思っておりますが、今から私がスポーツカーを購入しても車を活かすシチュエーションが想像出来ません。トドメは世間の論調がどうあれ、私自身は内燃機関が最高のものと考えている以上、「もう車は今のままで良いかな」という思いが数年前から強くなっています。
その代わりという訳ではありませんが、今一度ピアノを始めてグランドピアノの購入を検討しています。これは子供の頃からの夢で唯一実現していないもので、仮に自分自身が運転出来なくなっても付き合っていけるものは何だろう?と考えた結論であります。
去年から国内外のピアノメーカーのショールームを見て回っておりますが、果たしてそれはどのメーカーが良いのか?新品か中古か?色は?どの価格のものを買えば良いのか?等が全く未知数のもので、年内中には購入したいと思います。
個人的には国内製であればカワイ、海外製であればスタインウェイorベーゼンドルファーが気になります。
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2022/01/23 19:15:18