私は歌謡曲の話題であれば10代から80代の方まで会話が出来る自信がありまして、古いものから新しいものまで車の中で聴く時間が好きだったりします。
例えば本を買う時、最初に文庫版を読んでみて気に入ったものは作者さんへの敬意を表す意味でもハードカバーを買う事にしています。それと同様に気に入った曲は必ずCDを買うことにしていて私のCD棚は大変なことになっていたりします。
しかしながら最新の車にはCDプレーヤーが存在しないので、それだけでも車を買い替えたくない理由のひとつになります。来年納車される予定の車にはCDが無いので正直面倒だったりします。
さて、今日は少し昔の曲になりますが…
私の大好きな曲のひとつにちあきなおみさんの「喝采」があります。
昭和47年なので私が一歳の時の歌で、若い方だとコロッケさんのものまねを連想する方も少なくないと思います。黒のドレス姿で歌い上げる姿は独特で、確かにものまねの要素は満載なのだろうと思います。が、5分足らずの曲の中には光と影の物語が完成されており、ちあきさんの圧倒的な歌唱力と相まって日本歌謡史最高の一曲ではないかと思うのです。
で、今までこの曲を様々な方がカバーしていますが、残念ながらどれも違う感が拭えなかった印象を持っておりましたが、少し前にエレカシの宮本浩次さんがカバーしたものは忠実にこの世界観を再現して、この曲が初めてちあきさんを離れた程に見事なものでありました。
で、ちあきさんと言うと私的に思い出すのは「夜へ急ぐ人」です。
こちらは昭和52年の曲ですが、この年の紅白歌合戦でこの曲を歌い上げ、あまりの迫力に白組司会のアナウンサーが思わず「気味の悪い歌ですね」と言ってしまったそうです。
この動画もドリフの8時ダヨ全員集合!のコントの合間のものと思われますが、子供が見ている番組でこの曲を流すのは今では絶対に無いだろうと思います。
しかしながらこの曲の世界観というか狂気を歌えるのはちあきさん以外には考えられず、美空ひばりや山口百恵でも再現出来なかった狂気というジャンルはものすごい迫力を感じます。
で、リアルタイムではなく後年にはなりますが…
志村けんさんがこの曲を題材にしたコントがありました。これは単に曲を茶化したものではなく、この曲の情念や狂気の部分に対する志村さんのリスペクトを感じるのです。この一見異様な曲をお笑いに仕上げた志村さんの感性は、「気味の悪い曲」と評したNHKのアナウンサー氏より一枚も二枚も上手でありましょう。
相変わらず暑いので家に引き籠ってこうした動画を観ておりますが、改めてこうした名曲とその当時の時代背景を考えるのは楽しく、あっという間に時間が過ぎます。
さて、光と影のお話が出ましたが、光と言えば先日ナンバープレートを新調したエステートのナンバー球をLEDにしました。ヘッドライトに関しては手を加えたく無いのですが、従来の電球では何となく四畳半を灯す裸電球を連想して折角新しくなったナンバーが台無しの印象がありました。そこで車検対応品に自力で交換してみましたが、この程度ならば自然な感じではないでしょうか。

問題は作業性の悪さで、リアゲート裏の内装内張りを剥がすところまでは簡単でありましたが、そのフクロの部分の中に手を入れてソケットを外す作業だけで小一時間掛かりました。私の手は男性としては薄いほうですが、それでも隙間に手が入らずに無理をしたら鉄板で手の甲を負傷してしまいました。
昔の車なので仕方ないとは思いますが、こうした部分はもっと簡単に交換可能にするべきです。
そしてホーンを使う事はほとんど無いとは思いますが、このエステートの最終型に付いていたホーンに交換しました。

従来の「ミ゛ッ」という音はどこか耳障りで、柔らかい音がする渦巻タイプのほうが良いと考えました。こちらの作業性はボンネットを開けるとホーンが丸出しなので、バンパーやグリルを外す事なく交換可能です。品番を調べたらこの年代から暫くはトヨタもレクサスも同じ物のようで、純正品なので作業は10分足らずで終わりました。
ひとまずこれで完成形が出来上がったと思いますので、これ以上どこかに手を加える事は無いと思います。
それにしても切った手の甲が痛く、暫くキズパワーパッドのお世話になりそうです。
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2024/08/25 13:37:36