ようやく秋の訪れにも関わらず、今年は雨ばかりで不快な神無月も最終週です。
さて、唐突ですが「ガス灯」というキーワードから何を連想するでしょうか。
銀座や横浜の馬車道、あとは米子もクラシックなガス灯のイメージがあります。それに加えて1940年代のアメリカのサスペンス映画でイングリッドバーグマンの「ガス灯」を連想される方は相当な映画好きな方ではないでしょうか。
私的にはかなり前のテレビCMで、優しいガスが灯る夜中の巴里を粛々とシトロエンDSが黄色のヘッドライトを照らしながら走り去るものが一番印象に残っています。
で、時は流れて令和の時代になった現在、街の街灯も車のヘッドライトもLEDが主流となり、どこに行っても真っ白な目を射るような光に溢れています。
確かに自分が運転する立場であればLEDの明るいヘッドライトは視認性に優れ、昔のハロゲンランプでは暗く感じてしまうのは間違いありません。が、年齢の為か対向車にJAPAN TAXIが来ると眩しく感じてあまり良い感じがしません。
私的には少し前のキセノンランプが丁度良く感じますが、どうにも車用のLEDヘッドライトやウィンカー対策に夜用の紫外線カット眼鏡を本気で検討したいくらいです。
あとはその車のキャラクターにマッチするか否かが大切で、元々ハロゲンランプの古い車に青白いLEDを後付する事を好みません。最近はハロゲン色のLEDバルブも出ているようですが、将来的にはそれもアリかなとは思っていますが…

このジャガーの年代がその過渡期で、メインがキセノンですが内側のスモールというかタウンライトはハロゲン色です。人によってはチグハグな感じがすると嫌う人も多いようですが、私はこの感じが結構好きです。

例えば街の中で停車中、このスモールランプだけを点灯していると嘗てのダブルシックスやシリーズⅢのXJを髣髴とさせて、何とも良い雰囲気を醸し出していると思います。
先日ナンバー灯だけは適度な光量のLED球を導入しましたが、その他の部分はオリジナルを保ったほうが雰囲気を壊さない事を再確認しました。
自室の照明の電球も暖色のものを使用しておりますが、家族は「暗い」と不評であります。これはナラ材のアンティーク家具を引き立たせる為には真っ白な光が合わない判断からですが、どうも最近の人は真っ白や真っ黒が好みのようで理解が得られません。
私に言わせてもらえば、この白と黒のモノトーンのインテリアって、1人暮らしを始める田舎の若い男の子が好む感覚に見えて到底好きになれないのですが…
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2024/10/27 20:46:13