最近TVCMでも見かけるようになったフォルクスワーゲンup!ですが、会社の子のご家族が検討されていて、「あの車ってどうですか?」という質問をされました。当然のことですが、まだ私はこのup!に乗っても触れてもいないので謎の部分が多いのですが、カタログを見た範囲で想像してみると…

3気筒の1リッターのエンジンで、サイズは軽より少し大きくてパッソより少し小さいくらいでしょうか。日本のユーザーの間にはまだまだシリンダーの数が多いほうがエラいという発想が根強いようですが、現行のマーチが登場した辺りから多少考え方が変わって来た感もあるようです。恐らくはシティコミューターとしての内容は充分なものでありましょう。

リアスタイルはスマホなどのモバイルがモチーフになっているそうですが、最近の通勤電車ってこんな顔が多かったような気もします。
この車、スロバキアの工場で生産されるそうですが、日本の上級車と同等の安全装備も付いて、普通の4ドアモデルで168万円との事です。実物を見ていないので内装の質感等は分かりませんが、多分日本の同クラスと同等ではないかと思います。しかし自動車としての成り立ちや骨格等は日本のコンパクトとは考え方が異なるハズなので、この価格は決して高くないように思うのです。
遵って日常生活のツールとしては非常に優れた車で、普通の人が普通に買って、普通に使う分には何の不満も無く走るのではないでしょうか?
もし自分がコンパクトカーを選ぶとしたら、このup!より更にシリンダーが一個少ないランチア・イプシロンを買うと思います。

日本やドイツのコンパクトに比べれば未完成な部分も多々あるとは思いますが、ツインエアの走りやユニークなスタイルにはそれらの100倍の楽しさがあると考えます。これからは生活の道具としての車と、実用性はイマイチな趣味性重視の車の二極分化が更に進むと思われます。「車なんて軽でいいじゃん」という声があるのも事実で、ある意味では正論と言えると思います。が、長い目で見た時にそうした人が増える事がメーカーにとってはプラスかマイナスかを考えると微妙な気がするのも事実です。
Posted at 2012/10/08 20:21:32 | |
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