数ヶ月に渡って頭を悩ましていた次期クーペの車種選定も大詰めであります。どの部分を優先してどの部分を見切るかは非常に難しい作業ではありますが、それはそれで楽しいものです。
さて、先日ここで「サルーンは当分現状のXJで変更無し」という事を書いたところ、またまたここをご覧下さっている恩師から指摘を受けました。恩師によると「現状に満足するのも結構だけど、その先の夢を持つ事も大事だよ」とのお話でした。
ならばと思って今入手可能なサルーンを見回すと、正直食指が動くものがあまり見当たらないのも事実です。そこでこれが恩師の言うところの「夢」なのか、単なる妄想なのかは別にして魅力を感じるサルーンは

ご存知ベントレーのミュルザンヌであります。これは少し前「ご参考までに」とディーラーさんが作成したシュミレーション画像になります。

ゴーストホワイトのボディーカラーにレッドのコーチラインです。

内装は赤!というくらいに鮮やかなレッドに、ボディーカラーの白パイピングです。
この個体を発注すると、乗り出しで4000万円を超えてしまいます。現実には日常的に都心で使うとなると色々不自由なシチュエーションもあると思いますが、ここは現実性を無視した選択なので自由です。白×赤と言うと「エ~」と言う声も聞こえて来そうですが、こうしたサルーンをドライバーズカーにするにはこのくらいのお転婆も許されるように思います。
ロールスロイスのファントムやゴーストに比べると、このミュルザンヌは色々な部分が良い意味でクラシックで、内装の作り込みはこちらのほうが若干クオリティも上だと思います。やはり個人的にはこうした少し旧さを感じる佇まいに魅力を感じます。その反面、現在のジャガーもまた現代の英国趣味であり、それはX350までの「外国人が考える誇張した英国像」ではなく「英国人が考える現代の英国像」で、例えるならポールスミスなのでしょう。が、私はやはりダンヒルやバーバリーの持つオーセンティックな雰囲気が好きなので、そんな中から現代の車を選ぶと今やこれしか無いような気がします。
これに関しては妄想で終わるような気もしますが、もし今後サルーンを手に入れて自身を鼓舞させるだけの事があるとすれば、こんな壮大な妄想も悪くないかも知れません。
Posted at 2012/10/29 08:48:30 | |
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