X350&358ジャガーXJシリーズの頂点になるディムラースーパーV8ですが、この個体を目にする事はあまりありません。確かにウチのV6やV8のNAが売れ筋だった事を考えると、全部付きでも1700万円を超える車両価格は高すぎる印象も拭えません。
そんな中で先日見つけた358最終モデルのディムラーですが、色もウチのと同じポーセリンで走行も24000kmと程度は上々のようでした。なので状況によってはこんな希少車、もう一台ウチのガレージに迎え入れて350&358という組み合わせも…と考えた上、現物を見る為にはるばる埼玉は三郷まで遠征して参りました。

ジャガーとの相違点はまずこの伝統のフルーテッドグリルです。ウチの車はメッシュのインナー部分は金属製なのですが、もはやディムラーと言えどもサラウンド&インナー共に樹脂メッキでした。

スーパーチャージャー付きのV8で4.2エンジンです。やっぱりギッシリ詰まってます。

メッキのミラーも350に比べると角ばったデザインで、ウィンカー内蔵に変更されています。

ヘッドライト下のバンパー部分の四隅にあるメッキパーツが消えています。

フロントフェンダーの空気口もメッキです。(私が写ってしまった…)

このバックカメラも後付だと思いますが、カメラが目立たなくてイイですね。

「スーパーV8」じゃなくて「スーパーエイト」が正しいようです。

リアのピクニックテーブルにもディムラーのロゴが象嵌で入っています。

4座仕様は追加金額なしのオプションでした。

ヘッドレスト部分のDマーク刺繍も美しいですね。

フルウッドステアリングとフルレザーダッシュボードが贅沢ですね。

ただ気になったのは、ロングボディ車の場合この部分が上げ底で、何も入りません。ウチの車はCDの何枚かは楽勝で入るのですが…
一般的には程度の良い部類に入る個体だとは思いました。しかし私的に決定的に妥協できない細かな部分に難があり(普通の人なら気にも留めない些細な事ですが)パスになりました。
その理由をここで書くのは控えますが、ジャガーという車はこの比較的新しい年代であっても個体の差が激しく、まるで生き物みたいに一台一台の状態が大きく違います。今回は結果的に無駄足と言ってしまえばそれまでですが、自分と同じ車種がどの程度の状態で残っているかを知る事が出来たのは収穫だと思います。
これだからヘビースモーカーは嫌いなんだ…(ひとり事ですのでお気になさらずに…)
Posted at 2016/11/06 18:52:12 | |
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