ウチで仕事をして頂いているSさんは実に面白い方です。
御年66歳で嘱託として勤務されていますが、その実に誠実そうな見た目からは想像付かない程ファンキーな冗談が口から出てくる方です。最近では私を泣く程に笑わせてくれるのはSさんくらいのものでしょうか。
そんなSさんが会社近くにある八重洲のヤマダ電機に行った際に目にした光景があるそうです。

最近色々なところの案内などで見かけるロボットで、名前はペッパー君というそうです。
そのヤマダ電機でもこのペッパー君が何台か案内用に稼働しており、あろうことかそのペッパー君を小さな子供が叩いたり蹴ったりしていたそうです。たまたまその時にお店の人の目が届いていなかったそうですが、その親も親で買い物に夢中になって子供を放置していたようです。
そこでそのSさん、そのガキにこう言ったそうです。
「そこの僕、あんまりそうやっていじめているとペッパー君の体がだんだん真っ赤になって目が釣り上ってきて、『戦闘モードに入ります』ってものすごいスピードで追いかけられるんだよ。捕まったら小さな子なんて簡単に首を捻られるくらい怖いんだよ」
果たしてそのガキがSさんの言葉を真に受けて怖くなったのか、「何だこのおっさん」と気味悪く思ったのかは謎ですが、その場をそそくさと立ち去ったそうです。恐らくは普通の大人は普通に「そんな事したらダメじゃないか!」と注意して終わるのでしょうが、その独自の発想そこがSさんクオリティと私は呼んでおります。
しかしこういうガキを野放しにするバカ親に腹が立つのは言うまでもありませんが、Sさんの言う戦闘モードの搭載も今の技術であれば不可能ではないと思うのです。その場合、真っ赤になった時にはペッパー君ではなくハバネロ君とでも呼ぶのでしょうか…
このペッパー君、3年の利用で120万円というお値段だそうですが、思ったよりは安価なようです。果たしてこのロボットがどの程度の事をするのかは謎ですが、もうこうしたロボットが人間と共存する時代が来ている事に感慨を覚えました。それと同時に近い将来、こうした人工知能が人間を上回る時がやって来るのはそう遠い日ではないかも知れません。
Posted at 2016/12/04 18:15:51 | |
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