車に限らず何でもそうですが、「初対面」という言葉ってワクワクします。どんな人でもモノでも初めての印象って大事で、その出逢いがかけがえのない関係に昇華するかもしれないと思うと、とても素敵な事だと思うのです。
で、正直な気持ちを言えばここ数年くらい初対面で恋に堕ちる程のときめきを感じた車は少ないのですが、今回は一目で「おおっ!」という目が覚める程のものでありました。
そしてその初対面の相手は静かに鎮座しておりました。

新しい技術は満載ですが、紛れもないアストンです。

このリアフェンダーの量感に圧倒されました。

オールアルミニウム製のV12ツインターボ5.2Lエンジンは、最高出力608psで最大トルクが71.4kgmの高出力を8速ATがコントロールします。

アストン専用設計のBSポテンザS001ならぬ007!は前255/40R20と後295/35R20です。

新しくも素晴らしいインテリアです。何というか、新しいジャガーのインテリアは英国現代アート的な無機質な印象もありますが、これは決してクラシックではないものの無機質な冷たさとは無縁の落ち着く空間でありました。特にこのドアパネルのウッドの使い方は見事と言うほかありません。

強いて言うなら、このインテリアにこの画面は多少浮いてしまった印象があります。格納式なら良かったのですが…

このあたりのタッチコントロールは今のメルセデスと共用なのでしょうか?

ラピードあたりまでは手動式のサイドブレーキがシートの外側にあったのがアストンの伝統でしたが、遂に姿を消して電子式のボタンに化けたようです。

ミニやマカンと同じマスクマン式のボンネットは逆アリゲーターに開きます。昔の逆アリゲーターって左右の力加減が難しくて閉めるにはコツが必要でしたが、これはクロージャーで静かに閉まります。

その逆アリゲーターの裏にはオプションでゴールドのアクセサリーがあります。因みにオイルキャップやエンブレムバッヂとレベルゲージもゴールドで、自己満足以外の意味は無いようです(笑)

この内装色とコーディネイトされた美しいトランクルームもオプションですが、これは必須でしょう。
早ければ来年にはこれのソフトトップDHCのヴォランテが登場するそうですが、もう何も言う事が無いまでに完璧な車だと思います。このルックスと新しい技術を持ち、尚且つ英国車の美点アンダーステイトメントを身に付けたDB11、本気で次の目標はコレかなと心ときめく一台でありました。
年内中には公道を走る事が出来るそうなので、次回は実際に走ってみたいと思います。
Posted at 2016/12/11 19:23:18 | |
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