この新しいレンジローバー、先週発表された画像を見た段階では判断しかねる感じがしたのですが、こうして動画を見ると想像していたものよりもずっと良く見えます。
まず確実に大きくなるだろうと想像していたサイズに関しても、まあ許容範囲と言えるところに落ち着いたところはメーカーの英断だと思えます。そしてより平滑になったスタイルも含めて、素人目には新型か従来型か判断が難しいのではと思えるくらい「レンジローバーであること」を大切にして、好調のベンティガやカリナンの影響を受けていない本流の独自路線を守ったところは流石です。
リアのスタイルは賛否ありそうですが、個人的には好みです。横一文字の黒いガーニッシュが残念に思いましたが、この両端がウインカーである以上は仕方ないのでしょう。
内容に関してもこの動画を見る限りでは、このモデルが生産される今後何年か先のことを考えると先進性の部分でライバルのカリナンを確実に超えたものと想像出来ます。
あくまでも本流は守りながらもアバンギャルドな派生車種も出せるという部分は、流石に老舗の成せる技という感じがします。それは本流を妙なスポーティ路線に振って販売不振になった日本の某トップメーカーとは思想の部分で大人と子供ほどの差があると思わざるを得ない部分があります。ただ日本のマーケットの売れ筋を見ていると、その子供っぽさに閉口する部分もありますが。

もう20年近く前になるかと思いますが、ブルガリでゴムとアルミ素材の腕時計の「アルミニウム」というモデルが出て大いに売れたものですが、先日乗っていたイヴォーグとアルミニウムってどこか相似形を描くものを感じるのです。
まあサイズ的な部分で自身の個人車としてこのレンジローバーを検討することは無いと思いますが、少し現実的な部分でレンジローバースポーツがどうなるのか気になってディーラーさんに聞いてみると、まだ少し遅れるというお話でした。
果たして現行モデルのディーゼルモデルが持つオーガニックな部分が継承されるか否かは謎ですが…
Posted at 2021/10/31 17:20:01 | |
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