何シテルにも書きましたが、どうやら軽いギックリ腰になったようです。
何が原因でそうなったのか謎ですが、とにかく立ち上がる時、座る時、トイレに行く時、靴下を履く時など難儀しております。生憎にも週末で医院が休診の為に明日診察に行くまでは安静にしておりますが、とりあえずは家にあったサロンパスを貼ってみたらなかなか有効のようです。
さて、話は変わりますが…
最近は朝の通勤時にリュックを背負う人を多く見掛けるようになりました。更に足元を見ると通勤用のスニーカーもあるようで、これらのアイテムがすっかり市民権を得たように感じています。
個人的にはリュックを背負う事でジャケットが型崩れしないか心配になりますが、妻に言わせると「そんな事が心配になるような高いものを着なければいいのよ」と意に反さずだそうです。今は夏なので関係無いとは思いますが…
で、この傾向は個人的にはアリだと思います。もはや日本の夏は40℃に近い気温になるのが普通で、ネクタイを外すだけではなくビジネスのTPOも変わって行くのは必然と考えます。
では、「大熊猫@さんもいかがですか?」となった場合、私自身は無しだと考えます。
勿論夏場は暑いですが、世間の皆さんに比べればそれほど暑い思いをしている訳では無く、何よりも服装というものは第二の名刺みたいなもので「自分が何者であるか」を無言のうちに相手に伝える手段と考えるからです。そこは見る人が見れば、この人はどういう立場でどういう生き方をしているかが瞬時に分かってしまう怖さもあるからです。

この鞄、25歳くらいの頃に購入したもので、何だかんだで人生の半分を共にして来た事になります。ここ何年かはクローゼットで眠っていましたが、昨日と今日で安静にしてる退屈しのぎに傷んだところを修復してみようと取り出してみました。
まず全体は革クリームで保湿をすると、見事に白っぽくなっていた革が鴉の濡羽のように艶のある漆黒に戻りました。縁の部分は油性のマジックで塗って、持ち手の表面が破れた部分は革用の接着剤で補修して固まるまでマスキングテープで固定しています。
実に何年ぶりに明日から使ってみようかと思っておりますが、この鞄とも本当に長い付き合いになった感慨みたいなものを感じます。その当時からジャケットの型崩れを嫌う私はこの手のブリーフケースが好きで、これから先もこの傾向は変わらないと思います。
冬のコートも最近ではダウンなどの入った新素材の軽くて暖かいものが出ておりますが、どんなに時代が変わっても革靴と同色の革製バッグを持ち、夏は麻で冬はフランネルのスーツ、冬はカシミアのコートという昔から変わらないスタイルを続けようと心に決めております。
そんな人間が乗るには、やはりオーセンティックなセダンがベストな選択ではないでしょうか。

件の鞄にしてもジャガーにしても、手に入れた頃よりも今の自分のほうが板に付いているハズなので、若い頃に背伸びをして買った良いものを長く使うのは正しかったと自画自賛の安静の休日でありました。
しかし最近の私は本当に物を買わなくなったものです。
Posted at 2022/08/21 18:04:02 | |
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