まず今日も車の話題は一切出て来ませんので、そこを期待される方はスルーして下さい。
「おせち料理なんてものは冷蔵庫の無い時代の保存食」
と、以前のブログで書いていたのは他の誰でも無い自分自身なのですが、今年は何と我が家でもおせち料理を用意することにしました。ただデパートで10万円とかのものにはあまり魅力を感じなかったので、全て材料から揃えて昔からあるおせち料理を義母に用意して貰いました。
洋食党というか肉食獣の妻や姪には不評で、おせちの合間にはすき焼きや焼肉が登場したのは言うまでもありませんが、この歳になると京料理というか和食の手間を掛けたものが贅沢に感じるようになり、大変美味しく頂きました。
何故そんな気持ちになったかと言えば、全ての物事には必ず理由があるもので、おせちの意味をひも解いてみると、そこには五穀豊穣や無病息災と言った先人からの祈りがあるからです。
大変なのは義母ですが、誰に似たのか和食を嫌う娘には呆れております。しかし義理の息子の私が遅まきながらも和食の良さに開眼した事を喜んで、手間を惜しまずにおせちや雑煮を作ってくれた事に感謝です。
実を申せば、大晦日の31日から4日までは車を走らせるどころか一歩も外出しませんでした。それは普段あまり見ないテレビを見たり、買っただけで読んでいない本を一気に読み耽っていたのですが、それらが面白くて引き籠っていた訳です。年末年始のテレビもまた若い頃は苦々しく思っていた部分もありますが、一年の限られた時期に見るのも悪くないと自分でも丸くなったものだと驚いております。
例えば大晦日の紅白歌合戦を何故か毎年妻が好んで観ており、何となく私も視聴するという流れがお約束になっています。
しかし妻や姪はともかく、私などは出場アーティストの半分は知らない人で、義母に至っては1/3も知らないのではと思うのです。が、そのアーティストを知らない人が歌の内容を好むと好まざるとに関わらず「今はこういう人が話題になるのね」という認識を持ってくれたら目的の8割は達成されるのが紅白歌合戦であり、そこがミュージックステーションとの大きな違いなのでありましょう。
私的に子供の頃から好きなのが、この紅白歌合戦の賑やかなフィナーレから一気に「いく年くる年」の静寂に包まれた寺院の映像に切り替わる瞬間で、これこそが一年に一度のテレビの醍醐味と言っても過言ではありません。
で、そこに映る除夜の鐘と共に初詣の行列に並ぶ人々の姿を見ていると、ここだけは令和5年を迎えても平成や昭和と変わらない日本人の姿にほっとします。
いつも申しておりますように基本的に混雑した場所は嫌いなのですが、休日の高速道路SAの風景に同じような飾らない日本人の姿が好きなのも同じ理由かなと感じています。殊更夫婦共に東京で帰省の経験が無い私にとっては尚更なのでしょう。
そんな訳で今年のお正月は例年以上に穏やかな気持ちで迎える事が出来、何もしていない割に日本人である事の喜びさえ感じた良い正月となりました。世間を見渡せば様々な意味で不安定である事に変わりは無いのですが、今年は自分が日本人である事の意味や誇りという部分を意識してみたいと思います。
さて、昭和の頃に正月になるとレトルトカレーのCMで「おせちも良いけどカレーもね」というのがありました。
これは丁度おせちに飽きる頃を見越した名コピーだと私は感心するのですが、実際そろそろカレーが食べたくなるのも事実であります。
しかしここでカレーを作るのも面倒なので、ここはCMの通りレトルトにします。

日本相撲協会監修の「名物国技館カレー」と「横綱北の富士カレー」を用意しました。こちらは郵便局の物販コーナーにて購入出来ますが、この2つの何が違うかが気になって両方買ってみたのでした。

製造がベル食品であるのは良い予感がします。内容量は同じですが、北の富士カレーのほうがカロリーが高いです。
結論から言うと、これは美味です。実はレトルトカレーマニアの私が今気に入っている無印良品のカレーに加えて常備したいカレーでありました。
もし気になる方は、お近くの郵便局へ。
Posted at 2023/01/06 19:31:01 | |
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