三連休も後半に突入しまして、どうやら明日は雨の一日になりそうです。
ひと雨毎に秋の気配が深まって休み明けには更に涼しくなるのだろうと思いますが、先日までの灼熱の日々が夢のように感じます。以前であれば暑い夏を嫌悪していた私はこの時期になると大喜びでありました。しかし自分自身が今の歳になってみると、自分自身が健康な状態で四季の移り変わりを迎えられる事に感謝しか無く、それぞれの季節を楽しんで行こうと思うのです。とは言えこれから冬が訪れるまでの時期は一番好きな季節であり、少しは外に出ようかなと考えています。
10月6日は2006年のこの日にジャガーが我が家にやって来た日です。

という事はこの車も18年目に突入した訳で、それまで大きなトラブルも無く健康体で走り続けている車と、それを支えて下さるディーラーさんには本当に感謝です。
ジャガーと言う車は工業製品には変わりないものの、レクサスやメルセデスと違ってかなり神経質な一面もある為に個体の差がものすごく大きな車です。それは17年間自分の取り扱い方が正しかったという自負もありますが、何よりもその個体が所謂「当たり」だった事も大いに関係あるのでしょう。
で、先月末に8回目の車検を完了して手元に帰ってきた訳ですが、どうも乗り心地が悪い方に変化している事に気付きました。

この車のタイヤ空気圧の指定値はスピードレンジによって異なりますが、ハイスピード域での使用が無い場合は255/40R19としては低めで、前が1.9で後ろが2.1となっています。で、ジャガーに限らずベントレーも含めイギリスの車は私的に空気圧の変化に敏感であり、この乗り心地の悪化は空気圧が過剰である事がすぐに分かりました。
どうも日本人とアメリカ人はハイスピード域での使用が無い割に空気圧を必要以上に高くするのが好みのようで、恐らくは度々チェックするのも面倒なのでかなり高めをリクエストする顧客が多いと想像します。実際最近の新型車などは燃費対策で転がり抵抗を抑える意味で高めの空気圧を指定しているケースもありますが、少なくともこの車は指定値+0.2程度が適切であり、以前に同じX350に乗る方で3.0入れているのが良いという方が居られた時に「この人は果たしてどんな使い方しているのだろう…」と疑問に思いました。(まあその人は決して褒められた乗り方ではなかったと記憶していますが)
そんな訳で近所のトヨタで計ってみると案の定4輪共に2.6であり、指定値に戻した後で走ってみると、見事にマジックライドカーペットの乗り心地が復活したのでした。そして自分の手で洗車して、ようやく車検が終わったような気がします。
この車検の間に来ていた代車も空気圧が過剰で跳ねるような乗り心地が気になりました。ディーラーさんは恐らくそこまでの完成後の走行テストを行う訳では無いと思うので乗り心地の変化には気が付かず、今回は気を利かせたつもりで余計に空気を入れたのだろうと推察します。
ところで何年か前に入れたディクセルの低ダストブレーキパッド、依然として前が9mm、後が8.5mmと驚異的な残量を維持しています。恐らく140km/hから上のブレーキングでは純正品の制動力が優れるでしょうが、通常の速度域での使用には全く影響が無くホイールが汚れないのは優れモノと言えます。
Posted at 2023/10/08 20:31:08 | |
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