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大熊猫@のブログ一覧

2014年06月15日 イイね!

ジャガーFタイプRに驚く

久々の試乗ネタになるのですが…

私が思うに、ここ一年くらいの間にジャガーは本当に変わったように感じます。人によってはその変化をXFや現行XJが登場した頃に遡る方も多いと思いますが、私的にはその時点で確かにルックスこそ激変したものの、その動的な味の部分での変化は良い意味であまり感じませんでした。

思えばEタイプ以来(厳密に言えばシリーズⅡあたりまで)ジャガーのクーペモデルはXJSやXKもスポーツモデルというよりはGTカーで、本格的なスポーツカーは随分とご無沙汰だったように思います。多くの人はジャガーと言うと典雅な高級サルーンメーカーのイメージを持っていると思いますが、その実バリバリのスポーツカーメーカーである事が影を潜めていた昨今では無理も無い話だと思います。

そんなジャガーが満を持して登場させた感のあるのがこのFタイプであります。

先に登場したコンバーチブルに続いてクーペの登場です。他のメーカーと違うのは、まずクーペがあってそこからコンバーチブルが派生するものですが、ジャガーの場合は先にコンバーチブルがあって後からクーペが出来るのが伝統のようです。例えばポルシェやマセラティのカブリオレはクローズした状態でも極力クーペに近いシルエットを作っているものですが、ジャガーはその辺りが随分違います。

そのクーペの中でも一番尖ったモデルのRですが、全長4470×幅1925×高さ1315とポルシェ911あたりと同様のサイズになります。ただフルアルミボディに関わらず重量が1810kgとヘヴィな印象です。

室内に入ると、とにかくタイトです。そのタイトさはフェラーリの比ではなく、2名乗車なら手荷物はトランクに収める必要がある程にタイトです。この辺りはポルシェなら何とかなりそうですが、この車にそんな事を言おうものなら「はぁ?ドライブにそんな荷物持って出るのは野暮ってもんだぜ」と言われそうなスパルタンな雰囲気満点です。とは言えRに関してはダッシュボードはフルレザー張りで贅沢感もありますが…

エンジンに火を入れると、爆音で出迎えてくれます。その爆音たるや最近のフェラーリ以上で、期待感は高まります。足回りもアストンマーチンのバンテージと同じくらいに硬く、最近のポルシェやフェラーリのような乗り心地の良さはお世辞にもありません。が、ジャガー一族のクイックな脚捌きやハンドリングは見事に受け継がれているので、決して不快になる事はありませんでした。550馬力のV8スーパーチャージャーは圧倒的な加速感は勿論ですが爆音が快音に変化する頃には脳が溶ける程にシビれるもので、一般道でも高速でもアクセルオフした時の盛大なパパパン!というバックファイア音には笑いが止まりませんでした。

続いてほんの少しですが3リッターV6スーパーチャージャーにも乗りましたが、ストリートでも気軽にこの味を楽しむならRよりもライトな感覚で楽しむ事が出来そうです。因みにウリである音はこちらも相当なものです。

そんな訳で短い時間ではありましたが、ジャガー渾身のスポーツカーからはどことなく70年代のブリティッシュロック的な印象を受けました。この車のPVで「Its good to be bad」とイギリスの悪役スターとFタイプRを重ねていますが、ポルシェ等が善玉ヒーローだとすればこの車は悪役が似合うかも知れません。ここで注目すべきは今までに自らを悪役と名乗った車は恐らくこの車が初めてで、この辺りは実にロックな車であります。

ポルシェとは成り立ちや性格も違いますが、やはり価格が近い事で比較の対象になると思われます。

正直なところ、車に多くを期待する方には絶対的にポルシェをオススメします。きっと乗る度に緻密に計算され尽した乗り味に溜飲が下がる事だと思います。そして乗る人はその悦びを静かにかみしめる事が出来るでしょう。

しかし私がFタイプRに乗っている間、とにかく笑いが止まらない程に楽しさを感じました。人は想定外の事が起きると自然と笑い出すもので、これほど色々な意味で面白い車は久々だったように思います。かと言って荒削りな未完成な部分は感じないので、人生を楽しくしてくれるのは間違いなくFタイプだと言えそうです。

お値段も内容を考えれば控え目で、一番ベーシックなものは800万円台からあるようです。このベーシックなモデルは、長年の勤めを終えてリタイアしたごく普通の真面目なお父さんのご褒美に最高だと思います。同じスポーツカーでも86やポルシェでは人生変わらないと思いますが、この一台は必ず何かを変えるだけのものを持っているようです。


このテールランプ、結構好きです。




Posted at 2014/06/15 18:31:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2014年06月14日 イイね!

やっぱりタイヤは黒光りがイイ

今日の東京は盛夏を思わせる晴天に恵まれた一日となりました。梅雨という事は今年も折り返し点に差し掛かった訳で、時間の流れの早さに驚くばかりであります。

私はと言うと相変わらず自由な時間が少ないのですが、それ以外は特筆する出来事の無い日々です。

さて、このCMを御覧頂きたいのですが…

ご存知西友のCMで、生鮮品の返品OKという内容のものです。それだけ生鮮品には自信アリという事なのだと思いますが、このカッパさんのようにキュウリとズッキーニを間違えて買ってしまっても返品に応じるという何とも太っ腹なCMです。

このCMを見て勘違いした痛い人々が西友に理不尽な返品を求めない事を願うばかりですが、何かを間違えて買ってしまう事は誰にでも有り得る事ではないでしょうか?

かく申す私自身、先日「やはりタイヤを光らせたい」という目的でホームセンターで間違ったものを買ってしまいました。

間違えて買ったのは写真右の「アーマオールマルチパーパスクリーナー」であります。

このクリーナーの説明は…
●アメリカNo.1の実績をほこるアーマオールシリーズから、マルチパーパスクリーナー。
●此れ一本でダッシュボード、ビニール、布地、カーペット、コンソール、透明プラスチックなど、自動車全体に対応します。
●ピカピカの輝きをキープするためのオールインワンのクリーナーです。
●頑固な汚れ、ホコリ、油汚れを簡単に除去できます。
●アーマオール独自の研究開発により、自動車の材質を傷つけることなく汚れを浮き上がらせて除去します。
との事で、写真左の従来からあるアーマオールとは全く異質な物であったのでした。実際にウェスに吹き付けて透明の液体が出て気が付いたのですが、あくまでクリーナーであるので塗布後の拭き取りが必要と書いてありました。

で、これだけなら単なる買い間違えという失敗談になるのですが、艶は無いものの拭き取り後のタイヤが本当に綺麗になっている事に気が付きました。そこで再度ホームセンターを訪れて従来品のアーマオールを購入し、クリーナー使用後のタイヤに塗布&拭き取りを行いました。

結果は見事に落ち着いた艶を出すことが出来、買い間違えが失敗ではなくて怪我の功名となったようです。

最近では「タイヤワックスはタイヤの為には良くない」と言われますが、成分表示を見て油性であるものは本当だと思います。アーマオールであっても品物によっては油性のものも存在するので要注意です。

このマルチパーパスクリーナーは「これ一本で自動車全体OK」を謳っているようですが、正直なところ塗装されていない樹脂&ゴム以外は止めたほうが無難という印象です。その代わりタイヤ&ホイールハウスやエンジンルーム内に使うには優れものと言えそうです。


さて、この車と過ごす8回目の夏となりました。

その間今日までに44448kmを走りましたが、当初購入の際に抱いていた故障に対する危惧を良い意味で裏切ってくれました。強いて言えば2年くらい前にトランクのクロージャー部のモーターが壊れ、ディーラーで3万円の修理となりました。

この程度は故障とは言えないレベルだと思いますが、それ以外に関しては現在でも絶好調で厳しい日本の夏を物ともせずに走ってくれています。

よく「維持費が高いでしょ?」と聞かれる事が多々有ります。それは国産車に比べれば高いのは事実ですが、その差は最初に思っていた程では無いと思っています。絶対的な耐久性に関しては日本車やドイツ車に代表される優秀な工業製品に軍配が上がると思いますが、それを承知で労ってあげればそれら工業製品では見る事が出来ない夢が見られる素敵な世界へ連れて行ってくれる車だと思っています。

よって8年目の今も蜜月の日々が続いておりますが、それも全て「愛」と言えましょう。


Posted at 2014/06/14 20:28:51 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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「昨日の小田和正さんの有明アリーナ公演に行って参りました。以前に比べれば公演時間は短くなってはいますが、その歌声は来月78歳のお誕生日を迎えるのが信じられない程に素晴らしいものがありました。」
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