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大熊猫@のブログ一覧

2016年04月25日 イイね!

ビートルの想い出

今から40年近く前のお話になります。

当時の私は小学校に入るか入らないかくらいの年齢でありました。丁度その頃15歳年の離れた兄が初めての車を買ったのでした。もともと我が家の血筋で車が好きだった事もありますが、それまでラジコンに夢中で時間があると夢の島まで走らせに出掛けておりました。

そんな兄が免許を取って初の車を購入する事になり、とにかく白いビートルに拘って探しておりました。何分にも若者が買う上で予算に制限があったのだろうと思いますが、中古車の雑誌で見ては世田谷環八のお店を何軒も連れて歩かれた記憶があります。時には寒い冬に時間を忘れて夜まで中古車店巡りをして、帰宅後に「小さな子供連れて何やってるのか!」と親から叱責を受けていた事もしばしばでした。

かくして念願の白いビートルが我が家にやって来ました。

丁度この写真と同じような車だったと思います。手動のサンルーフが付いていて、小さな子供的には大喜びだった事を今でも覚えています。

その後はとにかくよくビートルで連れ出されました。両親は「乗り心地が悪くてうるさい」とあまり乗りたがらなかったのですが、私は父親のセンチュリーに乗せられる時は何だかピリピリして楽しくなかったのでこのビートルで出掛けるのを心待ちにしていたのでした。子供にとってはあのエンジン音も乗り心地も楽しくて仕方なかったのでしょう。

若い人が車を買うと弄りたくなるもので、その車を買ったお店やパーツ屋さんでもよく顔なじみになって、お店の人にそれはそれは可愛がって頂いたものです。

それから何年か過ぎて、私が大好きだったビートルは何故か三菱のギャランラムダに姿を変えました。

その時、泣きながら「かぶと虫やめちゃいやだ~!」とギャン泣きしたのもよく覚えておりますが、今考えてもあの乗り換えは納得行きません(笑)


今見てもこのビートルのスタイル、縦横比も含めて良いスタイルだと思います。今の世代のビートルはあまりじっくり観察した事は無いのですが、私的に大衆車というより高級車という印象があります。特にカブリオレでメッキホイールを履いたモデルはどことなくコンチネンタルGTCを思わせます。が、やはりビートルは昔のように少し質素なくらいが丁度いいような気がするのです。それでも充分に楽しい車だと思えるのは他にはミニくらいしか知りません。

何故急にこんな事を書いたかと言えば、先日西麻布の「青山ピットイン」を覗いた時にその頃の記憶が昨日の事のように思い出されて「GB」のインターナショナルステッカーを購入した事です。ビートルは「D」でしたが、今はこれもあまり見掛けなくなりました。

折角思い出したのですから、記憶に留める為に文章にした次第です。何分にも最近は物忘れが激しいもので…



Posted at 2016/04/25 14:29:04 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2016年04月19日 イイね!

小野不由美の「屍鬼」

まだ怪談の季節ではありませんが、今日はホラーのお話です。

実を申せば、私はこの「怖い」ジャンルの読み物が大好きでありまして、古くは小泉八雲の怪談から最近のものまで大抵のものは読破しています。ただその中でも本当に怖いと感じるものと出会うのは2年に一度くらいであり、あとは読んだ後も夜中に一人でトイレに行ける程度のものだったりします。

しかしその読み物を実写化した映画やドラマなどはストーリーそのものよりラスト30分間の「キャー!」とか「ギャー!」という絶叫で「怖い」というよりも驚かせるだけの演出に走ったものが多く、「私の2時間を返して!」とあまり興味が持てません。

そんな中で、かなり昔に購入して先日から再度読み返しているものが表題の「屍鬼」であります。


「人口1300人の小さな村、外場村。外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離され、土葬の習慣も未だ残っている。そんなある日、山入地区で3人の村人の死体が発見された。村で唯一の医者・尾崎敏夫は、このことに不信感を持つが、村人達の判断で事件性は無いとされ、通常の死として扱われた。しかし、その後も村人が次々と死んでいき、異変は加速していった。」


これがウィキに出ていた簡単なあらすじなのですが、その異変に至るまでの描写が詳細に描かれており、ものすごい数の登場人物が出てきます。なので内容は数回読み返してようやく理解出来るほどですが、かなりの読みごたえがある作品です。

外場村という今の日本でも地方に行けばいくらも実在しそうな小さな集落が舞台になるのですが、この一見穏やかに見える排他的な村に徐々に異変が起こり、個々の村人に避けようの無い選択肢を迫られた時のごくごく普通の人間の豹変と言う部分に怖さを感じるのです。

もともとこの作品はスティーブンキングの「呪われた町」のオマージュとして書かれたそうですが、両方読んだ私的にはこの屍鬼のほうが恐怖を感じる内容であったのです。

そして読み手がこの中の登場人物の誰に自分を投影するかという部分もまた興味深いものがあり、私はこのあらすじに登場する医師の尾崎敏夫に共感を覚えます。そして読み終えた後に感じるのは客観的なな善悪ではなく、どの人物も自分にとっての正義を通した結果であるのかなという感想を持ちました。ウチの奥様はこうした長い読み物が苦手なのですが、何年か前にフジのノイタミナでアニメ化された時にハマって共通の会話が出来るようになったのは私的に喜ばしい限りでした(謎)

正直これを読破するのは結構根気が必要かも知れませんが、その上で自身をどの登場人物に重ねるか…大いに興味があります。

Posted at 2016/04/19 10:16:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年04月04日 イイね!

ジャガーXJ6・バンパー修理完了

4月に入って最初の週末、どうも天気がはっきりしませんでした。今週はどうやら同じような天気が続くようですが、桜の季節の雨って恨めしくも感じます。

土曜日、バンパーの修理に入院していたジャガーが帰って来ました。

最近何かとローダーのお世話になる事があるような…

私は車検整備などの機械関係に関しては全てディーラーに依頼しておりますが、板金塗装や磨きに関して今まであまり良い仕事のディーラーに当たった事がなく、専門の業者さんに直でお願いしています。勿論ジャガーの場合はかなりのダメージを受けた時等はフルアルミボディの為に修理可能な業者さんはかなり限られて来るのですが、こうした小さな修正の仕事はあまり得意とは言えないようです。

多くの場合、ディーラーは塗装ブース等は大変立派な設備を持っているのですが、そこを使う職人さんは下請け孫請けがほとんどで、仕上げに関してお客さんも「ディーラーの仕事」というフィルターがある為にあまり厳しい目で見ないのかも知れません。そんな訳で自身が決してクレーマーではない事を前置きして申せば、ジャガーにしてもレクサスにしても何も注文出さずに「お願いしますね」と車を預けた場合は必ずと言っていいくらい再修理をお願いする結果になってしまいます。ディーラーの板金塗装で満足の行く仕上がりを見せてくれたのは先日のコーンズくらいでしょうか。

で、今回は江戸川区にあるヒルズ・テクノプレイスさんにお願いしたのですが、水性塗料のブースをお持ちという事で以前から興味を持っておりました。

今回の修理は範囲が小さい為、部分補修でも充分対応可能でありましたが、最終的にはバンパーを車体から外し、更にバンパーからクロームパーツやパーキングセンサーも外す完全な作業でお願いする事となりました。併せて多少色が変わってしまっていたフロントバンパーも塗装したのですが、仕上がりを見る限りコストパフォーマンスが極めて高い仕事をする工場でありました。

この程度でこんな修理するなんて勿体無いとお考えの方も多いとは思いますが、何度も申しますように私にとって車は実用品ではなく嗜好品なので、こうした些細な部分が重要だったりします。


で、今度は納車されたジャガーで姪と猫が遊びにお邪魔しているお友達宅に向かいました。

(後ろの障子、ウチのむぎがやっちまったそうです…ごめんなさい…)

一人と一匹を回収して、以前から予約してあった動物病院に向かいます。人間で言うところの一日健康診断の日でありました。

結果は極めて健康で異常も見当たらなかったのですが、先生から「肥満気味なので気を付けて下さいね」とご指摘を頂きました。よく去勢や避妊の手術を受けると太りやすくなると言われますが、避妊手術前に2.7kgだった体重が3.2kgまで増えておりました。

もともとブリティッシュショートヘアはずんぐりとした体型の上に太りやすい種類であるそうで、これからはカロリー控えめの「ライト」の表示されたご飯に切り替えます。

少し前にここで「動物にとっての病院通いはそれだけで結構なストレスになる」というお話を伺ったのですが、これで暫く何も起こらない限りは病院に行くことは無いと思われるので一安心です。

Posted at 2016/04/04 14:21:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2016年04月01日 イイね!

4月1日

本当に早いもので、今年も本格的に桜の季節となりました。

それと同時に私にとっての4月1日は、父と兄の命日であります。兄が他界して14年、父が9年と、気が付けばそれなりの時間が経過している事に自分でも驚いてしまいます。あくまで結果論ではありますが、もし今も健在であったならば果たしてどんな会話をしたのだろうと思うのです。私的には自分の現在の暮らし、世の中の事、今となっては誰とも話す事が叶わない子供時代の思い出など山のように出てきます。

まあ最近は親兄弟が夢の中に登場する事も無くなったと思うのですが、それは親兄弟が安心して「もうコイツは大丈夫だろう」と思っているのだろうと勝手に良い方向へ解釈しております。

さて、先日からバンパーの修理でジャガーが入院している為、今週はこちらの車が活躍しておりました。

寸法的に先代モデルと異なるのは全幅だけで、5cmほど広くなっています。気のせいかもしれませんが、フロントに比べてリアのフェンダー部分が広くなっているようなので、フロントの車幅感で料金所にギリギリで入るとリアを擦るように思います。


最近ツボにはまっているのはリアのこの角度で、先代モデルに比べるとこちらのほうが英国サルーンらしく尻下がりのスタイルである事です。当然の事ながらこのスタイルなのでトランクの容量は決して広いとは言えませんが、尻下がり&小さなテールランプ萌えの私にはトランクの容量などは二の次三の次くらいにどうでも良く感じます。


夜になって「どんな風にライトが光るんだろ?」と見たのですが、こりゃ結構派手に光るんですね。それでも最近の怒ったように目を吊り上げているデザインではないので、どこか優しくも感じます。やはりライトは丸型が一番です。

実はナビに若干の不具合がありまして部品を交換したのですが、画面の大きさや視認性はともかく精度に関しては「無いよりはマシ」なくらいに考えたほうが良い代物です。それでもやはりマウス的なもので操作するよりもタッチパネルなのは救いですが…

明日はジャガーが帰って来る予定ですが、複数台を使い分ける場合は日替わりにするよりも何日間か同じ車と向き合うほうが私には向いているようです。それでまた違う車に乗った時は「ああ、アナタはこうだったね」という気持ちが新鮮に感じるものです。

そんな訳で今日は仏壇に寿司でも供えようかと思っておりますが、仏壇の人達にジャガーやベントレーを見てもらいたかったなという思いはあります。が、もし実際に見たら「そんな滅相もない」と呆れ返るかも知れませんが…

呆れ返るついでに、最近カッコいい車が無いなと思っていたところに「これは久々にカッコいい!」と思った車がありました。それは…

ロールスのドーンであります。これは先に出ているレイスのドロップヘッドクーペですが、コーンズの工場で展示用に整備していた姿を見て気に入りました。先に登場したクローズドボディのレイスも良いのですが、サイドウィンドゥのデザインがどこかアバンギャルドな印象を持ちました。それに対してこのドーンはかつてのコーニッシュと共通するクラシカルな印象がとても素敵です。最近流行のメタルトップではなくソフトトップなのもグッドです。

ただ問題はこの車をどういうシチュエーションで乗るべきかの判断が難しいところであります。きっとその判断が出来ない私などは買ってはいけない車なのでありましょう。
Posted at 2016/04/01 13:47:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「昨日の小田和正さんの有明アリーナ公演に行って参りました。以前に比べれば公演時間は短くなってはいますが、その歌声は来月78歳のお誕生日を迎えるのが信じられない程に素晴らしいものがありました。」
何シテル?   08/08 08:05
東京は日本橋を中心に活動しております。 趣味としての車は輸入車贔屓で、中でも英国車を好みます。また実用品としての車はトヨタ&レクサスを愛用し、好き嫌いを抜...
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