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大熊猫@のブログ一覧

2016年09月27日 イイね!

BMW740iMスポーツ

先日の続きになります。

さて、自分が乗る車(あくまでプライベート用)の条件は人それぞれですが、私の場合よほどの事が無い限り…

・まずはセダンである事…これは車の基本と考えます。

・後輪駆動…雪が降ったら乗りませんから。

・サイズは幅が1900mm、長さが5100mmを超えない事…都心の機械式駐車場に入れるサイズ。

・車両重量が2㌧を超えない事…パワーがある重量級の車は速いけどつまらないので。

・シリンダー一個あたり500ccを超えない事…理想は6気筒3000cc。余計な税金は個人では払いたく ないでござる。

・出来ればエアサス車が理想…普通は壊れると敬遠されがちですが、それは承知の上です。

ざっと思い浮かぶのはこんな所でありますが、上記の内容を全て満たしている車はなかなか難しく、今のXJ6が全ての要件に合致しているのはかなりレアなケースと言えます。で、今現在必要とはせずとも「現状でこの条件を満たす車はどれかな」と気になる事はしばしばあります。

そんな中で久々にその全てを満たしている車が新しいBMWの740iでありました。

全長5110mm(1cmオーバーしてますがOK)、幅1900mm、高さ1480mmと標準的なFセグメントの寸法です。スタイリングはBMWのサルーンである事が一目で分かるスタイルで、正直それほどの新鮮味はありません。知らない人なら先代と新型を見て判別が付かなくても不思議はありません。


リアも無難に纏まった感じですが、若干腰高な印象があります。

このボディには「カーボンコア」と呼ばれるアルミとスチールのハイブリッドに加えてカーボンファイバーが使用されています。写真で見るとピラー部分とサイドシルの辺りがカーボン製のようですが、それが効いたかこの740iMスポーツで1900kgと2トンを切っています。例えば我が家のXJはフルアルミボディで1600kg台とかなり軽量なのですが、この初期のアルミボディは強度はともかく撓りが少ない為に路面の入力がカキンカキンとストレートに伝わって来る場合があります。そうした意味でサルーンとしての乗り心地だけを見るならスチールハイブリッドもアリかなと思うのです。


今やBMWも伝統のストレート6搭載車種が少なくなりましたが、この740iには直6の3000ccターボで326psが載っていて8速ATと合わせてありました。注目したのは燃料タンクの容量が78Lとこのクラスにしては小さめで、恐らくは燃費の向上による小型化かなと思われます。


エンジンに火を入れると、マセラティ程の自我もなくレクサスほど寡黙でもありませんが、軽く控えめなひと吠えが快音でした。ここはやはりドライバーズカーの血が流れている車であります。


ダークブラウンのシートにはボディカラーのホワイトのパイピングが入っていますが、この感覚はどこかで見た何かに似ています。それはロールスロイスのゴーストですが、やはりロールスロイスを作った経験がこういう部分に生きているような気がします。

走り出してみると、パンチこそ少ないものの旧き良き時代の味を感じます。8段ATも昨今の燃費コンシャスなスルスル走るものと違い、ちゃんとカチッカチッとシフトアップが体感出来る気持ちの良さを持っています。

フットワークも先々代7シリーズとは異なり大変軽快です。決して重さで路面の凹凸を踏みつぶすタイプではなく、路面の入力をトコントコンと軽くいなすタイプのもので、サスがちゃんと仕事をしているのが分かります。BMWもこの代から4輪エアサスで、どことなく我が家のXJを思い出すような味付けにホッとします。タイヤサイズもオプションの前245/40と後275/35の共に20インチですが、オーバーサイズ感は全く感じませんでした。因みにこのMスポーツはノーマルの7シリーズと足回りも同じで、特にMスポーツ専用の足を持っている訳ではないようです。最近では珍しくなった4輪操舵も良い仕事をしています。

この上位モデルの750iにはV8の4.4ツインターボで450psのエンジンが載っています。740iとの重量差は100kgあり、当然ですがこちらのほうが従来的価値観の大型サルーンの味が強く感じます。で、これは個人の好みによる部分が大ですが、BMWに乗りたいのなら740iのショートをオススメします。とにかく外観以上に気合の入ったモデルでして、その原点回帰を一番感じたのがこの740iMスポーツでありました。もし今の現状で自分のプライベートカーを検討するなら、多少没個性な外観に目を瞑ってもこの車を選ぶと思います。


トランクのヒンジは相変わらずパンタグラフ式ではなく普通のものでした。

少し前のBMWは実際に乗ってみてもどこかにレクサスの影みたいなものを感じて「BMWよ何処に行く」という印象を持ちました。しかし今回の7シリーズに乗って、良い意味での旧さみたいなものを持って帰って来たように思います。その一方ではi8のような車も売っているのを見ると、エコなものとマニア向けなものの棲み分けが出来ていて、「環境の為に我慢しなさい」とはならない懐の広さを感じました。

ライバルは圧倒的な強さを誇るSクラスです。それに対して今回はかなり違う切り口で対抗していますが、その気合の入れ様は並々ならないものがありました。ビジュアル的にもこちらに乗っているほうが5歳は若く見えると思うのですが、いかがでしょうか?






Posted at 2016/09/27 16:07:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月22日 イイね!

40年前と今

この記事は、40年前の自分と、現在の僕について書いています。

中学生くらいの頃は「戦後40年」という言葉を聞くと、戦争が終わってからそんなに経つんだという感慨を持った記憶があります。そして今、自分自身が45歳になって振り返ると、40年なんてあっと言う間なんだと感じるようになりました。


以前にもupしましたが、丁度40年くらい前の我が家の愛車です。私が5歳くらいですね。

そして今

また乗る事になろうとは…これも「縁」ですね。




昨日の7シリーズの続きですが、カメラを別の車に忘れちまいました。しばしお待ちを…
Posted at 2016/09/22 17:34:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月21日 イイね!

新しいBMW7シリーズはイイ!

私が今のXJを購入してから、来月で丸10年を迎えます。

実はこの時の愛車候補として当時のBMW7シリーズも勧められておりました。この時は日本橋三越で車を買ったのですが、百貨店ではどのメーカーでも取扱いがあったので当時35歳だった私には比較的若さのあるBMWを勧めてくれたのでしょう。

そして早々に7シリーズの試乗車が我が家にやって来たのですが、ご丁寧にもその時の試乗車が最上級グレードの760iLという12気筒ロングホイールベースモデルでありました。実に素晴らしい動力性能だったのですが、この時の印象はBMWらしからぬどっしりし過ぎの印象が強く、ドライバーズカーとしては???の内容でした。で、結局その翌日にやってきたジャガーXJの試乗車が気に入って購入に至った訳ですが、それ自体は今でも大正解であったように思っております。

それ以来は軽快な走りが身上のBMWの中で、ここ最近の7シリーズだけは異質な存在という印象を持っておりました。これが12気筒モデルではない売れ筋のものであれば多少印象も違ったような気がしますが、Fセグメントの中でもSクラスやレクサスLSに近いドライバーズカーよりカンパニーカー的な括りに入る車という気がしました。

で、何度も申しますが、好むと好まざるとに関わらずFセグメントセダンの絶対的なベンチマークはメルセデスベンツSクラスだと思います。Sクラスの新型が登場すると、必ず他の車に影響を与える何かがあり、ライバル車の影が薄くなる程のインパクトを持っているのはやはり凄い事だと思うのです。

その事はライバルメーカーも充分承知だったと思うのですが、今日一日を共にした新しいBMW7シリーズからは原点回帰というかSクラスの呪縛からの決別というか、現状で最高と思えるドライバーズサルーンに仕上がっておりました。



詳細はまた近日中にお知らせします。
Posted at 2016/09/21 19:10:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月18日 イイね!

部屋とYシャツと私


今やこの曲も聴くと懐かしさを感じるようになりましたが、人によってはこの内容を怖いと感じる男性も多いようで…私的には怖さより「可愛いじゃん」という印象のほうが強いのですが。

で、Yシャツと言えば、私は2年に一度くらいの頻度でYシャツの大人買いをします。それはオーダーであったり既成であったりバラバラですが、どうしてもクリーニングすればある程度の傷みは避けられないので、超高級品はあまり買わないようにしています。


とは言え昔からオーセンティックなものが好みで、やはりバーバリーやブルックスブラザースあたりが多くなります。オーダー品は写真のような襟の白いクレリックが多いのですが、これは襟が擦り切れた時でも交換が効くという理由もあります。普通に考えたら擦り切れたら買い替えなのでしょうが、私は何でも直すという発想が先に出てきます。



襟はややワイドスプレッドで袖口はダブルカフスが基本です。シングルカフスの時はカフリンクは使いません。

そしてこれはクリーニング屋さんの技に頼っているのですが、この襟とカフスの部分はかなり硬くなるように糊を多めに仕上げて頂いております。ここのクリーニング屋さんは所謂チェーン店ではなく、全て手仕上げが基本で、一日着て帰って来ても皺が少なくて驚きます。このお店とはもう10年以上のお付き合いになりますが、こうした手仕上げのお店も東京では減少気味で車で30分掛けて通っています。一枚432円とやや高めではありますが、この仕上がりを見ると激安に感じます。

私は基本的に真夏でもネクタイは外さず、半袖のYシャツも着ません。他の方々はクールビズでOKですが、私自身はそれほど暑い思いをしているとは思わないのでタイドアップと上着着用を心掛けております。それでも半袖を着ると、汗でジャケットの裏地が汚れるので、どんなに暑くても長袖を着用します。が、強い直射日光の下では意外と半袖より長袖のほうが暑くないんですけどね。

今になって思えばこの習慣は中学生くらいの時から続いておりました。何故かガキのくせにYシャツに拘りがあり、よくありがちな青いまでに白い化繊のYシャツを嫌い、綿100のボタンダウンシャツを学校でも着てました。綿100のシャツは洗うと皺になるので、この頃は自分でアイロンまで掛けていた事を思い出します。

この様を見た親は無駄だと言っていましたが、唯一定年間近の先生から「この子は紳士だねぇ」と言われた事がありました。そして親からすれば無駄だった事も、今となっては決して無駄ではなかったように感じています。

私は常に合理的な生き方より、無駄を尊ぶ生き方をしていたいと思うのであります。
Posted at 2016/09/18 19:28:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月07日 イイね!

AstonMartin DB11

「男は見た目じゃない、中身が肝心だ」

かなり昔から言われてきた言葉です。が、私的には子供の頃…それは物心ついた頃から今現在まで「それは違うだろう」と思ってこの歳まで生きてきました。勿論中身が大切である事に異論はありませんが、見た目に気を遣わないような男は何をやらせてもダメだろうと思っております。

なので自分のモノ選びに関しては何事もデザイン>作りの良さ>機能性>>実用性という図式になるのですが、ウチの奥さんのように実用性>機能性=作りの良さ>>デザインという考えの人にはなかなか理解されない部分もあるようです。従って車に関してもステーションワゴン=セダン>>クーペ(ロールスロイスのレイスはアリのようですが)>>>オープン&2シーターとなります。

が、そんな人が唯一認めるスポーツカーがアストンマーチンで、その明確な理由は謎ですがスポーツカー嫌いでも認めさせる何かを持っているのでしょう。で、私も久々に資料まで見たくなった存在が新しく登場したDB11で、その資料が届きました。


厳かなカバーを開けると…

中からカタログが出てきました。



これは心を撃ち抜かれました。文句なしにカッコいいです…

これはもうDB9の後継車ということで、「007」の劇中車DB10の後なので単純にDB11という事のようです。ラピードも含めてこれまでは既存モデルのリファインという印象が強かったのですが、今回は本当に完全新設計という事のようです。


V12の5.2ツインターボという事で6.0NAのアコースティックな味は薄まったとは思いますが、アストンと言えども時代の流れは無視出来ないのでしょうね。


内装も紛れも無くアストンです。この上位モデルのヴァンキッシュの内外装はちょっとエグい感じがしましたが、これはクリーンで上質ですね。


こんなディーラーオプションの写真も掲載されるようになった所に時代の流れを感じます。

さて、今回はまだ登場間もないので現状で一番詳細な資料を頂戴しておりますが、これは是非デモカーが上陸したら試してみたいと思います。最近試乗してみたいと思った車があまり無かったので楽しみであります。

お値段は先日発表されたホンダのNSXとほぼ同じくらいのようですが、ユーザーの嗜好が異なるので優劣は付けられないものの、このDB11からはソウルみたいなものを感じる何かがあるように思います。そうした魂を感じる事の出来る車を探すと、他には最近のフェラーリでもポルシェでもランボルギーニでもなく日産GT-Rくらいしか見当たりません。

同封されていた価格表と睨めっこして電卓をたたいて、色はガンメタでシートはワインレッドとか妄想しているとフッと現実に返り、「こんな車で自分はどこに行くんだろう」とか考える訳です。すると悪魔が耳元で「猫を獣医に連れて行くだけでもいいじゃねえか」と囁き、今度は「そんなものより今は姪っ子さんの車を考えてあげて」と天使が囁いております。

楽しいですなぁ…









Posted at 2016/09/07 07:54:07 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「昨日の小田和正さんの有明アリーナ公演に行って参りました。以前に比べれば公演時間は短くなってはいますが、その歌声は来月78歳のお誕生日を迎えるのが信じられない程に素晴らしいものがありました。」
何シテル?   08/08 08:05
東京は日本橋を中心に活動しております。 趣味としての車は輸入車贔屓で、中でも英国車を好みます。また実用品としての車はトヨタ&レクサスを愛用し、好き嫌いを抜...
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