コンクリートロードのブログ一覧

いつだったか、とある休日の夕食での会話で、長女が月の表面温度について熱く語っていた。
曰く、陽のあたる場所は数百℃、日陰は-300℃にもなる！と。

ん？
マイナス300℃？

そこで私、ついつい口を挟む。
-273℃よりも低い温度は無いよ。

温度とは、原子核の振動度合いによって決まる。
たとえば真っ赤に焼けた鉄の原子核は物凄く激しく振動しているが、氷になっている酸素や水素の原子核は控えめに振動してる。
そして、まったく振動してない状態の温度が、-273℃なのである。
別名、絶対零度という。「０℉」と表記する。

…などと細かい理屈を言っても絶対に聞いてもらえないのは判っていたので、結論だけ言ってみた。

-273℃よりも低い温度は無いよ。
と。

しかし、家族からは烈火のごとき反論が。
曰く、

またそうやって知ったかぶる、
地球上だけの話でしょ、
人間の知らない事なんて山ほどある、
などなど…。

まあ、そうなんだけど…。
と屈してしまう弱い私でございます。

さて、このところ毎週、子供たちの遠征先での試合を見物に出かけている。
中学までは、やれ水だのやれ怪我人だのやれ備品だのやれ弁当だの、と保護者もスタッフの一員のような事をしていたが、高校になるとそれらはマネージャー様様が一手に引き受けてくださるので、純粋に試合見物を楽しめる。有難い、ホントに。

そして今週から、長野県春季高校選手権が始まる。初戦の今日は菅平サニアパークで試合であり、長女の通う高校が出場した。残念ながら負けてしまったが、勝った高校は来週長男の高校と対戦する。楽しみである。

春になって陽気も良くなり、名車を所有する方々はツーリングを楽しんでいらっしゃるようである。
先週、静岡への道中では、アルファロメオ各種、BMWのM3オンリー、ホンダNSX、更にアルファロメオSZオンリーの団体、単独ではジネッタG12、ケイターハム、各種リアエンジン・ポルシェなど。今週もビートル御一行とすれ違った。
私の薄給では所有・維持などとても無理だが、せめて眺められる機会があるだけでも目の保養なり有難い。
子供達の試合を観るほかに、こういった道中での眺めもまた、私のささやかな愉しみである。