インドネシアのよんよん

出張で訪れていたジャカルタ。社用車でインドネシア国有電力会社の本社へ向かう途中、ゼッケン４４番の車に遭遇しました。「おお、同志よ！」なんか嬉しい。と、対向車線を走る同じ水色の車にも４４。いたるところに４４番。実は、４４は乗合タクシーの路線番号を示す番号。ちょうど走っていた道路がこのタクシーの路線だったのですね。タイのソンテウみたいなものなのです。

４という数字は、日本では忌み嫌われることの多い数字ですが、私のラッキーナンバー。天性のアマノジャクな性格から、正統派路線を歩むことに抵抗を感じる。車はトヨタでもホンダでもなく（主に）マツダを選んだ。バイクはホンダを選ばずスズキで３代。ゼッケンも誰も選びそうも無い４４を選んだ。皆がロガーを使って走りを解析しているのを見ると、本能と直感だけで上位を勝ち取ろうと思う。

しかしながら、これだけは踏み外さないのは「走りに王道無し」ということ。理屈をこねる前に走り込む。幾百、幾千という周回が、基礎技量を高めてゆく。いつか突然壁を超え次の高みへと登る瞬間が訪れる。トップアスリートと同じこと。これだけは正統派でゆきたいと思います。