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(Green)^2の愛車 [プジョー 306 (ハッチバック)]

整備手帳

作業日:2023年2月26日

エアコン風量調整ノブのダイヤル修理

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
思い起こせば、
-エアコンの風量調整ができなくなって、早1年近く
-風量調整ノブのダイヤルが壊れていることに気が付いてから、早4ヶ月
-ダイヤルの修理用品を買ってから、早3ヶ月
時間が経つのは本当に早いですね。

2月も後半になり、日差しが強くなってきて、いよいよ車内が熱くなりそうな気配が…
このままでは、大蔵大臣が車に乗ってくれないのは明らかなので、重い腰を上げて風量調整ノブのダイヤルを修理することにします。

<折れたダイヤルのシャフト>
2
ダイヤルはアクリル製のようです。
折れたシャフトをアクリル板の接着剤でくっつければ事足りる気もしますが、ねじれ方向に掛かる力に対して、一工夫します。

<ステンレス線とドリル>
今回、ステンレス線(0.5mm)とドリル(0.7mm)を用意しました。

シャフトを折れにくくするため、ステンレス線で補強する算段です。
3
それでは作業を始めます。

<ダイヤル穴あけ>
ダイヤルを万力に挟み、ドリル(0.7mm)を付けたピンバイスで、折れたシャフトの断面に穴(2ヶ所)を開けます。
4
<穴を開けたダイヤル>
開ける位置は特に気にせず、深さを8mm程にしました。

加工性は抜群で、ピンバイスでも軽く穴を開けられました。
5
<ステンレス線切断>
次にニッパーでステンレス線を15mm程の長さに、2本切り出します。
6
<ステンレス線仮組>
ダイヤルの穴に、切ったステンレス線を差し込んでみました。

片側の穴が、少し傾いてしまっているようです。
手作業で、垂直の穴を開けるのは難しい…
7
そして、シャフトにも穴を開けますが、こちらは、ダイヤルに開けた穴の位置に合わせる必要があります。

穴の位置を合わせるために、インクを転写する方法を試してみました。
1. ダイヤルの断面にケスペタ(個人情報保護のり)を塗り、シャフトをくっつける→うまく穴位置が写されず

<ステンレス線にケスペタ塗布>
2 .ステンレス線の上にケスペタを塗り、それをシャフトにくっつける
8
<穴の位置を写したシャフト>
こんな感じで穴の位置を写せました。

写す際にダイヤルとシャフトの軸が出ている訳ではないので、あくまでも目安でしかありませんが、無いよりはましということで…
9
<シャフト穴あけ>
シャフトを万力に挟み、ドリル(0.7mm)を付けたピンバイスで、8項で印を付けた位置に深さ8mm程の穴を開けます。
10
<ステンレス線接着>
ステンレス線に瞬間接着剤を付けて、シャフトの穴に接着します。
11
<シャフト仮組>
シャフトをダイヤルに仮組みすると、想像より良い感じになりました。

ステンレス線とドリルの穴に余裕を持たせていたことが、功を奏したのだと思います。
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<シャフト接着>
あとは、シャフトとダイヤルを接着します。

瞬間接着剤を使うと、直ぐに次の作業に入れるので、本当に便利ですね。
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<修理したダイヤル1>
こんな感じで仕上がりました。

ステンレス線を2本入れたので、ねじれる方向に力が掛かっても簡単には折れないはず。
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<修理したダイヤル2>
なんて、しっかりと接着することだけに集中していたら、シャフトが曲がっていることに気が付きました。
ダイヤルは軸を中心に回転するものなので、基板の中で引っ掛かって回転しなくなる恐れが…(本末転倒)

結局、基板側も精度は高くなかったようで、振れている(曲がっている)部分を削ったら、問題なく使うことができました。
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それでは、修理したダイヤルをエアコンのコントロールパネルに取り付けます。

まずはフェイスプレートとエアコンのコントロールパネル(アクリル板の部分)を外します。
フェイスプレートは、熱害で崩壊寸前なので、細心の注意を払いながら、取り外します。

(フェイスプレートの外し方は、整備手帳「エアコン風量調整できず1」をご覧ください。)
https://minkara.carview.co.jp/userid/563851/car/621240/7064248/note.aspx

(コントロールパネルのアクリル板の外しかたは、整備手帳「エアコン風量調整できず3」をご覧ください。)
https://minkara.carview.co.jp/userid/563851/car/621240/7211488/note.aspx
16
<コントロールパネルのアクリル板外し>
コントロールパネルのアクリル板を外そうとしたところ…

「ポロッ、カラカラ…」
エアコンスイッチ側のスプリングがフェイシャルパネルを外した部分から、ダッシュボードの中へ消えていったのでした。
17
<スイッチとスプリング>
スプリングを飛ばさないように注意していたのですが、まさかダッシュボードの中に落ちるとは…(涙)

懐中電灯で照らしながら10分程ダッシュボードの中を探しましたが、見つからず。
本当に何やってるんですかね…

とりあえず、スプリングはなくても使えるようなので、別の機会に形の似たスプリングを準備・取り付けようと思います。
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それでは、気を取り直して、作業を進めます。

<ダイヤル取付>
ダイヤルをパネルに押し込み、取り付けます。
19
<潤滑剤塗布>
板ばねやその周りに付いている潤滑剤を、ダイヤルと板ばねが触れる部分に塗ります。
20
<板ばね取付>
ラジオペンチで、板ばねをダイヤルの溝に合わせて取り付けます。
21
<コントロールパネルのアクリル板取付>
あとは、
1. スイッチ(2ヶ所)
2. ダイヤルのシャフトの位置(3ヶ所)
に注意しながら、コントロールパネルのアクリル板を取り付けます。
22
<風量調整ノブ>
風量調整ノブを回すと、抵抗なく小気味よく回り、風量も問題なく調整できるようになりました。

良かった。

外した部品を元に戻して、終了と行きたかったのですが…
23
<時計の締付部破損>
今回の作業中、新たに、時計・外気温計のねじの締め付け部が壊れました。

車は問題なく走りますが、こういうところが軒並み寿命を迎えています。
もう新品を手に入れられないと思うので、頭痛の種です。
24
今回の費用:
ドリル(0.7mm) 三菱マテリアル 鉄工用ドリル / BSDD0070 659円
ステンレス線(0.5mm×300mm) 光モール / 1409 131円
(他の材料・工具は持っているものを使用)
合計 790円

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「@端っこのプジョー→B4 さん、こんばんは 不調の原因が分かって良かったですね これで、安心して乗れますね」
何シテル?   01/05 23:04
2008年よりプジョー306に乗っています。
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