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イイね!
2016年09月22日

燃料タンクの亜鉛メッキ

燃料タンクの亜鉛メッキ 貧乏レストアラーとしましては、

いかに費用対効果の良い作業をするかがとても重要なポイントなんです





このところ取り組んでいる燃料タンクの錆取り作業

日曜日から丸4日間、塩酸を満たしたまま錆取りしたのですが、


本日、塩酸溶液を抜いて水洗い後内部を見てみると・・・







4日間もの間塩酸に浸したのに何となく錆びっぽい感じ~

というのも、塩酸での錆取りの場合、抜き取り後すぐにまた錆びが出てくるそうなので、水洗中にもう錆びが発生した可能性もあります


それを防止するには、内部をコーティングするしかありません




しかし、貧乏レストアラーなので、高価なコーティング剤は使用したくないし、

50リットルのタンクだと、単車のタンクと違って使用量も半端じゃないので、新品タンクを買うのと変わらなくなってしまう(笑)



ということで、webサイトをうろついていて見つけました!


タンク内部をトイレ洗剤で亜鉛メッキする必殺技を~


DIYで亜鉛メッキをやってしまうという凄い技です



見よう見真似でやってみることにしました



水洗のため一旦抜き出した塩酸溶液をまた、燃料タンクに戻します





準備作業は、電気メッキ必須のアノード(プラス電極)側の金属である

亜鉛板



ですが、先達諸氏は   

意外にも  

マンガン乾電池

から入手していました



なるほど、これなら簡単に手に入る(^^)







なんたって、100円ショップで3個も買えるんですから




乾電池を2個分解して亜鉛板を取り出し展開して2枚を繋いでみました

しかし、タンク内に吊るすために折りたたんで縦長にしないと入らない(笑)

インレットパイプにセットして、亜鉛板にプラス側電極のワニ口を接続します

ショートサーキット(短絡)させないために亜鉛板とワニ口付近はプラスチック部品で絶縁しておきました


マイナス側は、サブパイプに直接ワニ口を咬ませました



電源は単1電池2個を直列にすれば十分とのことでしたのでそのとおりにしました

良く見ると泡立っていますが、webサイトで記載されているような泡が吹き出す程は反応していません

タンクが大きすぎて電気抵抗が大き過ぎるのかも知れません




そのまま、約2時間放置し、電圧を確認するとほとんど放電状態

確認のため、亜鉛板を取り出して確認すると、確かに反応して薄くなってはいるものの

大して減っていません




こんな風にチマチマやっていると日が暮れてしまうので(笑)

手っ取り早く結果を出すために

クルマのバッテリーを繋いでみました






すると、・・・・・いきなりもの凄い反応!!

泡が次々と溢れて来て止まりません

こりゃ凄い化学反応だ~
(配線がゴチャゴチャしているのは無視してください 電流が半端じゃないと思われたのでグラウンド(接地)場所を増やしたためこんなになっちゃいました)


・・・で、約20分

泡の出方が少なくなったので、バッテリー電圧を計測してみると

なんと11ボルトちょっとしかない!


しまった、過放電させちまった!





でも、そのおかげで亜鉛板もこんなになるくらい化学反応は進んだようです(笑)



バッテリーを外して配線を外してから塩酸溶液を抜き出し

本日2度目のタンク内部の水洗




さて、肝心なタンク内部の状況はといいますと







十分満足できる結果です(^^)




なんたって、塩酸を注入する前はこの状態ですから



それを考えれば上出来です



費用対効果抜群ですね

これで、2000円も掛かっていないのですから(爆)







あとは、メッキの効果がどれほど持続するかですけどね~










では、また~
ブログ一覧 | レストア | クルマ
Posted at 2016/09/22 22:55:07

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この記事へのコメント

2016年9月22日 23:05
PORではなく、亜鉛メッキですか!?

こちらは、青空整備場なので、猛暑が過ぎても雨ばかりで、何もできません。
コメントへの返答
2016年9月22日 23:48
はいPOR系は高価過ぎて費用対効果が私向きではありません(笑)

今日は逆に肌寒くて、長袖ジャケット着てました

本当によく雨が降りますね

カローラが保管してある倉庫は地面が湿気ってグチャグチャしてます

今週末は久々に晴れ間が出そうですから、頑張ってね(^-^)/
2016年9月22日 23:22
こんばんは

金はかかってませんが時間は充分かかってますね

暇に任せての作業だから

まあ いいか!!
コメントへの返答
2016年9月22日 23:52
こんばんは

確かに時間はしっかりかかってますね

今日も1日居てこれだけですから〜(笑)

結果が出ただけでも儲けもの(^ ^)
2016年9月23日 0:54
スバラシイ(^^)
効果があれば最高ですね〜。

あの泡は火気厳禁ですね(笑)
コメントへの返答
2016年9月23日 5:53
綺麗になった!

と自己満足してます(^ ^)

火気厳禁、風通しの良いところ限定ですね〜

あとは持続性、耐久性(笑)

工業用メッキでは、この後クロメート処理という工程がありそれをしないと耐久性が無いそうです
素人に六価クロムは不可能!(笑)
2016年9月23日 7:28
久々に目から鱗な作業でした((((;゚Д゚)))))))

色んなブツに応用が利きそうですね♪( ´▽`)
コメントへの返答
2016年9月23日 12:03
結構盲点ですよね

既にパーツのメッキに流用している方もいらっしゃいますが、↑のとおりクロメート処理しないと、摩擦で簡単に禿げてしまうようです

ハードな使用には適しませんが、銅メッキなんかしたパーツなんて目立ちますよね〜(^_^)

2016年9月23日 7:57
おはようございます。

こんな方法があるんですね~
しかし、相当綺麗になりましたね!
コメントへの返答
2016年9月23日 12:04
こんにちは〜

偶然発見したのですが、

結果は良好で、大満足です(^_^)
2016年9月23日 8:23
おはようございます

メッキの斑ができるのではと思ったのですが
接地ポイントを増やしたのが良かったので
しょうか・・・大成功ですね


コメントへの返答
2016年9月23日 12:08
こんにちは〜

トタン板の模様は、ドブ漬けによる結晶模様だそうです

電気メッキは、泡によるブツブツ模様が出るようですが、下地処理がしてないので関係ありませ〜ん(^_^)

久々の大成功でした(笑)
2016年10月1日 8:01
何かよく解らないけど、スッゲー。

電気が怖い私には神業にも思えます。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。
コメントへの返答
2016年10月1日 8:24
コメントありがとうございます

この時点では有頂天でしたが、

防錆措置せずに3日間放置した結果、また、錆が再発してしまいました(笑)

やはり素人の聞きかじり作業では、こんなものでしょうね〜

反省してます(-_-)

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「[整備] #カローラ ディストリビュータ清掃 http://minkara.carview.co.jp/userid/570527/car/492035/4042047/note.aspx
何シテル?   12/25 13:03
約半世紀の間運転してきた爺いです。 「気にいった車に長く乗る」スタイルなので、乗り継いだ車は決して多くありません。 定年退職後 新車から所有していたもの...
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