ありがとう

今朝、実家で飼っていた猫が死にました。
名前はみや。
僕が小学一年のとき拾われてきた猫。

死因は夏バテの影響による栄養失調でした。



今年の夏は、北海道とは思えないほどの猛暑日続き。
毛むくじゃらの君にとってはエアコンの無い家の中はつらかったのかもしれないね。



昨日、父親から電話をもらい急いで実家に帰宅。

トラックに轢かれたって、戸棚に首輪が引っ掛かって首吊り状態になったって生きていた、生命力の塊みたいなお前のことだから今回も大したことないと思ってた。


実家に帰って君を見て驚いたよ。


エサも大好きなチーズも水さえも口にしなくなってガリガリに痩せちゃって、立ち上がることもできなくなって、鳴くことさえできなくて


そんな君を見て僕は久々に泣いちゃったよ。


物を食べなくなって3週間。一昨日からは水も口にしてなかったみたい。
しばらくは動物病院で貰った薬で栄養を摂ってたみたいだけど、それすらしなくなって。

もう内臓器官が弱って食べるのも辛かったのかもしれないね。



だび重なる痙攣

苦しかったね。俺もすごくすごく苦しかったよ。


どんどん君の体が冷たくなって
今にも逝ってしまいそうなのに

君は、足をバタつかせて必死に生きようとしていたね。


それ見てまた泣いちまったよ。


立ち上がろうと、一生懸命力を入れてもすぐに倒れこんでしまって。

俺は「頑張れ」って口では言うんだけど、本当はもう「頑張らないで」「無理しないで」って気持ちだったかもしれない。


でも、君は生きることを諦めなかったから応援しないといけないと思った。


18時くらいに大きな発作があって、いつ死んでもおかしくなかった。
でも1時をまわっても君は気力だけで必死に生きていた。

家族で交代で看病することにして、1時に母と交代。
僕は君のことを心配しながら眠りについた。


朝、起きたら君はもう逝ってしまってた。
母がうたた寝してしまっている間に、眠るように。穏やかに。

体は硬く、冷たくなって


最後に、また涙があふれてきて。



お前は、人に見られるのが嫌いな子だったから一人で逝きたかったのかな？



よく頑張りました。
最後の最後までお前は本当によく頑張りました。
ゆっくり天国でおいしい魚やチーズを食べて休んでくれ。
長い間、一緒に居てくれてありがとう。