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2025年02月22日

高級スターレット。

高級スターレット。
レビュー情報
メーカー/モデル名 トヨタ / GRヤリス RZ_4WD(iMT_1.6) (2024年)
乗車人数 1人
使用目的 レジャー
乗車形式 レンタカー
総合評価
おすすめ度
5
満足している点
フルタイム4WD、1.6Lターボ、6速MTとスペックを見ただけでも心が躍ります。
直3エンジンに対するネガティブなイメージも、走らせてみれば不揃いな振動は抑えられているし、低速トルクもあって非常に乗りやすくてスポーツエンジンの一方で一般ユーザーの乗りやすさが良く考慮されています。プシュプシュいってとにかく楽しい!
アクセルを踏み込めば圧倒的な加速、マニュアルシフトで自ら制御し、四駆が安定感を支える・・・夢のようなクルマですね。






表示を切り替えられる液晶メーター。
液晶メーターはあまり好みではありませんでしたが、これは良く出来ていて、表示を3セグメントに分けて自由に組み合わせることができる優れもの。
フラットなパネルを設置して見えにくい車種が多い一方、メーターフードが付いていて視認性も考慮されているのが○
強いて言えば速度計もアナログ針のように表示できればなお良し。



これで日本中を走ったら楽しいんだろうなぁ
不満な点
シートベルトの高さ調整機能がありません。
どうして・・・と思ったら、もしかして4点式ベルトを想定してるからでしょうか?


あと、ディスプレイオーディオの音量調整がダメでした。
スマホとの相性なのか色々試しても微調整できず、いきなり音量が大きくなってしまいました。


また、後方視界は良好とは言えません。
車体後半を絞った形状が影響し、特に上下方向が狭いので後方から来る車両が気づきにくい気がします。ただその辺りはトヨタも分かっているようで、ドアミラーで視界を補っているんですね。
せめてリアワイパーは付けて欲しかったかな(^^;)

そして最大の欠点は・・・欲しくても買えないことでしょうね。
総評
かつては沢山あったターボ・四駆・MTの国産車。


3ドアハッチのターボ車というと、先祖にあたるスターレットターボの現代版という気もします。


ボンネット内のturboエンブレムも共通点。

HVを中心とした静かで快適なラインナップの一方で、こういうおバカ(誉め言葉)なクルマを販売できるのもトヨタの余裕といえるかもしれません。
よくぞ出してくれた!と拍手を送りたい素晴らしい一台。
現行車種で1番欲しくて、現実的な選択肢です。


お借りしたトヨタレンタカーでの稼働率は平日休日問わず好評なようで、登録から8か月で32,000kmを走行していました。
「クルマの楽しさ」を広める貢献度は相当なものでしょう。
興味のある方は是非乗ってみてください。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 4

GRヤリス専用の3ドアボディー。
全長3995mm・全幅1805mmは、日本仕様の5ドアと比較して45mm短く、110mmワイドというプロポーション。
昔のパルサーGTI-RやファミリアGT-Rのような特別感に溢れるスタイリングです。
最近はスポーツモデルが高級路線を行っているためか、メッキや赤のラインなどの加飾の多いモデルが目立つ一方、GRヤリスはシンプル路線で好感が持てます。もちろん、販売価格やモータースポーツ時の修理費を抑えるという目的もありますね。


カーボンルーフはボディーカラーを黒にすると目立ちにくいですね。ちなみにフィルムです。
車体色は白・パール・シルバー・黒・赤から選べますが、僕が選ぶなら白かなぁ。


このフェンダーの盛り上がり具合!
225/40ZR18のタイヤを収めるためのデザインですね。


ドアミラーからはこんな感じでリアフェンダーが見える。

室内幅に対して1800mmを超える全幅によって、車幅感覚は掴みにくいです。
サイドミラーも使いながら車線の中央を維持するよう心掛けないと慣れるまで左右どちらかに寄りがち。これがこれまで借りてきた5ナンバーヤリスとの大きな違いですね。
レンタカー会社によっては車両感覚に不慣れな人の貸出しを遠慮する通知が書かれているのも納得です。


MCで大きく変わったテールランプ周りのデザイン。
ルーフ後端がかなり絞られているのが分かります。


標準車と異なる特別なサッシュレスドアを採用!
気密性を高める為、ドア開閉に連動してガラスが上下するようになっています。


内張りはシンプル。
長いドアは狭い駐車場で若干不便さを感じるかもしれませんが、一方で側方の視界がとても良く取れてるメリットがあります。


後期型になり、標準車とデザインを一気に差別化したインパネになりました。
モータースポーツを意識した今では珍しい運転席に向いた操作系。
手引きサイドブレーキや物理スイッチ・ダイヤルが残っているのもグッド。


RZとRCに付くスポーツシート。
純正品らしく、ちゃんとシートリフターが付いているのが偉い。
前期比でシートポジションを下げるようになっていますが、一方でどんな体格の人でも合わせやすいように調整幅がシート・ステアリングにある点には乗用車としての配慮を感じますし、実際僕も目一杯下げているわけではなくリフターであげたりして見やすい視界まで合わせて乗りました。
走行性能
☆☆☆☆☆ 5

304PSを発揮する1.6LターボのG16E-GTSエンジン、フルタイム4WDシステムのGR-FOUR、6速MT。
このクルマの存在意義はメカニズムにあります。
HVやEVなど電気じかけのクルマが多く、なおHVで先頭を行くトヨタらしからぬメカメカしいクルマ。
モリゾーさんはホントにクルマ好きなんですね(´ω`)
普通に公道を走るだけで楽しい。
クルマとドライバーの一体感というか、FR車を始めとしたナチュラルな楽しさよりも「人間が機械を制御している」感覚が強いです。
クラッチも乗っているR34セダンよりずっと重く加速は当然のごとく鋭い。
そして恐ろしくスピードが出るので、速度超過には十分気を付けないといけません。車重1.3トンに304PSですので馬鹿みたいに速いです(誉め言葉)
体感速度より20km/hは多く出ている感覚があり、加速も一瞬ですので他車に迷惑を掛けないように・・・。
パフォーマンスに関しては自分の運転スタイルでは完全にオーバースペックです。


GR-FOURはノーマル・グラベル・トラックとトルク配分を切り替えられますが、晴天の一般道と高速道のドライブでは違いが分からず。前輪60:後輪40のノーマルで十分です。


メータの表示を切り替えると4WDのトルク配分が見えるのはe-fourと同様。見ていて楽しい。
特に発進時はフロント寄りしっかりトルクが掛かり、安定したまま加速します。


iMTですが、何度もオンオフを切り替えて試したものの「まあオモチャ程度かな?」といった感じ。
シフトを入れた際に自動的に回転数を制御して滑らかに加減速できるそうですが、普段そんなモノが付いていないMT車に乗っている人間からすれば当たり前にしている事なので大して役に立つ印象は無く。


ダブルウィッシュボーン式のリアサスペンション。


標準車もガソリン・HV共に4WD仕様はリアサスペンションがダブルウィッシュボーンになりますが、GRヤリスとはまた形状が異なるようで。


「走る・曲がる・止まる」どの性能をとっても文句なし。庶民が購入でき、必要に応じてカスタイマイズできる幅を持っている点では、最早これ以上に優れた現行車両は無いと思われます。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 3

RZとRZハイパフォーマンスは225/40R18タイヤを標準装着しており、乗り心地ははっきり硬め。
レンタカーでは3万キロ走行時点でフロントが純正装着のダンロップ SP SPORT MAXX 050、リアがヨコハマADVAN FLEVAになっていました。ロードノイズは大きかったですね。
これも自分が乗るならRCの17インチで十分な気がします。


なぜかメーカーオプションのコンフォートパッケージが組まれており、JBLのスピーカーシステムも付いてきました。
慣れないBluetooth接続で音楽を鳴らしてみると、かなり低音が強調された音でちょっと演出過多な感じ。そしてボリューム調整がしにくい!
あとエンジン音をスピーカーから出すアクティブサウンドコントロールがセットオプション装着されていました。これは速度や回転数に合わせてエンジン音を強調するんですが、とにかく”うっさい”だけなのでカットですw


荷室下にはバッテリー。
トラクション改善のためか?と思いつつ、そもそもエンジンルームが狭すぎて入らなかった説もありますね。
いずれにせよ、エンジンルーム・室内・荷室とトニカク色々なものが詰まっており、車体の補強もあってガッチガチの剛性感があります。標準車のヤリスとは全然違いますね。


とはいえ、さすがはトヨタの市販車といえるのがチューニングカー的な我慢を強いられる不快感が無く、高級なスピーカーが付いていたりオートエアコンやスマートキーが付いてるなど快適装備に抜かりが無い点ですね。
実際、普段使いでも問題ないでしょう。
今回の約300kmのドライブも快適でした。
積載性
☆☆☆☆☆ 3

3ドアボディと割り切っておきながら、傾斜したリアゲートのおかげで意外にフロアは実用的な荷室。
ペラッペラのトノカバーも付いてきます。


もし自分が乗るとしたら気になっていた「スキー板が車内に載せられるか」という点ですが、160cmの板であれば自分のドライビングポジションで斜めに積載が可能、かつリアシートが1席使えるという事が判明。
でも、スキーキャリア付けた姿も格好良さそうですよね。


積載性とは直接関係ないですが、リアシートの居住性も。ちゃんと座れます!


海外のレビュー動画では頭が当たってしまって苦痛というコメントもありましたが、身長164cmの僕なら十分でした()。
リアシートを倒して車中泊もできると思う(^^;)


座るなという意思表示の窪み。シビックタイプRはドリンクホルダーになってましたが、どちらにせよシートベルトは付いていないので絶対に座っちゃダメ。
燃費
☆☆☆☆☆ 4

288kmを走って燃費は14.5km/L。
こんなもんかぁ?と思ってカタログを見直したらなんとWLTCモードで12.4km/Lではありませんか!
価格
☆☆☆☆☆ 5

一番下のRCのMT車で349万円から。
コストパフォーマンス抜群です。
買える人は是非乗ったほうが良いです。
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Posted at 2025/02/22 11:51:42

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