
我がゴン汰の足車になるはずだった
ドイツのちんちくりんカー「ゴッゴモビル」。
スリーピングビューティーよろしく
うん十年眠っていたので
さぞかしお目覚めもご機嫌麗しい事でしょう(笑)。
倉庫から出してきてもらって今は事務所で
座敷犬ならぬ、「座敷車」となって
ちんまり飾られております。
ゴッゴモビルとは。
全長2900mm、ミニの陰にひっそり隠れる長さ、
幅1260mm、車高1310mm、空冷245cc2ストロークエンジン搭載の RR車です。
一応4速あるんだよ。ホイールベースは1800㎜だよ。
今はミクロカーの部類だけど、発売当初はこれがスタンダードサイズ!
ドイツの男性が4人乗っても動くんだよ(笑)。
重量約400kgで頑張れば17馬力!
自分も足して18馬力!
凄いじゃないですか。
だって18頭立ての馬車なんてないもん。
そもそもゴッゴモビルには私のスタイルの「リムジン」、
「クーペ」
「トランスポーター」
「ピックアップ」
オープンカーの「ダート」があります。
ハンスおじいちゃんが、お孫さんのゴッゴちゃんの為に作った車が
ゴッゴモビル=ゴッゴちゃんの車、これが名前の由来。
自分の名前がついているなんて、小粋じゃないですか!
以下、インターナショナルクラブの会長さんのご本による解説となります。
びっくりしちゃったよ、ドイツでポチった本の作者に Uwe Gusenさんって
さっきまでメールしてた会長さんの名前があるんだもん(笑)。
元々農耕具の種まき機を作っては修理していたハンス・グラース社。
ドイツの農民の味方でした!
その後「あるある物語」バイクの生産を始め、
今見るとなかなかかっこいいスタイルの2輪車を生産してみるもふるわず
4輪車を作ってみた所・・・
戦後の復興期に重なり、人々がこぞって買い求め、なんと生産開始の
1955年からBMWに買収されて生産が終わった1966年6月30日までに
21万台あまりのリムジン型を生産しました。
途中、スライドガラスだった窓が上下になったり
スーサイドドアの後ろヒンジが前になったりと
小さなモデルチェンジが2度ほど行われました。
私のゴッゴモビルは今のところビンテージがわからないのですが
ヒンジが前についているので1964年のモデルチェンジ後というのが判明しています。
車体ナンバーの刻印場所をインターナショナルクラブに問い合わせています。
これがわかれば、もしかしたら正しい生産年がわかるのではないでしょうか。
ちなみに、5種類全部の生産台数30万台以上あるのですが
インターナショナルクラブでの登録数は
グラース社、その後のBMW社合わせてわずか900台とな!
そして日本の登録は私が第一号となるでしょう。
その為にも早くビンテージを知りたいものですね。
こんな車を買ってしまったら後が大変・・・というのは
旧車に乗る人なら誰でも不安に思う事。
しかーし!
ゴッゴモビルなら大丈夫!
多分!
なんたって豪華なパーツリストが存在し、T250から後期に出たちょい大き目
T400までエンジンから何からちゃんと揃うのであります。
そう、
在庫があれば。
そして前述のインターナショナルクラブでも、部品の斡旋を行っており
一応、2か所からの供給があるので心強い限り。
フロアマットだって天井だってあるんだよ♪
ただし、
在庫があれば。
加えてお願いしている車屋さん、社長はアイデアマンですから。
「パーツ在庫がないなら作ればいいじゃない」
漢マリー=アントワネット!
私は安心して仕上がるのを待っていれば良いだけなのです。
miniも月内には納車予定だし、1台あればとりあえず急ぐ必要はありません。
ゆっくり作ってもらいましょう、消費税が10%になる前までに来ればいいな。
エラン??
そうですね、いつか戻ってくるでしょう(笑)。
年内は・・・無理かな~。
「あわてる乞食は貰いが少ない」、このことわざを胸に、日々過ごしております。
Posted at 2012/11/24 10:36:03 | |
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